100周年までに売り上げ世界No.1を奪回へ、ブリヂストンが人づくりの新研修施設「Bソリューション ラーニングセンター」を設立

ブリヂストンは4月6日、タイヤのメンテナンス技術向上とユーザーへの提案・解決力を強化するための新たな研修施設「B-Solution Learning Center(Bソリューション ラーニング センター、以下B-SLC)」を東京都小平市に設立した。開設の場所は、同社の東京ACタイヤ(Aircraft=航空機用タイヤ)製造所と技術センターが展開される広大なエリア内となる。

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同社は「最高の品質で社会に貢献」を使命としており、この施設を活用した実践的な研修を通じて、ユーザーの安心・安全を足元から支え、顧客価値を創造できる“人財”育成を強化していくとのことだ。

このような観点から、同施設では乗用車用タイヤをはじめトラック・バス用タイヤなど、さまざまな用途に対応した一般ユーザー向け消費財から業務用大型車の生産財まで、幅広いタイヤの知識と技術の習得が可能となっている。

その敷地の建屋内には、消費財ピット(乗用車用2レーン)と生産財ピット(トラック・バス用2レーン)が立ち並ぶ。タイヤの組み換えを自動で行う最新機材や、大型タイヤ交換用のバリアスツールハンガー(大型インパクトレンチつり下げ装置)の導入などにより、安全性を高めながら作業負担を軽減できる効率的なタイヤ交換をはじめとした多様なスキルを習得できる。また同社が展開する乗用車用タイヤ販売店「タイヤ館」の実店舗を再現したセールスルームも併設。来店から商談、見送りまで一連の接客シミュレーションが可能だ。

一方、屋外には高速道路の路肩と車線を再現した出張サービス研修路を設置。24時間対応のトラック・バス向けロードサービス「ブリヂストン サービスネットワーク」のサービス向上を目的として、タイヤ交換の機材を積載するサービストラックを使用した安全な作業が習得できる。

こうした設備を活用して、おもにタイヤ館やミスタータイヤマンの店舗従業員を対象に、今後は1回20〜30人を目安に年間でおおよそ1000人に研修を実施していくという。

ブリヂストンは、創立100周年となる2031年までに売り上げ世界No.1の奪回を掲げている。それに向けて必要となるのは質を伴った成長で、人づくりが基盤になるという。ユーザーの安心・安全で快適なモビリティライフを支える人財育成を強化するなかで、B-SLCは重要な拠点となっていくことだろう。

〈文=ドライバーWeb編集部〉