花王はこのほど、「入浴スタイルに関する実態調査」の結果を発表した。調査は2025年10月、全国20~69歳の女性500人を対象にインターネットで行われた。
「シャワー入浴」が増えるのは、暑さが気になり始める5月から
自宅での入浴方法は、500名中195名の人が「時期やその日によって、"シャワーのみの入浴""湯船に浸かる入浴"を使い分ける」と回答。入浴スタイルを変えていることがわかった。
また、入浴スタイルを変える理由は「季節によって入浴スタイルを変えている」が75%と最も多く、湯船とシャワーの使い分けの多くは、季節によることがわかった。
「シャワー入浴のみ」に切り替わる時期は、暑さが気になる5月ごろから増え始め、夏(6-8月)の間に切り替え時期のピークを迎えることが分かった。
「シャワー入浴」が増える時期は、そうじ頻度が低下
さらに、シャワーのみの入浴が増えるにつれて、洗剤を使ったお風呂そうじの頻度は低下する傾向が見られた。夏ごろ(6-8月)には、そうじ頻度が「週に1回以下」と回答した人が4割に及ぶ。
そうじ頻度低下の背景
シャワーのみの入浴が増える時期に、お風呂そうじの頻度が下がる理由としては、「シャワーのみの入浴ならそんなに汚れないから」(54%)、「汚れてはいるが、水で流すだけで落ちる程度の軽い汚れだから」(28%)といった回答が多く見られた(500名中、シャワーのみの入浴が多い時期に、毎日はそうじをしないと回答した273名を元に算出)。
生活者の多くの「シャワーだけなら浴室はあまり汚れない」という"思い込み"が、そうじ頻度の低下につながっているのではと推測される。
シャワーのみの入浴でも、浴室全体に汚れが付着
同社が調べたところによると、実際には、シャワーのみの入浴を1回行っただけでも、皮脂や石けんカスなどの汚れが、床や壁を中心に浴室全体に飛び散って付着するという。
「シャワーだけなら浴室は汚れにくい」という生活者の"思い込み"と、汚れの付着状況との間にはギャップがあることがわかる。
カビは「温度・湿度・汚れ」の3条件が揃うことで発生
カビが発生しやすいのは、「適温(温度20~30℃)」「高湿度(湿度70~95%)」「栄養源となる汚れ(手あか、皮脂、石けんカスなど)」の3つが揃う環境である。シャワーのみの入浴が増える時期は蒸し暑い気候に加え、「シャワーだけだからお風呂そうじは水で流すだけでいい」と考えて、洗剤を使ったそうじ頻度が低下しがちに。その結果、汚れが残りカビが繁殖しやすい環境になる。
カビは、目に見えない小さな粒(胞子)が表面に落ちるところから始まり、「温度・湿度・汚れ」の3条件が揃うと、根のようなもの(菌糸)をのばして広がる。この段階ではまだ目に見えないが、すでに水で流すだけでは落としにくい状態になっている。そのため、カビは目に見える前から、日常的に対策することが重要となる。入浴後の汚れを、その日のうちに除去することが推奨される。




