lotsful Companyは5月28日 、「キャリア実態調査2026」の結果を発表した。調査は4月1日〜2日、20〜40代の会社員621名を対象にいインターネットで行われた。
調査によると、キャリアに対して不安や焦りを「非常に感じている」(30.4%)または「やや感じている」(44.4%)という人は全体の74.8%。特に若年層で顕著で、20代前半男性で75%、20代後半女性では88.8%という高い割合に。
このようなキャリアへの不安や“もやもや”に対して、スキル習得や本業以外の役割や居場所を持つことも、対処行動の一つと考えられることから、これまでの副業経験の有無を尋ね、副業の経験があると回答した人に対して、副業が精神面に与える影響について調査しました。その結果、実に89.3%の人が「副業を通じて、本業以外の居場所や収入源を持つことが、精神的な安定やキャリアに対する不安の解消に寄与すると(非常に+やや)そう思う」と回答した。
続いて、副業における1時間あたりの価値(時給単価)を高めるために、最も重要だと思うことを尋ねたところ、「スキルの掛け合わせ」(25.1%)、「作業のスピードアップ」(21.9%)が上位に。
また、自己研鑽や講座受講、ツール購入など自己投資に費やす予定の金額(月平均)を教えてもらったところ、「5千円未満」や「5千円以上1万円未満」(15.1%)が多く、全体としては自己投資費用を月1万円未満に抑える層が多い一方、副業収入が高くなるほど、自己投資に充てる予定の金額が高くなる傾向も見られ、スキル向上への再投資が、副業収入の向上を後押ししている可能性がうかがえた。
また、これまでに副業経験がある人のうち、副業月収5万円未満の層では、リスキリング費用の70.9%を「自己負担」していることが明らかに。一方で、副業月収30万円以上の高収入層においては、会社が費用を負担する割合は65.4%に達し、これは低収入層の約2.2倍。さらに、高収入層では「補助金活用」(7.7%)も他層より高く、全体の約7割以上が外部リソースを活用してスキルを磨いていることがわかった。市場価値の高い人材ほど組織からの投資を受けやすく、さらに能力を高めていくという「教育投資の二極化(リスキリング格差)」が進んでいる現状が見てとれた。
最後に、副業で培った「事業主としての視点」が、本業の業務にも良い影響を与えていると感じるかを尋ねたところ、85.3%が「プラスの影響がある」と回答。副業は個人のキャリア形成にとどまらず、企業にとっても人材の価値を高める機会となっていることが伺える結果となった。



