春になると、「しっかり寝ていても日中に眠くなる」「なんとなく体がだるい」と思う人も多いのではないでしょうか。新年度や新生活が始まり、生活環境が変化しやすいこの時期は、前向きな気持ちがあっても、体が思うようについてこないと感じることもあります。

こうした春特有の不調の背景には、“自律神経”の働きが関係していることもあるようです。今回は、「春の眠気の要因」について、徳洲会札幌もいわ徳洲会病院 病院長で、虎の門病院 睡眠呼吸器科非常勤医師の後平 泰信先生の解説をもとに詳しく見ていきましょう。

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医師が解説「睡眠を妨げる習慣」

睡眠の質を高めようとして行っている習慣でも、やり方によっては逆効果になることがあります。

例えば、就寝直前の激しい筋トレやストレッチは交感神経を刺激し、かえって目がさえてしまうことがあります。

また、高温のお湯や長時間の入浴も体温が上がりすぎてしまい、寝つきを妨げる要因になりかねません。本来は就寝の1~2時間前にぬるめのお湯で入浴し、深部体温が下がるタイミングで眠りにつくのが理想とされています。

さらに、寝る前のスマートフォン操作や明るい光も覚醒を促すため注意が必要です。眠る直前には強い刺激を与えず、「リラックスを促す適度な刺激」にとどめることが大切です。

睡眠の改善行動をとっても眠気や体調不良が続く場合は、我慢しすぎないことが重要です。眠れない状態が続く、眠りすぎてしまう、日中の強い眠気があるといった場合は、「頻度」と「生活への影響」が受診の目安になります。

こうした状態が2週間以上続く、または仕事や日常生活に支障が出ている場合は、医療機関への相談をおすすめします。特に、強い眠気で居眠りしてしまう場合は、睡眠時無呼吸症候群などの可能性もあります。

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