ハッピーカーズは6月3日 、「40代・50代の定年後の働き方と起業・独立」に関する意識調査の結果を発表した。調査は4月24日~27日、40代・50代の会社員1,025人を対象にインターネットで行われた。
はじめに、定年後の働き方についてどう考えているかを尋ねたところ、「今の会社で働き続けたい(再雇用制度などの利用)」が27.5%と、約3割が安定志向。一方で、「まだ考えていない」(21.8%)、「別の会社に転職・再就職したい」(14.6%)など、具体的なビジョンを持てていない層も同程度存在する。
また、「老後資金に向けた現在の備えの状況」について聞くと、「現在の貯蓄・投資や退職金などで十分に備えられる」という人は18.1%。「貯蓄・投資を行っているが、目標額には届かず不安がある」(41.6%)、「対策をしたいが現在の収入では貯蓄・投資に回す余裕がない」(27.8%)など、約7割が老後の備えが十分にできていない状況であることがわかった。
こうした資金面での不安が残る中、理想とする引退のタイミングをどう考えているのかを聞いたところ、約6割が、一般的な定年年齢である「60歳」(27.6%)、あるいは年金受給開始の目安である「65歳」(38.8%)と考えていることが明らかに。一方で、「70歳以上」(22.2%)や「生涯現役」(11.4%)を望む層も一定数存在している。
また、今後のキャリアや人生を考えたとき「最も避けたいこと」を聞くと、「会社の業績悪化などで、突然リストラや減給にあう」(25.2%)、「理不尽な評価や人間関係などで、今の会社でストレスを抱え続ける」(21.3%)、「給与が上がらないまま、今の会社で働き続ける」(16.2%)が上位にあがった。
次に、起業や独立について考え始めた時期を教えてもらったところ、「40代前半(40〜44歳)から」(39.4%)や「40代後半(45〜49歳)から」(29.4%)と、約6割が40代。きっかけは、「会社の将来性や自身のキャリアパスに不安を感じたから」(45.9%)が最も多く、次いで「自身のスキルや経験を活かしたいと思ったから」(44.0%)、「自分の裁量で自由に働きたいと思ったから」(36.7%)が上位に。
また、起業・独立する際の初期投資(準備金)の上限は、「200万円〜300万円未満」(30.3%)が最も多く、次いで「500万円以上」でも許容する層が22.9%。ある程度の自己投資やリスクは受け入れつつも、現実的な範囲内で挑戦したいと考える傾向にあるよう。
さらに、起業・独立における不安やハードルについて聞くと、「資金面での不安(初期投資、生活費など)」(49.5%)、「失敗するリスクや恐れ」(48.6%)や「自身のスキルや経験が新しい分野で通用するかどうかの不安」(39.5%)が上位となり、金銭面が心理的・物理的な壁となっていることがうかがえた。
続いて、未経験の分野で起業・独立する際、最も「これがあれば安心できる」と思うバックアップを尋ねたところ、「失敗しても借金を背負わないビジネス構造」(41.1%)が最も多く、次いで「現場で即戦力になれる実践的な研修制度」(27.7%)、「大手企業の看板やブランド力」(17.0%)が上位に。
また、「40代・50代からのスタートでも、初期投資が少なく、未経験からでも自分の裁量で稼げるビジネスがあれば、起業・独立に挑戦したいと思いますか?」と尋ねたところ、「ぜひ挑戦したい」が9.8%、「前向きに検討したい」が23.9%、「少し興味はあるが、慎重に判断したい」が28.5%となった。



