
高校時代に二刀流で脚光を浴び1位入団。野手から投手へ転向したが一軍では登板機会が限られ停滞が続く。二軍では結果を示しており、2026年は序盤からアピール必須の勝負年となる。[1/6ページ]
二刀流ドラ1の現在地
根尾昂
・投打:右投左打
・身長/体重:177cm/85kg
・生年月日:2000年4月19日(25歳)
・経歴:大阪桐蔭高
・ドラフト:2018年ドラフト1位(中日)
・2025年成績:4試合登板(5回2/3)、5奪三振、防御率7.94
2025年は中継ぎに専念するも、一軍では4試合の登板に終わるなど、振るわなかった根尾昂。投手転向5年目を迎える2026年は、背水の陣となりそうだ。
大阪桐蔭高では投打の二刀流で活躍し、3年時には甲子園春夏連覇を達成した。
世代屈指のプレーヤーと高い評価を得て、2018年ドラフト会議では4球団が1位指名。抽選の末に中日ドラゴンズへの入団が決まった。
内野手としてプロのキャリアをスタートさせたが、目立つ数字は残せず。高卒4年目の2022年シーズン途中に異例の投手転向を決断した。
同年は救援を中心に25試合に登板し、1ホールド、防御率3.41と能力の一端を示した。
ところが、翌2023年からは先発に挑戦するも、伸び悩むシーズンが続いた。
2025年は再びリリーフとして起用されたが、一軍では4試合の登板で防御率7.94と苦しんだ。
二軍では42試合登板、3勝3敗、防御率2.68と結果を残したが、プロ8年目を迎える2026年は、一軍での結果が求められる立場となる。
長打力を買われ開幕4番も任されたが、故障と不振で結果が出ず出場数は伸び悩んだ。覚醒を待つ声は大きい一方で若手台頭も進む。2026年は一軍で数字を残せるかが最大の焦点だ。[2/6ページ]
4番候補の苦闘
石川昂弥
[caption id="attachment_211654" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの石川昂弥(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/100kg
・生年月日:2001年6月22日(24歳)
・経歴:東邦高
・ドラフト:2019年ドラフト1位(中日)
・2025年成績:22試合出場、打率.139(72打数10安打)、1本塁打、5打点
2025年は開幕4番に抜擢されるも、期待に応えることができなかった石川昂弥。2026年で高卒7年目を迎えるだけに、いよいよ一軍での立場も危うくなってきている。
東邦高時代には世代屈指のスラッガーとして注目を集め、2019年ドラフト会議では3球団が競合。抽選の末に中日ドラゴンズへの入団が決まった。
プロ入り後は故障に泣いたシーズンもあったが、高卒4年目の2023年に規定打席をクリア。同年は121試合出場、打率.242、13本塁打、45打点をマークした。
飛躍の足掛かりを掴んだかに思われたが、翌2024年は82試合の出場で4本塁打にとどまった。
さらに、2025年は井上一樹監督に期待をかけられ、「4番・三塁」で開幕スタメン起用。しかし、シーズン序盤に二軍降格となった。
その後も一軍と二軍を行き来し、最終的に22試合の出場で打率.139、1本塁打、5打点という厳しい成績となった。
2026年は一軍での結果が求められており、正念場のシーズンとなりそうだ。
上位指名で期待を集めたが、故障も重なり一軍で打席数を得られず苦戦。守備の幅は広げたものの育成再スタートとなった。背番号復帰へ、2026年は攻守で数字を積み上げたい。[3/6ページ]
戦力外からの再起
津田啓史
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/88kg
・生年月日:2002年11月23日(23歳)
・経歴:横浜高 - 三菱重工East
・ドラフト:2023年ドラフト2位(中日)
・2025年成績:5試合出場、打率.000(3打数0安打)
2023年ドラフト会議で“13番目指名”と高い評価を受け、プロの世界に飛び込んだ津田啓史。しかし、結果を残すことはできず、2026年は育成選手として再スタートを切る。
横浜高、三菱重工Eastを経て、2023年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーは春季キャンプで一軍メンバーに抜擢されたが、右肩痛で戦線離脱を強いられた。
同年は一軍未出場に終わり、二軍でも80試合の出場で打率.234、13打点、8盗塁と苦しんだ。
プロ2年目の2025年は一軍デビューを果たしたが、5試合の出場にとどまり、3打席で3三振と苦しい結果に。
ファームでも89試合出場、打率.229、1本塁打、23打点、5盗塁といまひとつの結果に終わった。
守備面では内野の全ポジションをこなし、一定の成長を示したが、わずか2年で戦力外通告を受けた。
育成再契約を結んだ2026年シーズンは、背水の陣となるだろう。
二軍では打棒を発揮するが、一軍では確かな結果に結び付かず課題が残る。外野の競争も激しくなる中、大卒5年目の2026年は春からアピールを重ね、定着へのきっかけを掴みたい。[4/6ページ]
大卒スラッガーの壁
鵜飼航丞
[caption id="attachment_240821" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの鵜飼航丞(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/100kg
・生年月日:1999年5月30日(26歳)
・経歴:中京大中京高 - 駒沢大
・ドラフト:2021年ドラフト2位(中日)
・2025年成績:30試合出場、打率.189(53打数10安打)、1打点、1盗塁
近年はファームが主戦場となり、プロ1年目がキャリアハイとなっている鵜飼航丞。2026年は、一軍定着へ正念場のシーズンとなりそうだ。
中京大中京高、駒沢大で強打の外野手として活躍し、2021年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーから開幕一軍入りを果たした。
同年は59試合出場、打率.206、4本塁打、16打点を記録した。
さらなる飛躍が期待されたが、翌2023年は41試合の出場で打率.143、3本塁打、5打点と低迷。その後は一軍での出場機会が限られた。
プロ4年目の2025年は、二軍で77試合に出場し、打率.299、7本塁打、44打点、10盗塁の好成績をマーク。
しかしながら、一軍では30試合の出場で打率.189と苦しい結果に終わった。
中日は、昨秋のドラフト会議で花田旭など外野手を複数人指名。2026年で大卒5年目を迎えるだけに、ファーム暮らしを抜け出し、一軍の舞台で輝きを放ちたい。
遊撃の定位置を掴みかけたが、故障離脱と打撃不振で序列が後退。守備力は武器になるだけに、新戦力も加わる2026年は開幕から状態を上げ、レギュラー争いへ必ず再挑戦したい。[5/6ページ]
遊撃のレギュラー奪還へ
村松開人
・投打:右投左打
・身長/体重:172cm/80kg
・生年月日:2001年1月6日(25歳)
・経歴:静岡高 - 明治大
・ドラフト:2022年ドラフト2位(中日)
・2025年成績:54試合出場、打率.177(158打数28安打)、2本塁打、10打点、2盗塁
2024年には109試合に出場するなど、遊撃のポジションを掴みかけていた村松開人。しかし、2025年は不本意なシーズンを過ごし、ポジションを手放すことになった。
明治大では主に二塁手として活躍し、2022年ドラフト2位指名で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーから一軍に定着した。
同年は二遊間のレギュラー格となり、98試合に出場した。
翌2024年には正遊撃手の座を奪取し、自己最多の109試合に出場。打率.275(規定未満)、1本塁打、25打点、16犠打をマーク。
また、リーグトップの守備率.988を記録するなど、堅実な遊撃守備も光った。
だが、2025年は開幕から精彩を欠き、4月下旬には右脇腹痛で戦線離脱。5月下旬に一軍復帰したが、8月以降はファーム暮らしとなった。
最終的に同年は、54試合の出場で打率.177、2本塁打、10打点と低迷。
2026年シーズンは、ドラフト5位ルーキーの新保茉良など新たなライバルが加わっただけに、再び立場を取り戻したいところだ。
ドラフト1位入団も故障が続き、一軍での登板機会は限られたまま。二軍では勝ち星を重ねているだけに、即戦力ルーキーも加わる2026年は健康な状態で先発ローテに食い込みたい。[6/6ページ]
ドラ1右腕への試練
仲地礼亜
[caption id="attachment_249375" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの仲地礼亜(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/83kg
・生年月日:2001年2月15日(25歳)
・経歴:嘉手納高 - 沖縄大
・ドラフト:2022年ドラフト1位(中日)
・2025年成績:1試合登板(2回2/3)、1奪三振、防御率3.38
ドラフト1位入団も、ここ2シーズンは一軍での登板機会が限られている仲地礼亜。プロ4年目の2026年は、一軍での結果が求められる立場となる。
沖縄大では、3年春に出場した全日本大学野球選手権で好投を披露。瞬く間に注目を集め、2022年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した。
ルーキーイヤーから一軍の先発マウンドを経験。同年は9試合の登板で2勝5敗、防御率4.98を記録した。
さらなる飛躍が期待されたが、翌2024年は初登板の5月26日のヤクルト戦で、アクシデントにより1イニングで降板。
その後も故障を繰り返し、わずか1試合の登板でシーズンを終えた。
2025年は開幕からファームが主戦場となり、8月26日に満を持して一軍マウンドに上がったが、危険球により3回途中で降板。
二軍では15試合登板、8勝6敗、防御率2.81の好成績を残したものの、一軍ではこの1試合の登板にとどまった。
2026年シーズンはドラフト1位の中西聖輝、同2位の櫻井頼之介ら即戦力ルーキーも加わるだけに、正念場となりそうだ。
【了】