Hagakureが運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」は5月29日、「キャリア観およびリスキリング意識」に関する調査結果を発表した。調査は2026年4月、2026年春に卒業し新社会人となった全国の男女100人を対象にインターネットで実施された。
調査によると、現在の進路として最も多かったのは「企業に就職した」の59%。一方で、「フリーランス」(4%)、「業務委託」(9%)、「起業・事業開始」(5%)を合わせると19%となり、組織に属さない働き方を選ぶ若者も一定数存在していることが分かった。また、「進学」は13%、「未就職」は9%だった。
「新卒で会社に入ることは必要か」という質問では、「必須である」が27%、「どちらかといえば必要」が45%で、合計72%が新卒入社の必要性を感じていると回答した。一方で、「必須ではない」(6%)、「どちらかといえば必要ではない」(3%)との回答もあり、従来のキャリア観にとらわれない考え方も広がりつつあることが示された。
キャリアに関する不安については、「スキルが通用するか不安」が41票で最多となった。続いて「どの道を選ぶべきかわからない」(35票)、「将来の収入が不安定」(30票)、「成長できる環境があるか不安」(29票)が並んだ。また、「AIに仕事が代替される不安」と回答した人も20票にのぼり、生成AIの普及などによる環境変化への意識の高まりもうかがえる。
一方で、企業の教育体制に対する期待も高い結果となった。現在勤める企業におけるスキル習得機会については、34%が「不足している」と回答。さらに、就職先選びで「企業の研修・教育体制」を重視すると答えた人は76%に達した。
今回の調査結果からは、新卒世代のキャリアの選択肢が広がる中で、自身の市場価値や将来性への不安を抱える若者が多いことが浮き彫りになった。同時に、企業に対しては働く場としてだけでなく、学びや成長の機会を提供する役割も求められていることがうかがえる。


