暑い日の保育園や幼稚園の送迎、買い物などに便利な子乗せ自転車。一方で、子どもは自転車をこいでいる大人ほど風を受けないため、チャイルドシートに座っている間に体へ熱がこもりやすくなります。

実際に、子乗せ自転車を利用する人からは、夏の暑さに関するさまざまな「ヒヤリ」とした体験が寄せられました。暑い日に子どもを自転車に乗せる際の注意点と、暑さ対策に役立つ商品を紹介します。

  • ※画像はイメージです。(PIXTA)

    ※画像はイメージです。(PIXTA)

暑い時期の子乗せ自転車で経験した「ヒヤリハット」

子育て経験のあるマイナビニュース会員163名に、「暑い時期にお子さんを乗せて自転車を使用する時に、“ヒヤリ”とした経験はありますか?」というアンケートを実施したところ、140名が「ある」と回答。子どもの熱中症やチャイルドシートの熱さに関する声が多く寄せられました。

暑さでぐったりしていた

漕ぐことはないから、そこまで暑くはないだろうと思っていたら、汗でびしょびしょになっていたこと。(40代・男性)

日差しが強い時に30分程度、移動していたら子供が熱中症になりかけた。(40代・男性)

遮光機能のない座席カバーを使っていたのだが、目的地について子どもをおろそうとしたら顔が赤く、体が熱かったこと。(30代・女性)

暑くてぐったりしていた。(40代・女性)

日差しが強い日や湿度の高い日は、短時間の移動でも熱中症になる可能性があります。子どもの顔が赤い、体が熱い、汗を大量にかいている、ぐったりしているなどの変化が見られたら、すぐに涼しい場所へ移動させましょう。

後ろ乗せで、子どもの異変に気づけなかった

後ろに乗っている子どもの様子がわからず、軽い熱中症になりかけていた。(40代・女性)

子どもの顔が見えず、暑がっていることに気が付かなかった。(40代・男性)

後ろ乗せのチャイルドシートは、走行中に子どもの表情や顔色を確認しにくいのが難点です。子どもが静かにしていても、快適に過ごしているとは限りません。熱中症が心配な日は、こまめに様子を確認することが大切です。

日差しでシートが熱くなっていた

駐輪していて子どものシートが日光で熱くなっているのに気づかず、子どもを乗せてしまった。

子ども乗せシートの表面が日射でものすごく熱くなってしまっていた。(40代・男性)

座るところがかなり熱くなってる。(30代・女性)

屋外に駐輪していた自転車は、座面や背もたれ、足を置く部分などが熱くなっていることがあります。子どもを乗せる前に大人の手で触ってみて確認しましょう。

保護者自身の疲労も危険に

暑くて疲れてしまい、自転車がふらついて倒れそうになった。(30代・女性)

夏は暑さやだるさで運転の集中力が欠けたり、判断力が低下することがあります。(30代・男性)

暑さは子どもだけでなく、運転する保護者の体力や集中力にも影響します。子どもの熱中症対策に加えて、保護者自身が無理なく運転できるかどうかも、出発前に判断しましょう。

出発前・走行中・到着後のチェックリスト

  • ※画像はイメージです。(PIXTA)

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出発前に確認すること

  • 天気予報や気温、湿度を確認する
  • 熱中症警戒アラートや暑さ指数(WBGT)を確認する
  • 子どもの体調や機嫌、食欲を確認する
  • 座面、背もたれ、足置き、バックルが熱くなっていないか触る
  • 日よけやカバーで熱がこもっていないか確認する
  • 飲み物をすぐ取り出せる場所に用意する
  • ヘルメットとシートベルトを正しく装着する
  • 保護者自身に疲れや体調不良がないか確認する
  • 暑さが厳しい場合は、自転車以外の移動手段も検討する

特に、屋外に駐輪していた自転車は、シートや金具が想像以上に熱くなっていることがあります。子どもを乗せる前に、座面や背もたれだけでなく、足を置く部分やベルトのバックルなども確認しましょう。

走行中に確認すること

  • 安全な場所に停車して、子どもの顔色や汗を確認する
  • 後ろ乗せの場合は、一定距離ごとに子どもの様子を確認する
  • 子どもが暑い、気持ち悪い、だるいなどと訴えていないか聞く
  • カバーの中に熱や湿気がこもっていないか確認する
  • 子どもが眠っている場合も、呼びかけへの反応を確認する
  • 水分を少量ずつこまめに与える
  • 保護者自身が疲れたり、めまいを感じたりしたらすぐに停車する
  • 無理に目的地まで走り続けない

子どもが静かにしているときも、眠っているのか、暑さでぐったりしているのかを確認しましょう。特に、呼びかけても反応が鈍い、顔色が悪い、体が熱いといった場合は注意が必要です。

  • ※画像はイメージです。(PIXTA)

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到着後に確認すること

  • できるだけ早くヘルメットを外す
  • 涼しい屋内や日陰に移動する
  • 顔色、汗、体の熱さを確認する
  • 呼びかけに普段どおり反応するか確認する
  • 水分を与える
  • 自転車に子どもを乗せたまま、その場を離れない

意識がもうろうとしている、呼びかけへの反応がおかしい、自力で水分を飲めない、けいれんしているといった場合は、無理に水分を飲ませず、すぐに救急車を呼びましょう。

夏の子乗せ自転車に役立つ対策商品4選

1. OGK技研「ルーフエア リヤチャイルドシート用サンシェード」(10,890円)

後ろ乗せチャイルドシート用のサンシェードです。遮光率99.99%、UVカットUPF50+で強い日差しを遮り、子どもを直射日光から守ります。

メッシュ構造による通気設計で、空気がこもりにくいよう配慮されています。チャイルドシートメーカーであるOGK技研による専用設計。

2. OGK技研「フロントチャイルドシート用サンシェード」(3,135円)

前乗せチャイルドシート用のサンシェードです。強い日差しから子どもを守りながら、使わないときはクルッと簡単に収納できます。

ハンドル一体型のチャイルドシートにも取り付け可能。運転中の保護者の視界を妨げにくいのもうれしいポイントです。

3. BICYCOVER「子供のせシートカバー」(2,980円)

チャイルドシート部分をカバーする商品です。前側座席、後ろ側座席のどちらにも使用可能。

使用しないときはコンパクトに収納できるので、駐輪中に座面や背もたれへ日差しが当たるのを抑えたいときに便利です。素材には、BICYCOVER自転車カバーと同等の耐久性を持つ420Dリップストップナイロン生地を採用しています。

4. LULLAIR Ride(ラルエア ライド)「自転車チャイルドシート用 ファンシート」(13,500円)

後ろ乗せチャイルドシート向けの、ファン付きシートです。一般的な樹脂製チャイルドシートに対応し、頭、首、背中まわりに風を届ける設計になっています。対象年齢は1~6才頃。

特許技術を用いたウィンドテック構造を採用し、渦巻現象を抑えて風を送り出します。表裏の両面吸気構造と立体4層構造により、シートに座ったときもさらっとした使い心地を保ちやすい仕様です。

まとめ

子乗せ自転車は、暑い日の送迎や買い物にも便利な移動手段です。しかし、保護者が感じる暑さと、チャイルドシートに座っている子どもが感じる暑さは同じではありません。特に後ろ乗せでは、子どもの顔色や体調の変化に気づきにくいため、意識して確認する必要があります。

「近いから大丈夫」「短時間だから大丈夫」と思い込まず、その日の暑さと子どもの様子を確認しながら、安全第一で夏の移動を楽しみましょう。

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