4月29日、JAくまがや ふれあいセンター妻沼店で「JAくまがや30周年記念イベント」が開催。セント・フォース所属のフリーアナウンサーで、JA共済アンバサダーの新井恵理那さんが来店した。

当日はJAくまがや組合長の吉田公一氏よりアンバサダーの襷が贈呈されるセレモニーを実施。直売所や併設のバラ園を巡りながら、新井さんが埼玉県・熊谷の農産物の魅力などを発信した。

新井恵理那さんがJA共済アンバサダー就任

JAくまがやは1996年に「JA熊谷市」・「JA妻沼町」・「JA江南町」・「JA市田」・「JA大里吉見」が合併。1市3町をエリアとするJAとして設立され、現在は熊谷市全域を管轄している。

4月29日にはJA直売所の妻沼店がオープン4周年を迎えたことに合わせ、「JAくまがや30周年記念イベント」が開催。熊谷産キヌヒカリ精米1kgがアンケート回答者の先着50名にプレゼントされたほか、先着300名へのバラの切り花のプレゼントや、つきたての餅の無料配布なども行われた。

JA共済アンバサダー就任セレモニーで、JAくまがや組合長の吉田公一氏から襷が贈呈された新井さんは、「JAくまがやが30周年。そして、こちらのふれあいセンターができて4周年ということで、本当におめでとうございます。ただいま、JA共済アンバサダーに任命していただきました」と挨拶。本イベントの各ブースなどを巡り、熊谷の農業や農産物の魅力をPRした。

新井さんは『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)や『グッド!モーニング』(テレビ朝日)などに出演し、2023年に結婚を発表。現在は2人の子育てをしながら司会業などを続けている。

「普段から食を大事にしていまして、料理も大好き。今日は熊谷の農産物・特産品にどんなものがあるのか、たっぷりとその魅力に触れ、皆さんにお伝えしていきたいと思います」

さっそく熊谷産キヌヒカリ精米1kgを来場者へ自ら手渡しした後、新井さんは直売所の店内を巡り、地域で収穫された新鮮な野菜の数々に触れることに。コクがあり、甘味や粘りの強さが特徴の特産野菜「大和芋」が紹介されたほか、冷めると甘味が増し、柔らかさも保つため、弁当などにも適しているお米「キヌヒカリ」の精米作業なども体験した。

その後は直売所に併設されたバラ園へ移動。吉田組合長からキヌヒカリを使った熊谷市妻沼地域の名物「いなり寿司」も紹介された。

江戸時代、利根川の水運によって「いなり寿司」が江戸から妻沼へ伝わり、河岸で働く人々や妻沼聖天山の参拝者らに広く食べられた由来がある「妻沼のいなり寿司」は、文化庁の「100年フード」にも認定されている。

いなり寿司は通常、俵のような形をしていることが多いが、他の地域より細長いサイズと形が特徴で、妻沼ではいなり寿司3本に巻きずしを加えて売られることが一般的らしく、新井さんは「恵方巻きみたいに大きないなり寿司で、食べ応えがありそうです」と、コメントしていた。

暑さに負けない稲作・農業への取り組みも

JAくまがやの吉田組合長は、「キヌヒカリは冷めても美味しいお米で、作付面積も700haと、当地で最も大きくなっています。いま埼玉県では高温耐性品種も導入を進めていて、今後の稲作農業は暑さ対策を進めていくことが大切になっています」と説明。

情報番組のお天気コーナーなども担当してきた新井さんは、「とくに熊谷は過去に41.1℃を記録したこともあり、日本でも一番暑い地域というイメージも強いですから。そんな中で野菜を毎日育てている農家の皆さんは、本当にご苦労が絶えないかと思います」と語った。

「今後も熊谷の農産物をPRしていきたいですし、私自身も暮らしの中でたくさん取り入れていきたいです。価格にもびっくりしました。どの野菜を見ても都内と比べると1/3ぐらいかなと。本当に買って帰りたいです(笑)」(新井さん)

野菜だけでなく、バラも大好きという新井さん。吉田組合長がバラ園の見どころの1つとして紹介したのが、皇族の名を冠した各種プリンセスローズ。「プリンセス・マサコ」「プリンセス・ミチコ」などのバラを鑑賞することを目的に、農産物直売所に立ち寄る人など、例年GWは多くの人で賑わうそうだ。

来場者に無料配布される餅の餅つきも体験し、JA共済アンバサダーとしてイベントを堪能した新井さん。最後に執り行われたセレモニーでは、吉田組合長からバラの花束と熊谷市の特産野菜の詰め合わせも贈呈された。

新井さんは「皆さんのお心がとても温かく、たくさん声をかけていただき、とても嬉しかったです。妻沼店の店内も拝見しましたが、どの野菜からも採れたての新鮮さが伝わってきました」と、コメント。

「食の楽しさを改めて感じましたし、素晴らしいバラ園もあって、これだけ素晴らしい環境はなかなかないと思います。熊谷・妻沼に住まわれている皆さんは本当に誇りに思っていただきたいですし、より多くの方々にこの魅力を知ってもらい、足を運んでいただけるように、これからも応援していきたいです」と、イベントの感想を述べていた。

農業の担い手育成と魅力ある地域づくり

「周年イベントなどは毎年催しているんですが、アンバサダーさんをお呼びしての開催は、5店舗の直売所がある埼玉県では今回が初の試みでした。非常に多くのお客様にお集まりいただき、大成功だったと思います」とは、JAくまがや共済部部長の清水昭氏。

「熊谷は米と麦の二毛作が非常に盛んな県内トップクラスの農業都市ですが、どちらかというと妻沼地区は野菜の作付けが多い地域。妻沼店は熊谷の中でも群馬寄りの県境の立地のため、群馬など県外のお客様にも多く足を運んでいただけています」

スーパーなどより新鮮で手頃な価格の野菜を求めるリピーター客なども多く、特別なイベントがない日も朝から多くの客で行列ができるという。

とくにこの時期はトマトなどが人気とのことで、特産の大和芋などは店頭での全国発送にも対応しているため、歳末などは贈答用としても評判のようだ。

「やはり新規就農者や後継者の育成といった今後の農業の担い手の育成が、一番大事なところ。こうしたイベントを通じて、若い方にも興味・関心を持ってもらえる取り組みを進め、農産物や農業をひとつの軸にしながら魅力ある地域づくりをしていきたいです」