副業でネットショップの開業にチャレンジしたい方もいるでしょう。ネットショップを開業できるツールにはさまざまなものがあり、選び方が重要になります。この記事ではネットショップ選びと成功するためのコツを、FPの視点から解説します。

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ネットショップの種類は主に2つ

ネットショップの種類は、主にASP型とショッピングモール型の2つに分けられます。

ASP

ASPとは、ネットショップが作成できるサービスのこと。インターネット上に、自分のショップを立ち上げることができます。

ASPで有名なサービスとして、BASEやSTORESなどがあります。初期段階では無料で利用できるサービスも多く、小規模な個人事業主のお店の開業に適しています。

ショッピングモール

多くの方がイメージしやすいのは、こちらのタイプかもしれません。代表的なのはAmazon、楽天市場などで、これらのショッピングモールに個人のショップとして開業する方法です。

モールの知名度は非常に高いものの、有名店が多数出店しています。小規模な個人は埋もれないよう工夫する必要があります。

【ASP編】おすすめネットショップ5選

ASP型のネットショップの中から、初心者も利用しやすいサービスを紹介します。

BASE

初心者にも優しいネットショップの代表格といえるのがBASEです。最短30秒で開設可能で、特別な知識や経験がなくても、本格的なショップを開設できます。

コード編集機能や特別なテンプレートも用意されています。こだわりたいポイントも表現しやすいため、上級者も続けやすい仕組みです。

初心者向けのスタンダードプランでは、初期費用や月額費用はかかりません。売れるまでは無料で利用できます。

商品が売れたとき、決済手数料の3.6%+40円に加えて、サービス手数料が3.0%かかります。

STORES

STORESはBASEと並び、有名なASP型のネットショップです。テンプレートを選ぶだけで簡単にショップを作成でき、シンプルで使いやすい機能があるため、専門知識なしで自由なデザインのショップに仕上げられます。

外部連携の機能も充実しており、Instagramや会計ソフトとの連携などが利用可能です。SNSでの集客もしやすく、売上などの情報を自動的に会計ソフトへ取り込めます。

料金プランは以下の2つです。

  • フリー:月額0円、決済手数料5.5%
  • スタンダード:月額3,300円、決済手数料3.6%

売上が一定程度上がるようになったら、スタンダードへ移行するとよいでしょう。

Shopify

Shopify(ショッピファイ)は簡単にネットショップを開設できる、ECのプラットフォームです。Web知識のない利用者でも簡単に開設できるよう、ECのテンプレートや決済手段をパッケージ化し、サブスクリプション形式で提供しています。

自分のビジネスに合ったショップのテーマを選び、カスタマイズすることで、商品販売からブログ記事の公開、新規ページの作成などができます。

プランは全部で4種類あり、最初はまず無料で試すことが可能です。売上の規模に応じて、徐々に上のプランに移行していくとよいでしょう。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、GMOグループが運営するECサービスです。AIによるサポートが特徴で、データ分析やルーティンの作業はAIに任せることで、商品企画・開発などに集中する環境を作れます。

コードをまったく書かずにAIを活用できるため、知識のない方でも業務を簡単に改善できます。無料体験を始めるとすぐにAIサポートを受けられるため、初めての方も安心です。

レギュラープランは月額4,950円、決済手数料は3.4%~です。人気No.1のラージプランは月額9,595円、決済手数料は3.19%~となっています。

メルカリShops

フリマアプリで有名なメルカリが提供する、ECショップサービスです。最短2日で開店でき、月額固定費が0円となっているのが特徴です。

メルカリによると、メルカリの利用者は毎月2,300万人以上であり、多くの方に商品を販売できるチャンスがあるのがメリット。特集やキャンペーンも頻繁に開催しており、エントリーすることで集客効果も期待できます。

越境販売も簡単にでき、一度販売連携をすれば、110ヶ国以上の国に向けて商品を販売できるようになります。

メルカリShopsでは月額固定費はかかりませんが、売上から徴収される手数料が10%と比較的高くなっています。

【モール編】おすすめネットショップ2選

ECモールに出店できるサービスを紹介します。

Amazon(大口出品プラン)

Amazonに個人や事業者が出品できるプランで、月額4,900円です。手数料はカテゴリーなどによって異なり、5%~15.4%となっています。

大口出品プランは、継続的に販売を行う事業者向けのプランです。広告機能や各種分析ツールなども利用できます。

まずは小規模で始めたい場合は、小口出品プランを検討するのもよいでしょう。

楽天市場

Amazonと並んで国内最大規模のECモールである楽天市場。法人や個人事業主が、お店を出店することが可能です。

すべての事業者は出店審査を受けることになります。新規出店コンサルタントの方から指示があるので、それに沿って必要書類を提出することになります。

出店申し込みから開店まで、通常1カ月半〜2カ月かかるため、しっかり準備をしましょう。

ネットショップを開業する5つのステップ

ネットショップを成功させるために必要な、5つのステップを解説します。

テーマ・コンセプトを決める

お店を立ち上げる前に、誰に何を販売するのか、コンセプトを決めましょう。雑貨、インテリア、アウトドアなど各分野から、ニーズのある商品をリサーチします。

年代・性別・ライフスタイルなどのターゲット像を決め、その層に響くコンセプトを作りましょう。

商品を仕入れる

商品を自社で生産するか外注して、商品数を確保します。法律やネットショップのシステム上の規約で、販売禁止されている商品もありますので注意しましょう。

許可申請をする

商品の販売には、許可申請が必要なケースがあります。たとえば以下のような事例です。

  • アルコール飲料:酒類製造免許、酒類小売業免許・通信販売酒類小売業免許
  • 中古品:古物商許可証
  • 食品:食品衛生責任者、食品衛生法に基づく営業許可証

ネットショップのツールを選ぶ

ASPやショッピングモールから、どのサービスで出店するかを決めます。各サービスの機能や料金体系、決済方法などを比較して、自分に合うサービスを選びましょう。

ネットショップの選び方は、この後くわしく解説します。

ネットショップをオープン・運用する

ネットショップをオープンできる段階に来ました。サイトが正常に動作するかチェックし、決済機能や配送業者との連携を済ませます。

ネットショップは開業して完成ではなく、集客につながるアクションを行う必要があります。SNS、広告、メルマガなどを駆使して、継続的に集客を行いましょう。

ネットショップサービスを選ぶコツ

最後に、自分に合うネットショップを選ぶためのポイントを解説します。

初心者でも使いやすいか

はじめてネットショップを開業する場合、システムの使いやすさ・分かりやすさは最重要ポイントです。たとえ多彩な機能があっても、複雑で使いこなせなければ意味がありません。

HTMLやCSSといったシステム周りの知識がなくても操作できるか、直感的にデザイン変更や商品登録ができるかをチェックしましょう。

必要な機能はあるか

たとえば食品を販売するなら、商品によっては冷蔵便や冷凍便で発送する必要もあります。贈答目的であれば、ラッピングなどに関する設定も必要となります。

販売する商品によって、必要になる機能が異なりますので、どのような機能が必要なのかを決めておくと失敗を回避できます。

手数料は多すぎないか

ASP型の場合、初期費用や月額料金が無料であっても、売上から手数料を差し引かれるのが一般的です。また、サービス利用料や振込手数料がかかるケースもあります。

売上をしっかり確保できるように、手数料はあらかじめ把握しておきましょう。目先のコストの低さではなく、売上目標を達成した場合のトータルコストで比較することがポイントです。

決済方法が豊富か

売上につながる重要なポイントの1つが、決済方法の多様性です。顧客が利用したい決済方法がない場合は、購入を断念される確率が高くなります。

クレジットカード決済はほぼ必須で、それ以外にコンビニ払い、後払い、携帯電話のキャリア決済、銀行振込などに対応している必要があります。決済方法ごとのランニングコストもチェックしておきましょう。

サポート体制があるか

ネットショップの開業が初めての場合、サポート体制の手厚さも重要なポイントです。電話、チャット、メールなどで相談できるかをチェックしましょう。

また、開業までのサポートはあまり必要でなくても、集客などでサポートが必要なケースもあるでしょう。どの範囲の相談ができるかも確認しておくのがおすすめです。

拡張性や外部連携が可能か

サービスを選ぶ際に、現在だけではなく将来も見越しておくことも大切です。たとえば在庫管理の仕組みがあるか、顧客分析の機能があるか、メルマガ配信ができるかなどです。

また事業規模が大きくなると、サーバー強度などの問題から、ECサイトの移行で大きなコストが発生する恐れもあります。たとえば年商1億円を超えても使い続けられるかといった視点からもチェックしましょう。