ブラジルはノルウェーに敗れる。ネイマールは涙 [写真]=Getty Images

 ブラジル代表は現地時間29日、FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)でノルウェー代表と対戦し、1-2で敗れた。ブラジル代表としては、苦手とする欧州勢とのゲームをまたも突破できなかった。

 試合は序盤の14分、ブラジル代表がPKを獲得するも、MFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル/イングランド)のシュートは、GKエルヤン・ニーラン(セビージャ/スペイン)に弾き出される。以降もブラジル代表は猛攻を続けたが、GKニーランを筆頭とした守備陣の前に、先制点は奪えない。

 後半終盤に入った79分には、右サイドを破られると、FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/イングランド)にヘディングシュートを叩き込まれる。続く90分には、ハーランドにミドルシュートで追加点を奪われ、ブラジル代表は絶体絶命に。後半アディショナルタイムには、FWネイマール(サントス)がPKで1点を返したものの、ブラジル代表の反撃はここまで。試合は1-2でタイムアップを迎えた。

 今大会より決勝トーナメント1回戦がラウンド32からのスタートとなったため、一概に比較はできないが、ブラジル代表がラウンド16で散るのは、1990年のイタリア大会以来9大会ぶり。決勝トーナメントの2試合目での黒星という見方では、3大会連続となった。

 ブラジル代表は、またも欧州勢への苦手意識を払拭できなかった。ブラジル代表が決勝トーナメントの舞台で欧州勢に勝利した最後の試合は、5度目のトロフィーを掲げた2002年の日韓大会・決勝のドイツ代表戦(○2-0)まで遡る。言い換えると、以降の6大会は、決勝トーナメントで1度も欧州勢に勝利できず、敗退する結末となっている。

 2度目の2連覇を目指した2006年のドイツ大会では、ラウンド16でガーナ代表を3-0で撃破したものの、準々決勝でフランス代表に0-1と惜敗。続く2010年の南アフリカ大会では、ラウンド16でチリ代表を3-0で粉砕しながら、準々決勝でオランダ代表に1-2で屈した。

 自国開催となった2014年のブラジル大会は、ラウンド16でPK戦の末にチリ代表を下すと、準々決勝ではコロンビア代表に2-1で勝利したが、準決勝ではドイツ代表に1-7と衝撃のスコアで大敗。3位決定戦でも、オランダ代表に0-3と完敗した。

 2018年のロシア大会では、ラウンド16でメキシコ代表を2-0で倒したが、準々決勝ではベルギー代表に1-2で敗北。前回のカタール大会は、ラウンド16で韓国代表に4-1と力の差を見せつけながら、準々決勝ではPK戦にまでもつれ込む激闘の末、クロアチア代表に屈した。

 そして、今回のノルウェー代表戦。ブラジル代表はまたもヨーロッパのチームに敗れる結末となり、6度目の優勝は2030年大会までお預けとなった。

◆【ブラジル代表の対欧州勢戦績】

※2006年ドイツ大会以降

■2006年 ドイツ大会
▼準々決勝
ブラジル代表 0-1 フランス代表

■2010年 南アフリカ大会
▼準々決勝 
オランダ代表 2-1 ブラジル代表

■2014年 ブラジル大会
▼準決勝
ブラジル代表 1-7 ドイツ代表
▼3位決定戦
ブラジル代表 0-3 オランダ代表

■2018年 ロシア大会
▼準々決勝 
ブラジル代表 1-2 ベルギー代表

■2022年 カタール大会
▼準々決勝 
クロアチア代表 1-1(PK戦:4-2) ブラジル代表

■2026年 北中米大会
▼ラウンド16
ブラジル代表 1-2 ノルウェー代表

【ハイライト動画】ブラジルを粉砕したのはノルウェーの“怪物”!