オリコンは4月1日、「法人向けクレジットカード」の専門家評価の調査結果を発表した。調査は2026年1月23日~2月3日、金融系の専門家40人を対象に行われた。なお、本ランキングは、これらの専門家が各ランキング項目について評価を行ったもので、調査対象商品数は、法人カード 年会費無料が7商品、法人カード11商品、法人カード ゴールド11商品、法人カード プラチナ11商品となる。
法人カード 年会費無料 総合ランキング
「法人カード 年会費無料(専門家評価)」ランキングでは「UPSIDERカード」と「バクラクビジネスカード」が同点で総合1位となった。評価項目別では、「UPSIDERカード」が「サービスの品質」で1位、「バクラクビジネスカード」が「付帯サービス」で1位となっている。
「UPSIDERカード」は、成長企業や上場準備企業向けに設計された法人クレジットカードで、年会費が無料である点が大きな特徴だ。本カードだけでなく追加カードも永年無料で、発行枚数に制限がないため、必要に応じて従業員用カードを柔軟に発行できる。また、「UPSIDERカード」ポイント還元率 は1%~1.5%と法人カードとしては高水準で、獲得したポイントは翌月に自動でキャッシュバックされる仕組みになっている。さらに、利用限度額が最大10億円まで設定可能とされており、一般的な法人カードの数百万円程度と比べても非常に大きな決済枠を持つ点が特徴だ。そのため、広告宣伝費やマーケティング費用などの大規模な支出が発生しやすい、成長企業やスタートアップにとって大きなメリットのある法人カードといえる。
総合3位は「三井住友カード ビジネスオーナーズ」がランクイン。評価項目別「付帯サービス」「サービスの品質」の2項目で2位を獲得した。専門家からは「ポイント還元や福利厚生など、サービス内容に対する質」に関する評価があった。個人用カードとの2枚持ちにより特定の利用で最大1.5%の還元が受けられる点に加え、ナンバーレス仕様によるセキュリティ面も評価されている。
総合4位の「Biz ONE」は、「ポイント・マイル」で1位を獲得した。専門家からは、「優待店の利用でポイント還元率が高まる点」や「ポイント制度の見直しにより、少額決済でもポイントが貯まりやすくなった点」が評価のポイントとして挙げられていた。
法人カード 総合ランキング
「法人カード(専門家評価)」ランキングでは「法人決済用ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card」が総合1位となった。評価項目別では、「付帯サービス」で1位を獲得している。同カードは、日本初の金属製・縦型デザインというユニークな特徴があり、会員の約7割が20代~40代と若い層が中心。年会費は55,000円で、経営者同士が交流できるイベントも用意されており、ビジネスネットワークを広げたい人に人気があるという。また、プライオリティ・パスが付帯しているため、海外出張や海外旅行が多い人にもメリットの大きいカードといえる。
総合2位は「マネーフォワード ビジネスカード」となった。評価項目別では、「コストパフォーマンス」で1位を獲得している。専門家からは、「マネーフォワード クラウドと連携することで経理業務を効率化できる点」や「カード利用データを活用して支払い管理がしやすくなる点」が評価されている。また、年会費無料ながら高いポイント還元率を備えている点も評価されている。
総合6位となった「Airカード」は、評価項目別「ポイント・マイル」で、2位と3.2ptの差をつけ1位を獲得している。専門家からは、「基本ポイント(リクルートポイント)の還元率が1.5%と高い点」が評価されている。貯まったポイントはdポイントやPontaポイントに交換できるなど、利便性の高さも特徴として挙げられている。
法人カード ゴールド 総合ランキング
「法人カード ゴールド(専門家評価)」ランキングでは「法人決済用ラグジュアリーカード Mastercard Black Card」が総合1位となった。評価項目別「ポイント・マイル」「付帯サービス」でも1位を獲得している。同カードは年会費が110,000円と高額だが、その分サービス内容が充実している。ポイント還元率は1.25%と法人カードの中でも高水準で、特に接待や出張などでカードを多く利用する経営者にとってメリットの大きい1枚といえる。さらに、対象レストランを利用する際にリムジンで送迎してくれる特典もあり、特別感のあるサービスを受けられる点が特徴だ。
総合2位の「三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド」は評価項目別「コストパフォーマンス」で1位を獲得した。専門家からは、「継続特典ポイントなどの特典内容」や「一定の条件を満たすと翌年以降の年会費が無料となる点」などが高く評価されている。また、キャッシュバックなどポイント管理の手間を抑えながら経費削減にもつながる点も評価されており、全体のバランスが良く利用価値が高いカードとして評価された。
総合3位は「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」となった。評価項目別「付帯サービス」で2位となっている。会計ソフトとのデータ連携など業務効率化に役立つ特典に加え、追加カードを最大99枚まで発行できる点が特徴だ。また、福利厚生サービス「クラブオフ」のVIP会員月会費が無料になるなど、従業員向けの付帯サービスも充実している。専門家からは、「コンシェルジュサービスから各種優待まで付帯サービスが充実している」といった声が寄せられており、年会費は高いものの、それに見合うサービス内容である点が評価された。
法人カード プラチナ 総合ランキング
「法人カード プラチナ(専門家評価)」ランキングでは「法人決済用ラグジュアリーカード Mastercard Gold Card」が総合1位となった。評価項目別では、「ポイント・マイル」で1位を獲得している。年会費は220,000円と高額だが、ポイント還元率は1.5%とされており、これはクレジットカード業界でも非常に高い水準である。高い還元率に加えて特徴的なのが、LCのサイト内にあるマーケットプレースへ出店できる点。自分が仕事で作った商品を紹介・販売でき、ラグジュアリーカードのプラットフォームを通じて宣伝してもらえるため、ビジネスの営業活動にも役立つ可能性がある。単なる決済手段としてだけでなく、ビジネス拡大のチャンスも提供してくれる点が、このカードの大きな魅力だ。
総合2位は「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」となっており、評価項目別「付帯サービス」でも1位となっている。専門家からは「空港ラウンジ利用やホテル優待、コンシェルジュサービス、出張などに役立つ特典が充実している」といった評価が寄せられている。年会費は高額ながら、広告費キャッシュバックなどビジネス拡大に寄与するサービスや各種優待が用意されており、経営者や出張の多いビジネスパーソンにとって実用性の高いカードとして評価された。
また、総合3位の「UCプラチナカード」は、「コストパフォーマンス」において1位を獲得している。専門家の評価では、「比較的手頃な年会費ながら、コンシェルジュやプライオリティ・パス、飲食店優待などの特典が充実しており、コストパフォーマンスが高い」といった声が寄せられている。プラチナカードとして必要な付帯サービスを備えつつ、年会費に対するサービスの質が高い点が評価されている。




