2026年に入り、学生や生徒が学校行事や校外活動の場で事故に巻き込まれる痛ましい報道が相次いでいます。辺野古での事故や磐越自動車道でのバス事故など、本来は学びや思い出の場であるはずの活動中に命が脅かされる事態に、心を痛めている方も多いのではないでしょうか。

今回はマイナビニュース会員310名を対象に実施した「学校行事・校外活動での『怖い』『危ない』体験に関するアンケート」の結果から、世間が「学校行事の安全性」に対してどのような不安を感じているのか、ご紹介します。

  • 学校行事に対する世間の不安

    学校行事に対する世間の不安

学校行事での事故・トラブル「経験あり」が半数以上

  • 学校行事や校外活動での事故・トラブル経験

    学校行事や校外活動での事故・トラブル経験

まず、これまでに学校行事や校外活動(修学旅行、遠足、部活動の遠征など)において、自身や身の回りで「怖い」「危ない」と感じた経験があるかを聞きました。

調査の結果、「自分自身が体験したことがある」(32.9%)、「身近な人・同じ学校で起きたことがある」(12.6%)、「自分の子どもが体験したことがある」(7.1%)となり、これらを合わせた「経験がある」層は52.6%と半数を超える結果になりました。

一方で、「特にない」は36.8%、「わからない/覚えていない」は10.6%にとどまっており、多くの人が過去に何らかのヒヤリとする場面に遭遇、あるいは見聞きしている実態が浮き彫りとなりました。

「安全性の確保」「体制の透明化」を求める切実な声

昨今の事故報道が続く中で、学校行事や校外学習の安全性について、世間はどのような不安を感じているのでしょうか。自由回答では、学校行事に関するリスクを危惧する声が寄せられています。

・最近の事故を見ていると引率の教職員が不在の時に事故が起こっていることが多いと感じる。 (60代/男性)

・沖縄の事故があり、親は何も知らなかったことが判明した。学校行事の内容等はもっと説明して透明にするべきだと思う。 (40代/男性)

・バスで山を延々と登って行くようなところは、道をそれて転落しないかと心配になる。(50代/男性)

・自分が影響を及ぼせないところでリスクがあるのは心配になる。(30代/女性)

・数十人の生徒に先生が一人では無理がある。(60代/男性)

・何か危険が起きて改善するのでなく考えられる危険に事前対策するのが重要だと思う。(30代/男性)

報道を通じて「自分の子どもだったら」と自分事として捉え、不安を感じている人が多いことがうかがえます。また、事故そのものへの恐怖だけでなく、引率体制の不透明さや、教職員の数、現場のリスクマネジメントが今の時代に即したものになっているのかという点に、注目が集まっているようです。

学びの場だからこそ、問われる「安全性の確保」

本来、学校行事や校外活動は、家庭や教室では得られない貴重な体験を通じ、子どもたちの心に残る「学びや思い出の場」であるはずです。しかし、今回の調査では半数以上の人が学校行事における危険を身近に感じており、事故報道が続く中で、その前提となる「安全性」への注目がこれまで以上に高まっています。

かけがえのない体験を安全に継続していくためにも、より慎重なリスク管理や現代の環境に即した体制の見直しを考える一つの契機となるかもしれません。

学校行事・校外活動で「怖い」「危ない」と感じた経験に関するアンケート
調査時期:2026年5月12日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:310名
調査方法:インターネットログイン式アンケート