![浦和が曺貴裁監督を招へい [写真]=金田慎平](index_images/index.jpg)
浦和レッズは16日、2026-27シーズンより曺貴裁氏がトップチームの監督に就任することを発表した。
現在57歳の曺氏は、現役時代に1994年から2年間浦和でプレー。引退後、湘南ベルマーレなどで監督キャリアを積み上げ、2021年から5年半に渡り京都サンガF.C.を率いた。京都では就任1年目で12年ぶりのJ1昇格に導くと、5年目の昨シーズンはクラブ史上最高成績となる3位フィニッシュを成し遂げた。今季はJ1百年構想リーグで指揮を執っていたが、同大会限りでの退任が決定。さらに、地域リーグラウンド終了のタイミングでクラブを離れていた。
一方の浦和はマチェイ・スコルジャ前監督の下で特別大会をスタートさせたが、成績不振を受けて4月に同監督を解任。田中達也暫定監督の就任直後は4連勝を飾ったが、その後に失速し、プレーオフラウンドでもファジアーノ岡山に敗れて全体12位で特別大会を終えていた。
指揮官として約31年半ぶりに浦和へ帰還することになった曺氏は、浦和のクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示した。
「浦和レッズを愛する全てのみなさまへ 2026/27シーズンより監督を務めさせていただく、曺です」
「かつて浦和レッズのユニフォームを着て闘った者として、再びこのチームに戻ってこられたことを心から光栄に思っております。この浦和レッズというチームで新たなチャレンジができることに喜びを感じていると同時に、「選手が躍動し、それを見たファン・サポーターの方々が熱狂するフットボール」を体現していく責任を強く感じています」
「私自身のことで言えば過去に明確な過ちをおかしてしまった中で、反省と自戒の念を持ち一歩ずつ歩んできました。そして、そのような立場であった私に対し、チャンスを与えてくれた京都サンガでは、多くの方々に支えていただき、共に過ごす中でたくさんの気づきを得ることができました」
「この浦和レッズでのチャレンジをするにあたって、一番大事なことは、新しい仲間たちと信頼関係を築き、どんなことがあっても前を向くエネルギーを生み出していくことだと思っています。ピッチの中で見せる選手の思い、エネルギーを結集させ、ひとつのドラマを一生懸命作っていきたいと思います。新しいチャレンジを応援してもらえると幸いです。今後ともよろしくお願いいたします」
また、浦和は今回の曺氏の新監督招へいに際して、6月30日付けで代表取締役社長を退任する田口誠氏の署名で『曺 貴裁監督の就任にあたり(代表メッセージ)』と題した異例の長文の声明を発表。
両クラブの公式リリースに先駆けて一部メディアによる報道がなされたことを陳謝するとともに、浦和のファン・サポーターを中心とするさまざまな意見を受けて、就任までの意思決定プロセスやガバナンス、コンプライアンスの徹底などを説明している。