パナソニックは4月6日、「エアコン待機者」の実態調査の結果を発表した。調査は2026年3月17日~3月20日および3月23日~3月25日、昨年エアコンを新規(追加)購入、または修理した20~60代の男女(修理者550名/購入者367名)と、エアコンを所有している20~60代の男女555名を対象にインターネットで行われた。
「エアコン待機者」は修理者で36%、購入者で24%
昨年夏(6~8月)にエアコンを修理または購入した人が、エアコンを使用できるようになるまでの期間を調べたところ、修理した人の36%、購入した人の24%が、修理依頼・購入から使用可能になるまで2週間以上かかる「エアコン待機者」であったことが明らかになった。特に修理においては、「2週間以上~3週間未満」が29%、「3週間以上」が7%と、3人に1人以上が長期間エアコンを使用できない状況にあったことが分かった。さらに、「修理したが直らなかった」と回答した人も3%おり、一度の対応で解決しないケースも一定数あることがうかがえる。
2週間以上にわたって待機が発生した理由として、修理者では「工事を複数回にわたって実施したため」(52%)が最多となり、「繁忙期で工事業者の予約が取れなかったため」(45%)が続いた。一方、購入者では「繁忙期で工事業者の予約が取れなかったため」(52%)が最も多く、「在庫がなく取り寄せになったため」(47%)が続く結果となった。
エアコン試運転、正しく理解していない人が50%
「エアコン試運転という言葉を知っていますか?」という質問では、「言葉も内容も知っている」と回答した人が50%となった一方で、「言葉は聞いたことがあるが内容までは分からない」(28%)、「聞いたことがない」(22%)と、依然として半数が十分に理解していない実態が明らかとなった。また、試運転の実施状況については、これまでに試運転を行ったことがある人は52%と半数程度にとどまった。
試運転で38%が不具合発覚
実際に、試運転を行った人のうち、38%が何らかの不具合に気づいたと回答した。最も多かったのは「異臭がした」(19%)で、「カビが生えていた」(11%)、「水漏れしていた」(9%)など、使用環境や経年劣化によるトラブルが一定数発生していることが分かった。
さらに、不具合に気づいた後の対応については、「修理した」(37%)、「買い替えた」(23%)に対し、「しばらく様子を見た」(25%)、「そのまま使い続けている」(9%)と、34%が十分な対応を取らないまま使用を継続している実態も明らかになった。
エアコン本格稼働前にしておきたい「エアコン試運転」マニュアル
試運転は不具合の早期発見だけでなく、修理や買い替えの判断にもつながる重要な機会となる。夏本番に問い合わせや工事が集中する前の4月〜5月に試運転と点検を行うことが、安心・快適な夏の準備につながる。
試運転は室内温度より3℃以上低く設定して冷房運転を行うため、気温が20℃になる頃が目安とされている。例年4月~5月頃に20℃に到達する地域が多く、同時期には桜が散る地域も多い。「桜が散ったら試運転」を1つの目安に、早めの試運転が推奨される。
以下、同社のエアーマイスター福田風子氏が、エアコン試運転の3つのステップを解説する。
しばらく使用していなかったエアコンは、内部にたまったカビやホコリが風に乗って放出される恐れがあるため、試運転を行う際にはマスクを着用し、窓を開けて実施することが推奨される。
よくある不具合と対策法
エアコン試運転については、「数週間前までエアコン暖房が問題なく使えていたため必要ない」と思うかもしれないが、そうとは言い切れないという。冷房と暖房の一番の違いは結露水で、簡単に言えば暖房運転では発生しない室内機側の結露水が、冷房運転時の不具合として起こる「水漏れ」につながるケースがある。水漏れはドレンホースが原因である可能性が高いため、「エアコン本体からの水漏れ」の対策法をチェックする必要がある。
また、試運転後には目視でフィルターのホコリとエアコン内部のカビをチェック。手が届く範囲であれば拭き取り、手が届かない部分までカビの付着やカビくさいにおいがある場合にはエアコンのクリーニングが推奨されている。
パナソニック「エオリア」調べ







