
高校野球 最新情報
第108回全国高校野球選手権の地方大会では、シード権を持たない強豪校が各地で存在感を放っている。実力や実績を備えながらシードを逃し、序盤から上位候補とぶつかる可能性がある学校は、“ノーシード爆弾”とも呼ばれる。今夏も全国制覇の経験校や近年の甲子園出場校がシード勢を撃破し、各地の勢力図を揺さぶっている。
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神奈川大会で第1シードをのみ込んだのは、平塚学園だった。今春の県大会準優勝校・横浜創学館との一戦は、延長13回タイブレークにもつれ込む大熱戦。13回表に2点を勝ち越されたものの、その裏に平塚学園が3点を奪って5-4で逆転サヨナラ勝ちを収めた。
群馬大会では、2013年夏の甲子園王者・前橋育英が、第3シードの高崎商大付に3-2で勝利した。2点を追う展開から6回に追いつくと、8回には勝ち越しに成功。シードを逃した全国制覇経験校が底力を見せた。
同じ群馬大会では、東農大二が第4シードの前橋を8-1で圧倒。新チーム発足後は秋季県大会で初戦敗退、春季県大会でも2回戦敗退と苦しんでいたが、夏本番では一転してコールド勝ちを収めた。春夏通算8度の甲子園出場を誇る伝統校が、ノーシードから巻き返しを図る。
福岡大会では、東海大福岡がシード校の宗像に8-1で8回コールド勝ち。選抜甲子園への出場経験を持ち、今春の県大会でもベスト16に入った実力校が、序盤の均衡を破って一気に突き放した。
新潟大会では、2023年夏に春夏通じて初の甲子園出場を果たした東京学館新潟が、第3シードの中越を4-1で撃破した。近年も県大会で上位へ進むことが多い東京学館新潟が、今夏も勢いを見せている。
そして千葉大会では、夏の甲子園で2度の優勝を誇る習志野が、Cシードの千葉商に5-1で勝利。1点を追う6回に押し出しや相手の失策などで3点を奪って逆転すると、9回にも2点を追加した。全国に名を知られる名門が、ノーシードからの甲子園出場を目指す。
シード校が序盤から姿を消しているとはいえ、勝った側も全国舞台を知る学校や県内屈指の実力校ばかりだ。シード権の有無だけでは測れない強豪がトーナメントの各所に潜む中、“ノーシード爆弾”の動向から今後も目が離せない。
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