NilCraftは4月28日、既婚男性の「お財布事情」についての調査結果を発表した。調査は2026年4月22日~23日、お小遣い制の20歳~59歳の既婚男性300名を対象にインターネットで行われた。

既婚男性のお小遣い「月2~3万円未満」が最多

  • 毎月のお小遣いの金額

    毎月のお小遣いの金額

毎月のお小遣い額について質問したところ、最も多かった回答は「2万円~3万円未満」で24.3%(73名)となった。次いで「1万円~2万円未満」が16.0%(48名)、「3万円~4万円未満」が16.0%(48名)、「4万円~5万円未満」が13.3%(40名)、「1万円未満」が8.7%(26名)と続いている。

注目すべきは、月3万円未満のお小遣いで生活している既婚男性が合計49.0%と、約半数に達している点。さらに月5万円未満の層まで含めると78.3%となり、お小遣い制のお父さんの約8割が「月5万円未満」のなかでやりくりしている実態が浮かび上がった。一方で、「月10万円以上」のお小遣いを受け取っている層は合わせて5.7%にとどまっており、お小遣いの上限にも明確な線引きがあることがうかがえる。

「現状のお小遣い額に不満」53.0%

  • 現在のお小遣い額に対する充足感

    現在のお小遣い額に対する充足感

次に、毎月のお小遣い額に対する充足感について質問した。「やや足りない」と回答した人が38.7%(116名)で最多となり、「かなり足りない」14.3%(43名)と合わせると、「足りない」と感じている層は合計53.0%に達している。一方、「まあ足りている」は33.7%(101名)、「十分足りている」は13.3%(40名)と、「足りている」層は合計47.0%にとどまった。

お小遣い制の既婚男性の過半数が、現在のお小遣い額に何らかの不満を抱えていることがデータから明確に読み取れる。注目すべきは、最多を占めた「やや足りない」38.7%の層。「かなり足りない」ほど切迫してはいないものの、日々の生活のなかで「もう少しあれば」と感じている──いわば「我慢の境界線」上にいる男性が、既婚男性全体の約4割にのぼるという実態が見えてきた。

「不足感なし」ボーダーラインは月4~5万円

  • 不足感がなくなるお小遣い額のボーダーライン

    不足感がなくなるお小遣い額のボーダーライン

お小遣いに「やや足りない」「かなり足りない」と回答した159名に対し、不足感がなくなる現実的なボーダーラインを質問した。

最も多かった回答は「4万円~5万円未満」で18.9%(30名)となった。次いで「3万円~4万円未満」が17.0%(27名)、「5万円~7万円未満」が14.5%(23名)、「2万円~3万円未満」が13.8%(22名)、「10万円~30万円未満」が12.0%(19名)と続いている。

累計すると、「月5万円未満あれば足りる」と考える層が61.0%に達し、「月7万円未満」では75.5%にまで広がる。このボーダーライン「月4~5万円」を、現状の最多層である「月2~3万円未満」と比較すると、その差は約+2万円。現状よりおよそ1.5~2倍のお小遣いがあれば不足感がなくなる、と感じる既婚男性が多数派であることがわかる。

一方で、「月10万円以上」が必要と答えた層も合計14.5%と一定数存在しており、ライフスタイルや世帯の状況によって、理想のお小遣い額に大きな幅があることもうかがえる。

約9割が「残金を把握せず」に節約

  • お小遣いをやりくりするための工夫

    お小遣いをやりくりするための工夫

現状のお小遣い額に不満を抱きつつも日々やりくりしている既婚男性は、具体的にどのような工夫をしているのか。最後に、限られたお小遣いをやりくりするための工夫について、複数回答で質問した。

その結果、「お弁当を持参する」が29.7%(89名)、「会社の飲み会など、付き合いの出費を極力断る」が28.0%(84名)、「趣味や自分のためのお金を極力使わない」が25.0%(75名)、「ワンコイン以下のランチにする」が23.7%(71名)と続いた。上位に並ぶのはいずれも、日々の支出を削る「我慢・節約」型の工夫だ。食費、交際費、趣味といった自分のための出費を抑えることで、限られたお小遣いをやりくりしているお父さんたちの姿が浮かび上がる。

一方で、「お小遣い帳ツールなどを使って、残金を常に把握する」と回答した人はわずか14.3%(43名)にとどまった。裏を返すと、約9割(85.7%)の既婚男性が「残金を把握しないまま」節約や我慢をしているということになる。食費を削り、付き合いを断り、趣味を我慢する──日々の小さな節約を積み重ねる一方で、「自分がいまいくら使っていて、あといくら残っているのか」は感覚頼りのまま、という実態が見える。