![決めたのはやはりこの男! [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)が現地時間5日に行われ、ブラジル代表とノルウェー代表が対戦した。
今大会、グループCに入ったブラジル代表は、モロッコ代表、スコットランド代表、ハイチ代表を抑えて、12大会連続のグループステージ首位通過を果たした。現地時間6月29日にはラウンド32で日本代表と対戦。29分に佐野海舟のゴールで先手を取られたものの、後半に入ってカゼミーロ、さらにはアディショナルタイムにガブリエウ・マルティネッリが劇的ゴールを奪い、2-1と逆転勝利。ラウンド16に駒を進めた。
対するノルウェー代表は、7大会ぶりの出場を果たした今大会、グループIに入った。フランス代表を上回ることはできなかったが、セネガル代表、イラク代表は抑え、2位通過で決勝トーナメントへ進出。6月30日開催のラウンド32では、終盤の86分に“エース”のアーリング・ハーランドが決勝ゴールを奪い、コートジボワール代表との熱戦に2-1で勝利。過去最高成績であるベスト16入りを果たした。
そんな両チームが相まみえたラウンド16のゲームは、序盤の3分にゴールネットが揺れる。敵陣中央やや右寄りの位置で前を向いたマルティン・ウーデゴーアがスルーパスを送ると、ボックス右へ走り込んだアレクサンダー・セルロートがマイナスへ落とし、最後はパトリック・ベルグが右足でシュートを沈める。開始早々、ノルウェー代表が先手を取ったかと思われたが、ここはセルロートのポジションがオフサイドのため、得点は認められない。
このゴールを筆頭に、試合序盤の時間帯はノルウェー代表が試合を優位に進めたが、ブラジル代表は一瞬の隙を逃さない。10分、ペナルティエリア手前中央でブルーノ・ギマランイスからのパスを呼び込んだマルティネッリが、持ち運びから折り返すと、ボックス内で反応したマテウス・クーニャがクリストフェル・アイェルに倒される。一度は流されたものの、OFR(オンフィールドレビュー)の結果、アイェルのファウルが認められ、ブラジル代表にPKが与えられた。
キッカーを務めたB・ギマランイスは、ゴール右下を狙ったものの、ここはうまくタイミングを合わせたGKエルヤン・ニーランが一枚上手。見事なセービングを見せ、ノルウェー代表は窮地を乗り切ることに成功した。
以降は若干試合が落ち着き、前半のハイドレーションブレイクが明けても様相は変わらなかったが、前半終盤にはブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオール、ノルウェー代表のウーデゴーアがそれぞれ決定機を構築。両シーンでは、ノルウェー代表GKニーラン、ブラジル代表GKアリソンが好セーブを見せ、前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると、序盤からブラジル代表が怒涛の攻撃を披露。59分、直前に送り出されたばかりのエンドリッキが、ヴィニシウスからの絶妙なアウトサイドスルーパスに抜け出したが、シュートはGKニーランに阻まれる。62分にはセカンドボールを拾ったハイアンが強烈な右足シュートを放ち、63分にはゴール前のスペースに走り込んだB・ギマランイスが右足を振ったが、GKニーランが立ちはだかった。
後半のハイドレーションブレイク前には、カルロ・アンチェロッティ監督が2枚の交代カードを切り、ダニーロ・サントス、そして今大会2試合目の出場となるネイマールを投入。会場の声援も味方につけ、ブラジル代表が主導権を握ろうと試みるが、ノルウェー代表が試合を落ち着け、75分にはハーランドのポストプレーから、アンドレアス・シェルデルップが枠を捉えるシュートを放つなど、チャンスも生み出していく。
このような状況で迎えた79分、遂に試合が動く。左サイドのオープンスペースでボールを受けたシェルデルップが、縦への仕掛けから右足でクロスボールを送ると、ボックス内でガブリエウ・マガリャンイスの前に入ったハーランドが、ヘディングシュートをねじ込む。終盤の時間帯、ノルウェー代表が先手を取った。
以降はブラジル代表が同点を目指して猛攻に出たものの、90分、ノルウェー代表の“エース”がブラジル代表にトドメを刺す。シェルデルップからのパスを受けたハーランドが、左足でダニーロの股下を通すミドルシュートを突き刺し、勝利を決定付けた。
後半アディショナルタイムには、ネイマールがPKで1点を返したものの、ブラジル代表の反撃はここまで。試合はこのままタイムアップ。この結果、ノルウェー代表はブラジル代表戦で5戦無敗を維持し、史上初の準々決勝進出を果たした。対するブラジル代表は、1990年のイタリア大会以来、9大会ぶりのベスト16敗退。決勝トーナメントでは、6大会連続で欧州勢の前に屈する結果となった。
勝利したノルウェー代表は現地時間11日、メキシコ代表vsイングランド代表の勝者と対戦する。
【スコア】
ブラジル代表 1-2 ノルウェー代表
【得点者】
0-1 79分 アーリング・ハーランド(ノルウェー代表)
0-2 90分 アーリング・ハーランド(ノルウェー代表)
1-2 90+10分 ネイマール(PK/ブラジル代表)