ユナイテッドの新スタジアム建設が大きく前進[写真]=Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは9日、収容人数10万人規模の新スタジアムの建設予定地を正式に発表した。

 1910年に開場されたマンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードはこれまで複数回の改修を経て、現在は7万4879人を収容するイギリス屈指のスタジアムとなっている。

 ただ、2006年の改修から20年が経過しており、施設の老朽化やより多くの観客収容が求められており、クラブは新スタジアム建設の計画を進めてきた。

 そんななか、クラブは先日、国内最大規模となるスタジアム建設用地の大部分を取得したことを発表。そして、今回の発表では現在の本拠地から北西へ約350メートルの地点にあるトラフォード・ワーフサイド地区がその予定地となることを明かした。

 新スタジアムは、この地区を再開発する「ワーフサイド・マスタープラン」の目玉となる施設に。この再開発では数千戸の新規住宅建設に加え、スポーツやエンターテインメントを楽しめる通年型の拠点となる予定で、公共交通機関の利便性向上や、徒歩・自転車での移動環境の整備も計画。150ヘクタールに及ぶこの複合開発全体で、イギリス経済に年間73億ポンドの経済効果をもたらす可能性があるという。

 なお、同計画はトラフォード議会の承認を必要としており、承認に向けた手続きは7月20日に行われる予定。承認されれば、7月28日から9月22日までの8週間にわたり協議期間が設けられ、地域住民がマスタープランを確認し、意見を共有できるイベントなどが各地で開催される。

 マンチェスター・ユナイテッドは今回の発表に際して、新スタジアムのイメージ画像を掲載しているが、これらはすべてイメージ図であり、最終的な計画を確定するものではなく、既存のオールド・トラッフォードの今後については、現時点で何も決定していないという。

 マンチェスター・ユナイテッドが計画している新スタジアムの収容人数は10万人となり、9万人収容のウェンブリー・スタジアムを抜いてイギリス最大規模のスタジアムとなる。一方、ヨーロッパではバルセロナのカンプ・ノウ(改修工事により10万5000人規模へ拡大中)に次ぐ2番目の規模となる。

【画像】ユナイテッド、新スタジアムのイメージ図