「楽しいことだけ、やろう!」「なぜこんなに甘すぎるのか…」――俳優の町田啓太と松本穂香が、4月11日にスタートする日本テレビ系ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』(毎週土曜21:00~)に出演することが4日、発表された。フリースクールを舞台に、正反対の価値観を持つ関係を演じる。

  • (左から)町田啓太、松本穂香

    (左から)町田啓太、松本穂香

今作は、学校に行きたくない子どもたちと、時に笑い、泣き、迷いながらも、多様化する生き方に希望を見出していくヒューマンドラマ。町田は、子どもたちに甘すぎるほど寄り添う、フリースクールのスタッフ・浮田タツキを。松本は、タツキの同僚で、ルールを重んじる真面目な元中学校教師・青峰しずくを演じる。

タツキのモットーは「楽しいことだけ、やろう!」。アートを取り入れ絵を描いたり、子どもたちとゲームをしたり遊んでばかりの姿に、真面目なしずくは「なぜこんなに甘すぎるのか…」と疑問に思うことも。

子どもの教育に正反対の価値観を持つ2人だが、彼らと向き合う中で、タツキが抱える葛藤と、徹底して寄り添おうとする真意が明らかになっていく。一方、不登校経験もあるしずくは、やがて自分なりの寄り添い方を見出していく。

コメントは以下の通り。

町田啓太

──出演オファーを受けた時の感想を教えてください。

「教師役や、子どもたちと触れ合う役を演じてみたい」と思っていたタイミングでいただいたお話だったので、運命的なものを感じました。企画書をいただいた際、圧倒的なボリュームから作品へのすさまじい熱量が伝わってきて、「温かくて素敵なドラマが生まれるんじゃないか」とワクワクしたのを覚えています。

──演じる「浮田タツキ」はどんな人物ですか?

タイトル通り、一言で言えば「甘すぎる人」ですね(笑)。ただ、単に甘いだけではなく、彼なりの考えや想いを抱いています。何より「子どもたちのことをもっと知りたい」という純粋な好奇心が彼の根底にあるので、そこを面白く演じられたらと思っています。

──台本を読んだ時の印象はどうでしたか?

「これは子どもたちが主役の物語だ」と感じました。撮影を通して、子どもたちがどんなふうに輝き、どんな表情を見せてくれるのか、それを浴びられるのが楽しみになる台本でした。

今作はオリジナル作品ということもあり、このキャストが集まるからこそ生まれる化学反応があるはず。人の温もりが映像を通して伝わるように、子どもたちに成長させてもらいながら、みんなで一歩ずつ丁寧に向き合いたいと思います。

──撮影現場で楽しみにしていることは?

「現場がどんなにぎやかさになるのかな?」と楽しみにしています(笑)。これほど多くの子どもたちに囲まれる現場は初めてなので、どんな雰囲気の中で撮影が進むのか楽しみです。

──ドラマの見どころと、皆さんへのメッセージをお願いします。

「フリースクール」という場所を舞台にしたドラマは、日本では珍しい試みだと伺っています。まずは「こういう居場所もあるんだ」と知っていただけることが、この作品の大きな見どころです。

先日、モデルの一部となったフリースクールを見学させていただいた際、あいにくの雨で子どもたちは少なかったのですが、誰もいない空間からも彼らのすさまじいエネルギーを感じました。そのエネルギーを、映像を通しても皆さんにお届けしたいです。子どもたち、そして、子どもだった大人たち、皆さんに楽しんでいただきながら、愛しいと思ってもらえるドラマになるよう、精いっぱい頑張ります。

松本穂香

──出演オファーを受けた時の感想を教えてください。

以前、児童精神科クリニックを舞台にした作品に出演した際、現在も悩まれている当事者の方がいる中で、作品と向き合うことの責任があり、現場で議論を重ねて温かい作品を作り上げた経験が深く心に残っています。今回、また新たに「フリースクール」という、これまでにない題材で子どもたちと関わり、共に物語を紡いでいけることが純粋にうれしいです。

──演じる「青峰しずく」はどんな人物ですか?

規律やルールを重んじる、非常に真面目な女性です。その真っすぐさゆえに、自由なスタイルのタツキ先生とは意見がぶつかる場面もあります。しかし、実は彼女自身も過去に不登校を経験しており、子どもたちの痛みが誰よりも分かるという側面を持っています。「正論」と「共感」の両方を抱えた、人間味のあるキャラクターとして演じていきたいです。

──台本を読んだ時の印象はどうでしたか?

私自身、この作品を通じて初めて「フリースクール」という場所を深く知るきっかけをいただきました。台本を読み、実際に見学へ伺って感じたのは、そこが「子どもたちの意思を何よりも尊重する自由な場所」だということです。ドラマの中でも、子どもたちが型にはまらず生き生きと表現できるような、今までにない新しい現場になるのではないかとワクワクしています。

──撮影現場で楽しみにしていることは?

もともと子どもが大好きなので、現場でみんなと過ごすのが楽しみです! 過去に共演した子との再会もあるので、「どれくらい大きくなったかな?」「久しぶり! って声をかけてもらえるかな?」なんて想像して、今から頬が緩んでしまいます(笑)。

──ドラマの見どころと、皆さんへのメッセージをお願いします。

現在、学校へ行くことに悩みや葛藤を抱えているお子さんや、そんな我が子を思って悩まれている保護者の方はとても多いと思います。このドラマを通して、「こういう場所(選択肢)もあるんだよ」ということをまずは知っていただきたいです。「子どもにとって本当に必要なものは何なのか」を、皆さんと一緒に考えるきっかけになるような作品にしたいと思っています。

脚本 徳尾浩司氏

今回のドラマはフリースクールを舞台に、タツキ“先生”と子どもたちが様々な出来事に立ち向かい、自分らしさを見つけていく物語です。ドラマを書くにあたって、いくつかのフリースクールを取材させていただきました。そこでは小学生から高校生までの幅広い年齢の子どもたちが一つの空間で、お互いの価値観と距離感を尊重しながら伸び伸びと過ごしている姿がありました。今回のドラマでも、子どもたちが周りの人たちへの思いやりを大切にしながら、自分自身の心にじっくりと向き合える時間を描けたらと思います。また、タツキ“先生”がアートセラピーという心理療法を通じて、子どもたちの知られざる心にアプローチしていくところも見どころです。見終わった後に、「こういう生き方もありだよね」と、気持ちが楽になれるドラマにできたらいいなと思います。

岩崎秀紀プロデューサー

皆さんは、「学校に行く」ということを、どう考えていますか…? 「学校に行かない」という選択肢に、何を感じるでしょうか? 私は学生の頃、教室に居づらいな……と思う瞬間はたくさんあったのに、勉強が遅れてはいけないと言い聞かせて、自分を押し殺しながら学校に行っていました。勉強が好きだったからかもしれないし、勉強という行動で、自分の立ち位置をなんとか作っていたのかもしれません。あの頃は意識していなかった自分の気持ちが、最近になってようやく分かるようになってきました。本作は、そんな風に、ご覧頂いた皆さんの新しい気づきになるようなドラマになれたら、と思っております。

多くの取材を重ね、本当に切実で、届けないといけない声があることも実感しました。子どもも大人もひとりひとり、きっと輝く人生を送れる。明日の力になることを願って、制作して参ります。

【編集部MEMO】
今作は、プロデューサーの岩崎秀紀氏、秋元孝之氏、大護彰子氏、演出の鈴木勇馬氏、音楽の得田真裕氏と、『放課後カルテ』のスタッフが多数参加している。

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