2人の父を、10年以上にわたって介護してきた――女優・岸本加世子が『徹子の部屋』で明かしたのは、“父”と向き合い続けてきた日々。実父を看取ったあと、現在は88歳で要介護5の育ての父を在宅で介護している。静岡弁を話していた亡き母への思いや、介護のなかで感じる葛藤、そして思わず本音がこぼれる瞬間まで、率直な言葉で語った。

岸本加世子

岸本加世子

16歳で芸能界デビュー 36年前に母が他界 実父と育ての父と“2人の父”を持つ

岸本加世子は、10日放送のテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演。

16歳で芸能界デビューし、来年で50周年を迎える岸本。36年前には、母を57歳の若さで亡くしている。母は静岡弁がとても達者だったそうで、今でも静岡の方言を耳にすると母を思い出すという。

そんな母の話し方にそっくりな人物がいるそうで、それが元サッカー日本代表・中山雅史の父。「本当に方言が母と一緒なので、恋しくて、たまにお電話させてもらっています」と明かした。

岸本には、実父とは別に、母の再婚相手である“育ての父”がおり、2人の父がいる。マグロ船の船員だった実父はすでに他界しており、現在、育ての父とは同居しているという。

実父も再婚していたが、その妻が亡くなった際、実父はすでに要介護の状態だった。身寄りがいなくなったため、岸本が引き取ることに。

「私の家のすぐ近くにアパートを借りて、介護をし始めたんですけど、私が仕事のときは育ての父が通って、おむつを替えてくれたりして」と当時を振り返った。

実父の介護を育ての父が手伝うこともあったそうだが、気性の荒い実父は、世話をしてくれる育ての父に強い口調で当たることもあったという。

現在、その育ての父は88歳で要介護5。岸本が自宅で介護を続けている。

「(育ての父は)脳梗塞を3回やったので、高次脳機能障害なんです。失語症とか手足の不自由もあるんですが、なんとか伝い歩きはできる」と、父の現在の状態について説明した。

これまで2人の父の介護を合わせて10年以上続けてきた岸本。「正直言って、本当に大変です。ストレスもたまるんですが、発散しながらやっています」と本音を打ち明けた。

普段は我慢強く、文句も言わないという育ての父。そんな父を前にしても、介護の中では思わず感情がこみ上げてしまうこともあるという。

「高次脳機能障害だから、言っても言ってもわからなかったりするので、『何回言えばわかるんだ!』と思ってしまう」と、介護の現実を率直に語っていた。

岸本が出演した10日放送の『徹子の部屋』は、Tverで17日まで見逃し配信中。

【編集部MEMO】
『徹子の部屋』は、1976年にスタートしたテレビ朝日系トーク番組。2026年で50周年を迎え、放送回数は1万2,000回を超えている。