日本のお笑いについて「そのまま輸出するのは難しい」と吐露したのは、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏。2月25日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)に出演し、「絶対に笑ってはいけない」シリーズが海外展開することに触れた。
『笑ってはいけない』は「あのメンバーじゃなかったらたぶん面白くない」
「絶対に笑ってはいけない」シリーズは、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の人気企画。吉本興業は2月25日、世界最大級のエンターテインメント企業であるバニジェイ・エンターテインメントとパートナーシップを締結し、同企画のフォーマットをグローバル展開すると発表した。
同ニュースに、佐久間氏は、「作るってことまで実際できたらすごいけどね。実際に制作できるか、その交渉がはじまって。ローカライズでルールが変わっていって、どういう風になるのか」と期待。一方で、「『笑ってはいけない』の場合はさ、言ってみればあの4人が。ダウンタウンとココリコと方正さんがやってることが面白いじゃん。日本では、あのメンバーじゃなかったらたぶん面白くないと思う」と話し、「海外ローカライズで誰がやるのかだよね」とローカル版の難しさを語った。
また、日本のお笑いは、「固有名詞とか人間関係が絶対出てきちゃう。漫才とかでも、前提の意識が結構高すぎる」ため、「そのまま輸出するのは難しい」と吐露。自身もプロデューサーとして、「海外でウケるっていうのを意識した時期もちょっとだけあった」というが、「そうすると日本で面白くなくなる」とジレンマを明かし、「日本でウケることだけを考えて作っていくと、そのルールの複雑さみたいなのが。(海外では)もしかしたら難しくなるのかなっていう気がする」と話した。
これまで、テレビ東京系『ゴッドタン』の人気企画「キス我慢選手権」や「マジ歌選手権」を手掛けてきた佐久間氏。実は、海外からのオファーもあったが、「アドリブ演技に対するツッコミは必要ない」「ルールがよくわからない」などの理由で実現しなかったそう。「社会の問題とかじゃなく、芸能界を前提にしてると日本の中でしかわかんない」「人によって笑いのコードって全然違う」と悩ましげに語りつつ、「世界最大級の制作会社とお仕事してみたいですけどね(笑)」と締めくくっていた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。
【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。
