1982年放送の『宇宙刑事ギャバン』を皮切りに、1998年放送の『テツワン探偵ロボタック』まで17作品が制作された東映の特撮ヒーローアクションドラマ「メタルヒーローシリーズ」。その名の通りメタリックな強化スーツを着用したヒーローが、宇宙警察やレスキューポリスとなって犯罪や災害から人々を守るため奮闘する姿を描いたその物語は、SF要素を含んだ世界観や刑事ドラマ的な要素なども話題となり大きな人気を博しました。
そして2026年、1975年から50年の長きに渡って愛されてきた「スーパー戦隊シリーズ」終了の報と共に、"赤いヒーロー"を中心とした新特撮シリーズ「PROJECT R.E.D.」が始動。その記念すべき第1弾作品として、2026年2月15日より『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の放送が決定し、令和の時代に再び「メタルヒーローシリーズ」へ熱い視線が注がれています。
そこで今回は、マイナビニュース会員502人を対象に、好きな「メタルヒーロー作品」を聞いてみました。結果をランキング形式でご紹介します。
「メタルヒーロー」ランキング
好きな「メタルヒーロー作品」をマイナビニュース会員502名に聞きました。
- 1位:宇宙刑事ギャバン(50%)
- 2位:宇宙刑事シャリバン(9%)
- 3位:特警ウインスペクター(4.9%)
- 4位:宇宙刑事シャイダー(4.1%)
- 4位:ビーファイターカブト(4.1%)
- 6位:世界忍者戦ジライヤ(3.7%)
- 6位:ビーロボカブタック(3.7%)
- 8位:機動刑事ジバン(3.3%)
- 9位:巨獣特捜ジャスピオン(2.9%)
- 10位:時空戦士スピルバン(2.5%)
1位:宇宙刑事ギャバン(50%)
1位に選ばれたのは、1982年3月から1983年2月まで放送された『宇宙刑事ギャバン』でした。「メタルヒーローシリーズ」および「宇宙刑事シリーズ」3部作の第1弾である同作は、宇宙犯罪組織マクーによる地球侵略を阻止するため、宇宙刑事ギャバンが白銀に輝くコンバットスーツを「蒸着」して怪人たちと戦う姿を描いた物語です。主人公のギャバンこと一条寺烈(演:大葉健二)は、バード星人である父・ボイサー(演:千葉真一)と地球人の母の間に生まれた混血児で、失踪した父の後任として銀河連邦警察から派遣されました。
同作は、2012年1月に公開された映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で30年ぶりに復活し、映画観客動員ランキング(興行通信社)で初登場第2位を記録。また、同年10月には単独完全新作である『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』も公開され人気を博しました。
アンケートでは、ギャバン本人や華麗なアクション、変身シーン、コスチュームなどのかっこよさを上げるコメントが多く寄せられています。また、「毎週楽しみにしていた」、「いきなり出てきた銀ピカのヒーローに5歳児の心は奪われた」など、子ども時代を思い出して懐かしむ声や、主題歌が印象に残っているという声も多く見られました。
ユーザーコメント
- 原点にして王道のメタルヒーローだから(40代男性/静岡県/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連)
- 80年代らしい熱血で骨太な物語で面白い、SFの世界観が面白さを引き出している、あとアクションの切れがよくてかっこいいですね。(40代男性/静岡県/ソフトウェア・情報処理)
- 宇宙刑事ギャバンのコスチュームが恰好よかったので(40代男性/静岡県/コンピューター機器)
- 蒸着のフレーズがかっこよかった(50代男性/神奈川県/ソフトウェア・情報処理)
- メタルヒーローの第一弾であり、今も語り継がれている作品だからです。主題歌も好きです(50代女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理)
- 令和の時代に『宇宙刑事ギャバン』が復活するというニュースは、ヒーロー文化に親しんできた自分のような世代にとっても大きな驚きと共に胸が躍るように感じた。とても楽しみだ。(60代男性/千葉県/教育)
2位:宇宙刑事シャリバン(9%)
2位は、1983年3月から1984年2月まで放送された『宇宙刑事シャリバン』でした。「宇宙刑事シリーズ」3部作の第2弾である同作は、魔王サイコが率いる宇宙犯罪組織マドーによる地球征服の野望を打ち砕くため、宇宙刑事シャリバンが「赤射」のコードで赤いコンバットスーツに身を包み、相棒の女宇宙刑事リリィと共に戦う姿を描いた物語です。激しいアクションや怪奇・ホラーを取り入れた独自のストーリー、そして主人公の出生の秘密にまつわる重厚なドラマが話題を呼び、子どもだけでなく大人からの支持も集めました。
主人公であるシャリバンこと伊賀電(演:渡洋史)は、前作の主人公・ギャバン(一条寺烈)の後任として地球地区担当になった宇宙刑事。マクーの怪人に臆せず立ち向かった勇気を買われ宇宙刑事にスカウトされた人物で、普段は鈴木モータースで修理工兼テストドライバーとして働いています。
アンケートではストーリーを高く評価する声が多く、「『ギャバン』からより面白くなった」というコメントもありました。また、「ごっこ遊びをしていた」、「よく真似をしていた」などの声が散見されるのも特徴です。
ユーザーコメント
- ギャバンから好きだったが、それよりももっと面白くなったから(50代女性/千葉県/広告・出版・印刷)
- ストーリーが独特で興味をひかれたので(60代男性/千葉県/インターネット関連)
- 昔、弟が見たがったので、他に見たい番組があったけど譲って見ているうちに、一緒になって見入ってしまった記憶があるから(50代女性/神奈川県/その他)
- キャラの感じがクセになる(30代男性/東京都/リース・レンタル)
- 壮大なスケールで素晴らしい名作だと思いました(30代女性/北海道/その他)
3位:特警ウインスペクター(4.9%)
3位には、1990年2月から1991年1月まで放送された『特警ウインスペクター』がランクインしました。「メタルヒーローシリーズ」の第9作である同作は、科学技術が発展した1999年を舞台に、高度化した犯罪や災害に巻き込まれた人々の命を救うために設立された警視庁特別救急警察隊「ウインスペクター」の活躍を描いた物語です。従来のヒーロー作品のように怪人を率いる大規模な悪の組織は存在せず、科学技術を悪用した犯罪や災害などから人々を救うという、これまでにない斬新なコンセプトが話題になりました。
主人公であるファイヤーこと香川竜馬(演:山下優)は、「ウインスペクター」の隊長を勤める23歳の警視正。装甲スーツ「クラステクター」を着化し、サポートロボットの「ウォルター」や「バイクル」、特警本部長の正木俊介(演:宮内洋)ら仲間と共に難事件に挑んでいきます。
アンケートでは、ヒーローものとしては珍しい設定や感動的な物語について高く評価している人が多く、「レスキューポリスものでは最高傑作だと思う」との声もありました。主題歌も人気なようです。
ユーザーコメント
- 一話一話のストーリーも良くで次回作への繋ぎ方が秀逸(40代男性/東京都/医療・福祉・介護サービス)
- 主題歌がとても熱い曲で今でも印象に残っているから(40代男性/福井県/医療・福祉・介護サービス)
- 父親がよく見ていたのを覚えているから(20代男性/大阪府/ソフトウェア・情報処理)
- 刑事ドラマのような重厚で感動的な物語やすばらしい出演者の演技力、パトロールタイプからスーパーマシーンにチェンジするメカのギミック、バイクル・ウォルター達の楽しい会話など、レスキューポリス物では最高傑作の作品と思っています。(40代男性/新潟県/その他)
- ウインスペクターかソルブレインか…本当にどちらも捨てがたい。何故なら、両作品とも内容はもとよりテーマ曲が素晴らしいからだ。ウインスペクターはいかにもヒーローらしきテーマ曲、ソルブレインは何処か哀愁を感じさせる曲調。今回はウインスペクターを選択することとした。(50代男性/愛知県/コンピューター機器)
4位:宇宙刑事シャイダー(4.1%){#id05}
4位は、1984年3月から1985年3月まで放送された『宇宙刑事シャイダー』でした。「宇宙刑事シリーズ」3部作のラストを飾った同作は、全銀河を荒らしまわる悪の組織・不思議界フーマから地球を守るため戦う、宇宙刑事シャイダーと女宇宙刑事アニーの活躍を描いた物語です。スタイリッシュな青と銀のコンバットスーツを「焼結」し戦う姿や、侵略活動の際に不思議界フーマが使う「不思議ソング」など、作品独自の設定が視聴者の心を掴みました。
主人公であるシャイダーこと沢村大(演:円谷浩)は、銀河連邦警察に宇宙刑事候補生としてスカウトされた考古学者の青年。彼は、フーマに故郷であるマウント星を滅ぼされた同じ訓練生アニー(演:森永奈緒美)と共に、激しい戦いに身を投じることになります。
ユーザーコメント
- アニーのアクションシーンが非常に印象に残るから(40代男性/北海道/サービス(その他))
- 主人公の武器が印象的だったので(40代男性/神奈川県/輸送用機器(自動車含む))
- 宇宙刑事ものも3作目ということで、慣れてきて安心して見られるようになった記憶がある(60代男性/愛知県/建設・土木)
4位:ビーファイターカブト(4.1%)
同じく4位には、1996年3月から1997年2月まで放送された『ビーファイターカブト』がランクインしています。「メタルヒーローシリーズ」の第15作目である同作は、コスモアカデミアが開発した「ネオインセクトアーマー」に身を包んだ新生ビーファイターが、数億年の眠りから覚めた悪の軍団・メルザード一族の脅威に立ち向かっていく物語です。
メンバーは、スポーツ万能なリーダーのビーファイターカブトこと鳥羽甲平(演:中里栄臣)、参謀役のビーファイタークワガーこと橘健吾(演:安達直人)、天才プログラマーのビーファイターテントウこと鮎川蘭(演:栗栖ゆきな)の3人。前作『重甲ビーファイター』から5年後の世界を舞台に、2億年に渡る光と闇の戦いの記録「超次元昆虫伝説」がひも解かれます。
ユーザーコメント
- 子どもに人気が高いカブトムシをモチーフにした作品で、今までになかったジャンルの世界だったのですぐに興味を抱きました。キャラクターデザインがよく、ロボット系の路線をもっていること、斬新なデザイン。コミカルな場面もあり楽しく見れる作品と思いました。今でも時々見ることがあります(30代男性/佐賀県/建設・土木)
- コスチュームが重厚でたまらなく好き(60代男性/埼玉県/不動産)
- 当時子どもと毎週見ていたから(60代男性/奈良県/コンピューター機器)
6位:世界忍者戦ジライヤ(3.7%)
6位は、1988年1月から1989年1月まで放送された『世界忍者戦ジライヤ』でした。「メタルヒーローシリーズ」の第7作で昭和の最後を飾った同作は、世紀の秘宝「パコ」を狙う悪の忍者・妖魔一族と、代々「パコ」を守ってきた戸隠流忍者の戦いを描いた物語。日本古来のキャラクター「忍者」をモチーフとしたシリーズの中でも異色の作品です。
主人公は、戸隠流第三十四代宗家・山地哲山の養子である19歳の青年・山地闘破(演:筒井巧)。戸隠流に伝わる忍び装束「ジライヤスーツ」に身を包んだ際には「戸隠流正統・磁雷矢」を名乗り、必殺武器である磁光真空剣を駆使して戦います。
ユーザーコメント
- デパートの屋上で一緒に写真を撮った記憶があるから(40代男性/宮崎県/官公庁)
- 忍者という設定が斬新だったので(40代男性/兵庫県/その他)
6位:ビーロボカブタック(3.7%)
同じく6位には、1997年2月23日から1998年3月1日まで放送された『ビーロボカブタック』がランクインしました。「メタルヒーローシリーズ」の第16作目である同作は、カブトムシ型のビーロボ「カブタック(CV:草尾毅)」とパートナーの少年・高円寺譲(演:二見一樹)が、願いを叶える力をもつ謎の石「スターピース」を集めるべく、悪のビーロボたちと争奪戦を繰り広げる物語です。
ビーロボとは、譲の祖父でロボット工学の天才・高円寺寅彦博士(演:志茂田景樹)がスターピース探索用に開発したロボットのこと。動物の特性を活かしたバイオチップを持っており、ロボット側の主人公である1号機「カブタック」にはカブトムシ型バイオチップが使われています。
ユーザーコメント
- 主人公の立ち振舞いが面白い(60代男性/神奈川県/医療・福祉・介護サービス)
- キャラクターが良い。当時玩具を持っており、遊びごたえがあった(30代男性/東京都/海運・鉄道・空輸・陸運)
8位:機動刑事ジバン(3.3%)
8位には、1989年1月から1990年1月まで放送された『機動刑事ジバン』がランクインしています。「メタルヒーローシリーズ」の第8弾である同作は、ドクター・ギバ率いる犯罪組織バイオロンを殲滅するため、サイボーグとして蘇った機動刑事ジバンの戦いを描いた物語。過去に7作の「メタルヒーローシリーズ」を手がけてきた吉川進をはじめ、新旧スタッフが集結して制作されました。
主人公であるセントラルシティ署の刑事・田村直人(演:日下翔平)は、バイオノイドの襲撃を受けた五十嵐博士(演:伊豆肇)とその孫娘まゆみ(演:間下このみ)を助けるために交戦し殉職します。その後、博士が開発していた「ジバンプロジェクト」によってサイボーグ化し、機動刑事ジバンとして復活。正義の心から、警視庁秘密捜査官警視正としてバイオロンと戦う決意をしました。
ユーザーコメント
- 1番の推しキャラクターでした(30代女性/神奈川県/その他)
- ジバンが素敵です。頼りになります(50代女性/栃木県/教育)
9位:巨獣特捜ジャスピオン(2.9%)
9位は、1985年3月から1986年3月まで放送された『巨獣特捜ジャスピオン』でした。「メタルヒーローシリーズ」の第4弾である同作は、巨神サタンゴースの復活によって宇宙の平和が脅かされるなか、地球に巨獣帝国を建設するというサタンゴースの野望を打ち砕くべく戦う銀河の野生児ジャスピオンの活躍を描いた物語。コミカルなキャラクターや等身大ヒーローと巨大怪獣の戦いなど、多くの面で「宇宙刑事シリーズ」との差別化が図られた作品です。
主人公のジャスピオン(演:黒崎輝)は、幼い頃に宇宙船の事故で両親を失い、惑星エジンの大自然のなかで育った野生児。アンドロイドであるアンリ(演:塚田聖見)をパートナーに、超惑星戦闘母艦ダイレオンで宇宙を駆けめぐりながら、強化服「メタルテックスーツ」を装着して戦いました。
ユーザーコメント
- 変形メカがカッコ良かった(50代男性/奈良県/インターネット関連)
- かっこよさと温情あるストーリーが好きです(50代女性/奈良県/その他)
10位:時空戦士スピルバン(2.5%)
10位には、1986年4月から1987年3月まで放送された『時空戦士スピルバン』がランクインしました。「メタルヒーローシリーズ」の第5弾である同作は、悪の組織ワーラー帝国によって滅ぼされたクリン星の生き残りであるスピルバン(演:渡洋史)とダイアナ(演:澄川真琴)が、真水を奪うべく地球侵略を始めた彼らに立ち向かっていく物語。2人は「結晶」のコードでハイテククリスタルスーツに身を包み、それぞれ時空戦士スピルバンとダイアナレディに変身して戦います。
宇宙刑事路線の集大成を目指して作られた作品であり、『宇宙刑事シャリバン』でシャリバン役を好演した渡洋史や、『宇宙刑事シャイダー』で女宇宙刑事アニー役を好演した森永奈緒美などがレギュラー出演。シリーズとして初めて変身ヒロインが登場したことでも話題となりました。
ユーザーコメント
- スピルバン、めっちゃかっこいいので好きです!(50代男性/神奈川県/半導体・電子・電気機器)
まとめ:メタルヒーローシリーズには魅力的な作品がたくさん!
アンケートの結果、半数の票を集めるという圧倒的人気で『宇宙刑事ギャバン』が1位となりました。「蒸着」というこのシリーズならではの変身シーンはもちろん、骨太なストーリー、SFを取り入れた世界観、華麗なアクションなどに衝撃を受け、深く記憶に刻まれている人が多かったようです。「メタルヒーローシリーズ」の方向性を決めた作品としても評価されていました。
また、令和の時代に『宇宙刑事ギャバン』が復活するというニュースに、早速「大きな驚きと共に胸が躍る」というコメントも寄せられており、2026年に放送される予定の新作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』への期待が感じられました。
みなさんは、どの「メタルヒーローシリーズ」が気になりましたか? 新たに始動するシリーズを楽しむためにも、ぜひ過去作をチェックしてみてくださいね。
調査時期:2025年12月2日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計502人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
