23回目を迎える「FIFAワールドカップ2026」がいよいよ開幕。各国の代表が優勝を懸けて火花を散らすなか、日本選手の活躍に胸を踊らせている人も多いことでしょう。普段はサッカーを観戦しないという人に、理解を深めるべくおすすめしたいのが、世代を超えて読み継がれ、世界中の選手に影響を与えてきた日本の「サッカー漫画」という存在です。

そこで今回は、40歳から59歳までのマイナビニュース会員273人を対象に「好きなサッカー漫画」を聞いてみました。結果をランキング形式でご紹介します。

40~50代限定「好きなサッカー漫画」ランキング

「好きなサッカー漫画」を40〜59歳のマイナビニュース会員273名に聞きました。

  • 1位:『キャプテン翼』(72.5%)
  • 2位:『シュート!』(7.7%)
  • 3位:『ブルーロック』(6.2%)
  • 4位:『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』(2.2%)
  • 5位:『アオアシ』(1.5%)
  • 5位:『DAYS』(1.5%)

1位:『キャプテン翼』(72.5%)

40〜50代の人が選ぶ「好きなサッカー漫画」の1位に選ばれたのは、全世界でのシリーズ累計発行部数9,000万部以上を誇るサッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』でした。1981年に『週刊少年ジャンプ』で高橋陽一により連載が開始された同作は、「ボールはともだち」が信条の主人公・大空翼が、仲間やライバルたちと切磋琢磨しながら成長し、世界の舞台で活躍する姿を描いた物語です。

2024年まで約43年にわたって雑誌形式での連載が行われ、アニメ、ゲーム、映画などメディアミックスも盛んに展開。日本国内でサッカーブームを起こすとともに、世界中の著名なサッカー選手たちに影響を与えてきました。現在はポータルサイト「キャプテン翼WORLD」にて、ネーム状態の続きが『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』というタイトルで掲載されています。

アンケートで特徴的だったのは「キャプテン翼しか見たことがない」という声で、サッカーが好きな人はもちろん、サッカーをよく知らない層にまで浸透している作品であることが分かりました。「みんな影響されてサッカー部に入った」「サッカー人気がとても高まった」といった声も多く、影響力の大きさが感じられます。

ユーザーコメント

  • サッカー漫画の基本・王道だから(50代男性)
  • 大空翼のサッカーにかける情熱が生き方を通して分かるから(50代男性)
  • 各登場人物のスーパープレーが魅力的だからです(50代女性)
  • キャプテン翼世代なのでみんなキャプテン翼の影響でサッカー部に入りましたね(50代男性)
  • 子どもの頃に野球マンガは多数あったが、サッカーマンガは殆ど無かった。そんな時に連載が始まり嬉しかったので(50代男性)
  • キャプテン翼が大ブームとなり、サッカー人気がとても高まったから(50代女性)
  • 普通じゃありえないことがいっぱい描かれていて、ほんとにおもしろい(40代男性)

2位:『シュート!』(7.7%)

続いて2位には、全世界での累計発行部数が5,000万部を記録した本格サッカー漫画『シュート!』がランクインしました。1990年から2003年までの約13年間『週刊少年マガジン』にて連載された同作は、伝説の天才プレーヤーに憧れて掛川高校のサッカー部に入部した主人公・田仲俊彦が、全国優勝を目指して成長していく姿を描いた熱血青春ストーリーです。

作者・大島司のデビュー作であり、1994年には「第18回講談社漫画賞」少年部門を受賞。「伝説の11人抜き」や「サッカー、好きか?」といった心震わせる名シーンの数々は、今なおサッカーファンやプロの間で語り継がれています。1993年と2022年の2度にわたってアニメ化されており、現役Jリーガーが特別出演した1994年の実写映画も話題となりました。

アンケートでは「青春時代の思い出」「サッカーをしていた時に読んでいた」などの声が多数寄せられており、自身の思い出に刻まれた作品である人が多いことが分かりました。「このあたりから選手のポジションやフォーメーションを意識する作品が増えた気がする」といった指摘もあります。

ユーザーコメント

  • 若い時に読んでいて、その時の思い出がよみがえります(50代女性)
  • サッカーをしていた時に読んでいた漫画だから(40代男性)
  • 青春時代の思い出。SMAPが実写映画で演じてた懐かしい(40代女性)
  • このあたりから選手のポジションやフォーメーションを意識する作品が増えた気がする(50代男性)
  • アニメも含めてよく見ていたから(40代男性)

3位:『ブルーロック』(6.2%)

3位は、コミックス全世界累計発行部数が6,000万部を突破した『ブルーロック』でした。2018年より『週刊少年マガジン』で金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)により連載されている同作は、日本をW杯優勝に導く"世界一のストライカー"を育成するため全国から集められた300人の高校生FWが、たった1つの代表の座をかけて競い合う姿を描いた作品です。

デスゲーム要素もある異色のサッカー漫画として反響を呼び、2021年には「第45回講談社漫画賞」少年部門を受賞。圧倒的なエゴイズムと個人の能力が鍵となるストーリーや、主人公・潔世一をはじめとする個性豊かなキャラクターたちが人気で、アニメ、劇場版、舞台、ゲームなどが制作されたほか、2026年8月には高橋文哉が主演を務める実写映画の公開も予定されています。

アンケートでは「今までに無いサッカー漫画だから」「サッカーぽくないのが新鮮」など、その斬新な設定やストーリーを評価する声が多く寄せられました。また、個性豊かで魅力的なキャラクターたちも人気の理由のようです。

ユーザーコメント

  • ストーリーが面白くてとても引き込まれるからです(40代女性)
  • 登場人物の鬼気迫る姿が印象的(40代男性)
  • 設定がもうサッカーぽくないのが新鮮(40代男性)
  • 今までに無いサッカー漫画だから(40代男性)

4位:『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』(2.2%)

4位には、コミックス累計発行部数2,300万部を突破した『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』が選ばれました。2007年より『モーニング』で綱本将也(原案)、ツジトモ(作画)により連載されてる同作は、弱小プロサッカークラブの監督になった主人公・達海猛が、巧みな采配と戦術を用いて番狂わせを起こしていく姿を描いた作品です。

選手ではなく"監督"の目線からチームの成長やサッカーの戦術、心理戦を描いているのが特徴で、2010年には「第34回講談社漫画賞」一般部門を受賞。単なるスポ根漫画ではなく、スポンサーや観客動員、サッカークラブの経営など、プロサッカーのビジネス問題や組織マネジメントにも踏み込んだストーリーは根強い人気を誇っています。

アンケートでは「視点が新しい」「設定が珍しい」など、ほかのサッカー漫画では見られない監督視点で描かれた物語に評価が集まりました。

ユーザーコメント

  • 監督を題材にしているところ、細かい視点を重視していること(40代男性)
  • 視点が新しかったから(40代男性)
  • プレイヤーだけでなく監督を中心に、スタッフやサポーターのことまで丁寧に描いているから(40代男性)

5位:『アオアシ』(1.5%)

5位は、累計発行部数2,400万部を突破した『アオアシ』でした。2015年に『ビッグコミックスピリッツ』で小林有吾により連載が開始された同作は、高校生年代(18歳以下)のプロ下部組織である「Jユース」を舞台に、才能を見出された弱小サッカー部のFW・青井葦人の奮闘を描いた物語です。

2025年に全40巻で完結を迎えるまで10年にわたり展開され、2020年には「第65回小学館漫画賞」一般向け部門を受賞。プロを目指す若者たちのシビアな競争や現代サッカーの戦術・ポジショニングなどをリアルに描き、高く評価されました。現在は青井葦人の兄・瞬の活躍を描いたスピンオフ『アオアシ ブラザーフット』が連載されています。

ユーザーコメント

  • 最終話がきれいに終わったので、美しいと思いました(40代女性)
  • 身近に感じたので(50代女性)

5位:『DAYS』(1.5%)

同じく5位には、シリーズ累計発行部数が1,300万部を突破した『DAYS』がランクインしました。2013年から2021年まで『週刊少年マガジン』で安田剛士により連載された同作は、名門・聖蹟高校のサッカー部に入部したサッカー初心者の柄本つくしが、並外れた努力と仲間との絆で成長していく王道青春ストーリーです。

気弱だけれど熱い心を秘めた主人公が、泥臭く努力する姿が多くの人の共感を呼び、2016年には「第40回講談社漫画賞」少年部門を受賞。2016年に全24話でアニメ化されたほか、2021年には本編では描かれなかったキャラクターたちの過去や未来を描いた『DAYS -fragment-』が短期集中連載されました。

ユーザーコメント

  • 高校デビューでどうかと思うところはあるが面白かった(50代男性)
  • つくし君がけなげでかわいかったから(50代女性)

まとめ:王道から異色まで…進化するサッカー漫画

アンケートの結果、世界的な認知度を誇る『キャプテン翼』が約7割の票を集め、40〜50代における人気と影響力の大きさを感じる結果となりました。「サッカー漫画の基本・王道」というコメントもあり、多くの人が「サッカー漫画といえば」で真っ先に思い浮かべる作品であることがうかがえます。

一方、3位の『ブルーロック』、4位の『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』など、王道とは違う視点で楽しめる作品も上位に食い込んでおり、ジャンルの広がりを感じる結果となりました。

W杯も開幕し、大きな盛り上がりをみせるサッカー界。気になった漫画作品があったら、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

調査時期:2025年12月5日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:40〜59歳男女合計273人
調査方法:インターネットログイン式アンケート