(左から)中日ドラゴンズの清水達也、広島東洋カープの坂倉将吾、千葉ロッテマリーンズの小島和哉(写真:産経新聞社)

 

 4年連続で50試合登板を超える安定感で、中日の勝ちパターンを支える右腕。2026年に国内FA権取得が見込まれ、腰痛明けの今季は評価を左右する勝負となる。動向が注視される。[1/6ページ]

勝ちパターンの要がFAイヤーへ

清水達也(中日ドラゴンズ)

[caption id="attachment_251131" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの清水達也(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/95kg

・生年月日:1999年11月3日(26歳)

・経歴:花咲徳栄高

・ドラフト:2017年ドラフト4位(中日)

・2025年成績:55試合登板(52回1/3)、4勝1敗4セーブ30ホールド、47奪三振、防御率2.24

 

 4年連続で50試合登板をクリアするなど、ブルペンの屋台骨を支える清水達也。2026年に国内FA権を取得する見込みとなっており、早くも動向が注視されている。

 

 花咲徳栄高ではエースナンバーを背負い、3年夏に全国制覇を達成。

 

 最速150キロの本格派右腕として注目を集め、2017年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団した。

 

 

 

 プロ入り後は先発として経験を積んだが、高卒5年目の2022年にリリーフに転向し、54試合に登板した。

 

 その後もブルペンの一角を担い、2024年は自己最多の60試合登板、3勝1敗36ホールド、防御率1.40の好成績をおさめた。

 

 2025年は55試合に登板し、4勝1敗30ホールド、防御率2.24とセットアッパーに君臨している。

 

 また、4年連続で50試合以上に登板するなど、救援陣に欠かせない存在となっている。

 

 同年オフは腰痛によるリハビリ調整を強いられたが、高卒9年目を迎える2026年は順調に行けば、国内FA権の取得条件を満たす。中日は是が非でも流出を阻止したいところだ。

 強打の捕手として主軸を担ってきたが、昨季は故障もあり成績が低下。2026年に国内FA権取得が見込まれ、起用法次第では去就を左右する重要なシーズンになる。再浮上が鍵だ。[2/6ページ]

 

攻撃型捕手の再評価は

坂倉将吾(広島東洋カープ)

[caption id="attachment_251132" align="aligncenter" width="530"] 広島東洋カープの坂倉将吾(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投左打

・身長/体重:177cm/91kg

・生年月日:1998年5月29日(27歳)

・経歴:日大三高

・ドラフト:2016年ドラフト4位(広島)

・2025年成績:104試合出場、打率.238(345打数82安打)、5本塁打、37打点、1盗塁

 

 早くも2026年オフの去就が注視されているのが、坂倉将吾だ。2025年は不本意な数字に終わっただけに、再び評価を高めたいところだ。

 

 日大三高から2016年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。捕手登録ながら、打力を生かすために一塁を兼任し、出場機会を増やした。

 

 2022年には三塁のレギュラーを担い、143試合出場、打率.288、16本塁打、68打点の好成績をマーク。

 

 

 

 その後は本職の捕手をメインに守り、4年連連続で2桁本塁打を記録するなど、強打の捕手として存在感を発揮した。

 

 しかし、2025年は故障の影響で104試合の出場にとどまり、打率.238、5本塁打、37打点と低調な結果に。

 

 守備面でも、盗塁阻止率.181と苦しんだ。

 

 2026年は国内FA権を取得する節目のシーズンを迎える一方、三塁や外野への再コンバート案も浮上している。

 起用法はFA移籍の大きな要因となり得るだけに、注目ポイントの1つといえそうだ。

 5年連続で規定投球回に到達した先発左腕。2026年に国内FA権取得が見込まれ、安定した稼働力は市場でも希少。今季の内容次第で評価がさらに高まりそうだ。注目は必至だ。[3/6ページ]

 

安定稼働の先発左腕に視線

小島和哉(千葉ロッテマリーンズ)

[caption id="attachment_251130" align="aligncenter" width="530"] 千葉ロッテマリーンズの小島和哉(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:左投左打

・身長/体重:178cm/85kg

・生年月日:1996年7月7日(29歳)

・経歴:浦和学院高 - 早稲田大

・ドラフト:2018年ドラフト3位(ロッテ)

・2025年成績:24試合登板(145回)、8勝10敗、92奪三振、防御率3.72

 

 5年連続で規定投球回に到達するなど、先発投手として確かな実績を持つ小島和哉。順調に行けば、2026年シーズン中に国内FA権を取得予定である。

 

 浦和学院高、早稲田大を経て、2018年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから一軍の先発マウンドを経験した。

 

 プロ3年目の2021年には、自身初の規定投球回に到達。2桁10勝を記録した。

 

 

 

 翌2022年は24試合に登板し、3勝11敗と大きく負け越したが、防御率3.14と安定感を発揮。

 

 2024年は25試合(163回1/3)を投げ、12勝10敗、リーグトップの5完投、防御率3.58の好成績をマーク。

 

 3年連続の開幕投手を務めた2025年は、24試合の登板で8勝10敗、防御率3.72とやや成績と落としたが、先発陣を支える働きを見せた。

 

 プロ8年目を迎える2026年は、国内FA権の取得要件を満たす節目のシーズンとなる。安定した稼働が期待できる先発左腕だけに、動向を注視する球団も多いだろう。

 三塁の名手としてベストナインとゴールデングラブ賞の常連だったが、近年は打撃が低迷。2026年に国内FA権取得が見込まれ、復活して価値を示せるかがオフの注目点となる。反転攻勢を狙う。[4/6ページ]

 

名手がFAイヤーに復活なるか

宗佑磨(オリックス・バファローズ)

[caption id="attachment_251134" align="aligncenter" width="530"] オリックス・バファローズの宗佑磨(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投左打

・身長/体重:181cm/83kg

・生年月日:1996年6月7日(29歳)

・経歴:横浜隼人高(オリックス)

・ドラフト:2014年ドラフト2位

・2025年成績:98試合出場、打率.235(349打数82安打)、6本塁打、28打点、3盗塁

 

 3年連続でベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した実績を持つ宗佑磨。2026年は、国内FA権の取得予定となっている。

 

 横浜隼人高から2014年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。プロ入り後は内野手登録ながら外野にも挑戦するなど、出場機会を模索するシーズンが続いた。

 

 すると、2021年にようやく三塁のレギュラーを奪取し、139試合出場で打率.272、9本塁打、42打点、8盗塁の好成績をマーク。

 

 

 

 同年から3年連続でベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

 しかし、2024年は攻守で不調に陥り、97試合の出場で打率.235、1本塁打、22打点と低迷。

 

 さらに、2025年も98試合出場、打率.235、6本塁打、28打点と復活には至らなかった。

 

 2026年は国内FA権の取得が見込まれるだけに、再浮上して評価を高めたいところだ。

 完投・完封を量産できるタフな先発左腕として君臨。2026年に国内FA権取得が見込まれ、リーグ屈指のイニングイーターだけに動向は早くも市場の焦点になり得る。熱視線が集まる。[5/6ページ]

 

FA最大級の目玉に

床田寛樹(広島東洋カープ)

[caption id="attachment_243309" align="aligncenter" width="530"] 広島東洋カープの床田寛樹(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:左投左打

・身長/体重:181cm/97kg

・生年月日:1995年3月1日(29歳)

・経歴:箕面学園高 - 中部学院大

・ドラフト:2016年ドラフト3位(広島)

・2025年成績:26試合登板(171回1/3)、9勝12敗、102奪三振、防御率3.15

 

 先発投手において、最大の目玉となり得るのが、広島東洋カープの床田寛樹だろう。

 

 中部学院大から2016年ドラフト3位で広島に入団。ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りを果たした。

 

 しかし、同年7月に左肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を実施し、長期離脱を余儀なくされた。

 

 

 

 それでも、プロ3年目の2019年に一軍復帰し、7勝を記録。その後も一定の結果を残した。

 

 2023年には自身初の規定投球回をクリアし、11勝7敗、防御率2.19の好成績を残した。

 

 2025年は3年連続の2桁勝利こそ逃したが、26試合(171回1/3)を投げ、9勝12敗、防御率3.15をマーク。

 

 加えて、リーグトップの6完投、3完封を記録しており、先発の役割を十二分に果たした。

 

 プロ10年目を迎える2026年は、順調に行けば国内FA権を取得する節目のシーズンとなる。球界を代表する先発左腕の1人に挙げられるだけに、早くも動向に注目が集まっている。

 150キロ超の直球と変化球で勝ちパターンを担う右腕。2026年に国内FA権取得が見込まれ、安定した奪三振力は大きな武器。宣言となれば争奪戦も現実味を帯びる。今季も要注目だ。[6/6ページ]

 

実績抜群のリリーフ評価

島内颯太郎(広島東洋カープ)

[caption id="attachment_243308" align="aligncenter" width="530"] 広島東洋カープの島内颯太郎(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/86kg

・生年月日:1996年10月14日(29歳)

・経歴:光陵高 - 九州共立大

・ドラフト:2018年ドラフト2位(広島)

・2025年成績:60試合登板(57回2/3)、4勝2敗1セーブ33ホールド、57奪三振、防御率1.40

 

 2025年はチーム最多タイの60試合に登板するなど、ブルペンに不可欠な存在となっている島内颯太郎。順調にシーズンを消化すれば、2026年中の国内FA権取得が見込まれる。

 

 九州共立大から2018年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーから中継ぎとして一軍登板を重ねた。

 

 プロ3年目の2021年にはセットアッパーに定着し、51試合に登板。

 

 

 

 さらに、2023年には62試合登板、3勝3敗39ホールド、防御率2.31の活躍で最優秀中継ぎ投手に輝いた。

 

 2025年は60試合登板、4勝2敗29ホールド、防御率1.40の好成績をマーク。

 

 150キロ超のストレートとチェンジアップを武器に、3年連続で50試合登板をクリアした。

 

 プロ8年目の30歳を迎える2026年は、国内FA権の取得が予定される。リリーフでは球界トップクラスの実績を残しているだけに、FA宣言となれば、争奪戦の可能性も高そうだ。

 

 

【了】