クリニックフォアグループは4月20日、「2026年花粉症 実態調査」の結果を発表した。調査は2026年4月1日~4月10日、花粉症の症状でクリニックフォアを利用する492名を対象にインターネットで行われた。
2026年の花粉症傾向
花粉症の265名に、「例年と比べて、2026年の花粉症の症状はどう感じたか」を調査した結果、54%の人が「つらかった」と回答した。
さらに、2026年の花粉飛散シーズンにおいて、「花粉症の薬が効かないと感じたことがあったか」を調査したところ、45%が「あった」と回答した。
2026年の花粉飛散量の増加を背景に、従来の薬では効果を十分に得られず、症状の悪化を感じた人が増えた可能性が考えられる。
半数以上が「舌下免疫療法やってみたい」と回答
舌下免疫療法の未経験者238名に、「舌下免疫療法をやってみたいと思うか」調査した結果、半数以上が「やってみたい」と回答した。
その理由として最も多かったのは「将来的な花粉症の負担を減らしたいと感じたため(53%)」、次いで「根本的に体質を改善したいと考えたため(47%)」、「年々、花粉症の症状が悪化していると感じるため(40%)」、「内服薬・点鼻薬・点眼薬などだけでは、症状を十分に抑えられないと感じたため(36%)」が続いた。
毎年悩まされるスギ花粉症に対し、症状を一時的に抑える対症療法から、体質改善を目指す根本治療への意識の高まりが見られる。
長期的な通院など継続に伴う負担がハードルに
「舌下免疫療法をやってみたい」と回答した131名に、心配に感じている点について調査した。その結果、最多が「長期間の定期的な通院(59%)」、次いで「長期間の服薬によるコスト負担(50%)」「医療機関を受診する時間の確保(42%)」が挙げられた。
治療そのものではなく、継続に伴う負担がハードルとなっている実態が明らかになった。通院に対する不安については、オンライン診療の活用により、通院負担や時間的制約の軽減が期待される。
舌下免疫療法経験者の多くが変化を実感
舌下免疫療法の経験者227名に対し、「舌下免疫療法により、変化を感じているか」を調査したところ、多くが変化を実感していると回答した。
舌下免疫療法は、花粉症の原因物質(アレルゲン)を少量ずつ摂取する治療方法である。そのため、花粉飛散シーズン(1月~4月頃)に開始してしまうと、花粉症を発症している(アレルゲンに対して体の反応性が過敏になっている)中でアレルゲンをさらに摂取することになり、症状が悪化する可能性があるため、スギ花粉症シーズンが終わる5月から、遅くとも12月までであれば、治療を開始できる。
変化を感じ始めたタイミングについて調査した結果、「治療開始の翌年の花粉症シーズン(67%)」が最も多く、次いで「治療開始から2年後の花粉症シーズン(26%)」となった。
多くの人が翌年のスギ花粉症シーズンには変化を実感し、2年後にはさらに多くの人が変化を感じている傾向が見られた。
舌下免疫療法経験者の多くが生活の質の改善を実感
舌下免疫療法の経験者227名に、治療前後の生活の質(QOL)について、0を「まったく満足していない」、10を「非常に満足している」とする11段階で調査した。その結果、平均スコアは3.0から7.2へと4.2ポイント改善した。症状の軽減にとどまらず、日常生活への影響も大きく改善していることがうかがえる。
さらに、特に生活の質(QOL)が向上したと感じる点としては、「花粉症によるストレスの軽減(60%)」「外出のしやすさ(52%)」「仕事への集中力の向上(51%)」が上位に挙げられた。
オンライン診療の活用が継続の鍵に
舌下免疫療法の治療を中断し、再開したことがある43名に、治療の継続ができた理由について質問した結果、最多が「オンライン診療を利用できるようになったため(70%)」次いで「症状がつらく再度治療したいと思ったため(30%)」となった。
さらに「オンライン診療が舌下免疫療法の継続に影響したと回答した」41名に、オンライン診療のどの点が、継続につながったと感じるかどうか質問したところ、「通院の手間がない(90%)」「スキマ時間で受診できる(61%)」「自宅にお薬が届く(59%)」となった。オンライン診療の利便性が治療継続の鍵になっていることがわかった。










