宝島社「もっと話そう! Fem&」プロジェクトは、2026年3月10日に「睡眠と女性ホルモン」に関する意識調査の結果を発表した。本調査は、20代から60代までの女性読者2,714名を対象に、2026年2月2日~8日の期間、インターネット調査にて実施された。
全世代で「5~7時間睡眠」が6割超
平日の平均睡眠時間を尋ねたところ、「6~7時間未満」(32.6%)が最も多く、次いで「5~6時間未満」(32.4%)となった。全世代を通して「5~7時間」の睡眠が6割を超えている。
OECDの調査(2021年)では世界の平均睡眠時間が8時間28分であるのに対し、日本人は7時間22分と最下位レベルだ。また、フェムテック商品「RizMo」の利用調査では、実際の睡眠時間は横になっている時間より1時間以上短い可能性も示唆されている。
睡眠不足の理由は「スマホ」や「中途覚醒」
睡眠時間が短くなっている理由(複数回答)を世代別に見ると、20代から40代では「夜遅くまでスマホ・PCを見る」が1位となった。特に20代では58.3%にのぼる。一方で、50代・60代では「夜中または早朝に目が覚める」が最多となった。
最近の睡眠の実態(複数回答)についても、60代を除いた全世代で「起床時に疲れが残っている」が1位となっており、30代では50.8%と半数を超えている。
現在の睡眠満足度について、64.1%が「満足していない」と回答した。また、生理中や生理前後、妊娠期、更年期などに睡眠の質の変化を「感じる」と回答した人は64.0%にのぼった。変化を感じる時期(複数回答)としては、「生理前」(23.4%)、「更年期」(22.8%)、「生理中」(19.6%)が多く挙げられた。
症状の1位は「手足の冷え」、50代以降は「トイレ」が悩み
睡眠に影響する症状(複数回答)では、全体で「手足が冷えてなかなか眠れない」(48.5%)が1位となった。世代別で見ると、20代から40代では「手足の冷え」が最多だが、50代・60代では「夜中にトイレに行きたくなり目が覚める」が1位となっている。
また、全世代で「不安感や考えごとが頭から離れず眠れない」という回答も上位に入り、精神的な要因も睡眠を妨げている。
85.1%がパフォーマンス低下を実感、対策の1位は「入浴」
睡眠の質が仕事や家事、学習のパフォーマンスに影響していると「感じる」人は85.1%に達した。具体的な影響(複数回答)は「だるさ、倦怠感」(56.9%)や「日中の眠気」(55.1%)が突出している。
睡眠の悩みへの対策(複数回答)では、「入浴やからだを温める」(53.2%)が最多となった。自由記述では「39度のお湯に20分つかる」「1時間前にはスマホを触らない」「オーダーメイド枕の使用」といった具体的なセルフケアが挙げられた。
「基礎体温」の有効性を知る人はわずか18.9%
睡眠不調の原因として女性ホルモンの影響を「考えたことがある」人は45.4%となった。また、ホルモンバランスの変動が睡眠に影響することを「知っている」人は36.2%にとどまった。
不調を先読みするために「基礎体温計測」が有効であることを「知っている」人は18.9%と少なく、半数近い48.9%が「知らない」と回答した。自身のバイオリズムを把握し、睡眠改善につなげる意識の普及が課題となっている。






