心臓の問題に悩まされているエリクセン [写真]=Getty Images

 デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、復帰に向けてデンマークでリハビリを開始することになるようだ。現地時間9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在34歳のエリクセンは正確無比なミドルシュートを武器とするMFであり、アヤックスやトッテナム、インテルなどで活躍。デンマーク代表でも中心的な存在として長らくチームをけん引してきた。だが、同2021年6月12日のUEFA EURO 2020 グループステージ初戦のフィンランド代表戦の前半終盤、味方のスローインに合わせて走っている時に突如心停止で倒れた。ピッチ上でAEDによる蘇生処置が迅速に行われたこともあり心拍が復帰し、病院への緊急搬送後に症状が安定。同2022年3月26日に行われたオランダ代表との親善試合で代表復帰を果たし、ファーストタッチでゴールを挙げてみせた。

 しかし、今年6月7日に行われたウクライナ代表との親善試合中、エリクセンは再び胸を押さえて倒れ込んでしまった。一度目の発作以来、心臓に植え込み型の除細動器を装着しているエリクセンだが、『BBC』によると今回の件については「2021年に起きたこととは状況が違った」と述べている模様。「気分は良い」とも語っており、退院後は家族と一緒に自宅で療養していた。

 同メディアによると、エリクセンは個別のリハビリテーションプログラムを開始するという。現所属先のヴォルフスブルクも「クラブはクリスティアン本人および担当医師と連絡を定期的に取り合っています。リハビリ過程において、クリスティアンの回復を心から願っています」と声明を発表。ただ、同9日にデンマークメディア『Bold』の取材に応じた同国の心臓専門医であるヘニング・モルガード氏は「エリクセンが再び倒れるのは時間の問題。それがいつなのか断言はできないが、いずれまた倒れてしまうリスクはある」と、復帰に関して警鐘を鳴らしている。