マイナビが運営する「マイナビ転職」は4月22日、「睡眠と仕事に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2026年2月3日~2月8日、20代~50代の正社員600名を対象にインターネットで行われた。

正社員の約4人に1人が睡眠6時間未満

成人は6時間以上の睡眠をとることが推奨されているなか、20~50代の正社員に睡眠時間の実態を聞いたところ、平均睡眠時間は6時間14分で、「6時間未満(計)」の人は26.9%存在し、約4人に1人は推奨時間よりも睡眠時間が短い結果となった。理想の睡眠時間は平均が7時間13分で、理想と実態の差は約1時間あった。また、「8時間以上9時間未満(48.0%)」を理想とする人が最多だった。 寝不足の頻度について聞いたところ、「週2~4日以上(38.8%)」が最多で、「週5~7日(31.7%)」と続いた。平均睡眠時間は6時間以上である一方、睡眠不足を感じている人も一定数以上いるようだ。

  • 【正社員】現在/理想の睡眠時間

    【正社員】現在/理想の睡眠時間

  • 寝不足の頻度(週)

    寝不足の頻度(週)

寝不足の原因は「仕事時間・通勤時間の負担」など

寝不足の原因について聞いたところ、全体では「仕事時間の長さ・通勤時間の負担(38.1%)」と「仕事・人間関係のストレス(38.1%)」が最多だった。年代別で見ると、特に30代は「仕事時間の長さ・通勤時間の負担(44.3%)」が高かった。また、20代においては「仕事・人間関係のストレス(43.2%)」や「将来への不安・漠然としたメンタル不調・考え(42.4%)」が他年代と比べて高い傾向が見られた。現在の勤務時間を見ると、寝不足の頻度が高い人ほど勤務時間が長い傾向があり、平均勤務時間では全体と比べて約50分の差が見られた。

  • 寝不足の原因

    寝不足の原因

  • 【年代別】寝不足の原因

    【年代別】寝不足の原因

  • 寝不足頻度別の勤務時間

    寝不足頻度別の勤務時間

寝不足が仕事に与える影響

寝不足が仕事に与える影響については、「仕事への意欲(やる気)が湧かず、取りかかるまでに時間がかかった(22.8%)」が最多で、次いで「注意力が散漫になり、ケアレスミス(入力ミス・誤字脱字・忘れ物等)をした(21.8%)」「会議中やデスクでの作業中に、強い眠気に襲われた・居眠りをした(21.8%)」となった。年代別では、特に50代で「会議中やデスクでの作業中に、強い眠気に襲われた・居眠りをした(27.2%)」が高い傾向が見られた。寝不足により仕事のミスが増えたり、集中力が切れたりすることで、勤務時間が長引く、トラブルが起きやすくなるなど、悪循環に繋がっている可能性も考えられる。

  • 寝不足が仕事に与える影響

    寝不足が仕事に与える影響

睡眠と仕事の関連性に対する意識

睡眠が仕事に与える影響についてどのように考えているのかを聞いたところ、「睡眠は仕事のミスで周りに迷惑をかけないために大事だと思う(62.5%)」が最多で、「睡眠は、仕事で成果を出すために大事だと思う(61.0%)」「寝不足の人が多い職場は、職場の雰囲気に悪影響があると思う(59.2%)」「睡眠は、円滑な人間関係のために大事だと思う(58.8%)」と続いた。半数以上の人が、睡眠は仕事を円滑に進めて成果を出すことや、職場の雰囲気や人間関係のために重要と捉えていることが分かった。年収別で見ると、多くの項目で年収が高いほど割合が高い傾向が見られていることから、睡眠と仕事の関連性に対する意識は年収別に差があることが示唆される。

  • 【年収別】睡眠と仕事の関連性の意識

    【年収別】睡眠と仕事の関連性の意識