絶滅危惧種であり、筑波実験植物園で日本で初めて実をつけることに成功した「ショクダイオオコンニャク」。この植物の地中にある「コンニャクイモ」から、果たしてコンニャクはできるのか……!?

国立科学博物館の公式YouTubeチャンネルで公開された検証動画が、話題を呼んでいます。

  • ショクダイオオコンニャクの葉の画像

    ※画像はYouTubeチャンネル「【国立科学博物館公式】かはくチャンネル」(@museum_kahaku)より引用

  • 葉挿し繫殖をする様子の画像

まずは、原材料であるイモ部分を収穫。貴重な絶滅危惧種を使うのがもったいない……と思っていたら、なんと、葉の付け根を地面に挿して増やす「葉挿し繫殖」という方法も。

「ショクダイオオコンニャク」は非常に枯れやすく、果実をつけるチャレンジの際に子株をたくさん作ったのだそう。

  • コンニャクイモの画像
  • コンニャクイモを持つスタッフさんの画像

いざ掘り起こしてみると、コンニャクイモが出現! 線虫被害に遭うこともあるものの、上手くいくと、前の年にできたイモの上にさらにイモができるそう。

いざ、日本初!?のコンニャク作りに突入……!!

  • 洗ったコンニャクイモの画像
  • コンニャクイモの重さを測る様子

まず洗ってみると、イモの白い表面が明らかに。古いイモから新しいイモが生えている様子もわかります。

撮影担当の小川さんは、縦100×横125×高さ100mmほどのコンニャクイモの重さを、690gと予想。結果は674gと、突然、驚異の能力のお披露目も。

  • コンニャクイモをカットしている様子の画像

調理も同じく小川さんが担当。今回のために市販のコンニャクイモからのコンニャク作りを2回行ったという、気合の入り具合もうかがえます。

  • 鍋で茹でたコンニャクイモの画像
  • コンニャクイモを混ぜているところの画像

鍋に入れて沸騰してから1時間ほど煮ると、ふかしたジャガイモのようなにおいが。皮を剥いてミキサーにかけ、粉々にしていきます。

粉状になった「ショクダイオオコンニャク」を水と混ぜていくと、結構、コンニャクっぽい……!!

  • 色が変わったコンニャクイモの画像
  • コンニャクイモを煮ている様子の画像

凝固剤の炭酸ナトリウム水溶液を入れてじっくり混ぜると、色が大変化!! こんにゃくっぽさが消えつつあるものの、工程は最後のゆでる場面に。アクをとりながら茹でた結果、果たしてコンニャクはできたのか!?

  • ショクダイオオコンニャクから出来上がったコンニャクの画像
  • 柔らかいショクダイオオコンニャクのコンニャクの食レポ画像

いざ実食すると、味は市販のコンニャクに近いそう。コンニャクの果実も食べたことがある小川さんによると、実のピリピリ感はなく、美味しく食べられたとのことでした。

食感は“柔らかくてふかふか”らしく、想像がつくようなつかないような……??

  • まとめを話す小川さんの画像

朝から17時過ぎまでかかった検証は無事終了。職員さんたちの愛と熱意を感じる動画に、感謝や驚きの声など、さまざまな声が寄せられていました。

この他にも国立科学博物館の公式チャンネルには、動物や植物を豊富な知識で紐解いたさまざまなコンテンツが。今回の動画に心を惹かれた人はぜひ、そのほかの動画もチェックしてみては?