きゃりーぱみゅぱみゅ 1歳児の「抱っこ拒否」に悩み 現役保育士・てぃ先生の解決策に「鳥肌が立った」
きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」(毎週日曜12:30~12:55)。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。今回の放送では、育児アドバイザーの「てぃ先生」をゲストにお迎えしてお届けしました。


(左から)てぃ先生、パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ



◆「今、現場にいること」へのこだわり

自身も新米ママとして奮闘中のきゃりーが「ワクワクする改善法みたいなのがすごい好きで、いつも追いかけてしまっています」と熱い視線を送るてぃ先生。育児をハッピーにするための意外なヒントが次々と飛び出しました。

メディアやSNSで大活躍中のてぃ先生ですが、今もなお保育の現場に立ち続けています。その理由は「言葉の説得力」へのこだわりです。「“元保育士”が現場のことを語るのと、“現役保育士”として働いている人が語る言葉の重みって違うと思うんです」とてぃ先生。具体的には「今のママたちがどんな情報に触れ、何に悩んでいるのか。リアルな声を拾うために、現場を大切にしています」といいます。

そして、情報発信する際のモットーはとにかく「親に負担をかけないこと」。てぃ先生のアドバイスが多くの支持を集める最大の理由は、徹底して親に寄り添う姿勢にあります。「たとえば『子供がご飯を食べない』という悩みに、『おやつをあげていませんか?』と正論で返すのは簡単。でも、その背景にはぐずる子供をなだめるための親の必死な思いもあるかもしれません」と、負担をかけない別の解決策を常に提示していくことを意識しています。

しかし、今は子育ての情報がネット上に溢れかえる時代。「子育ての情報を集めるときに、注意すべきことって何かありますか?」ときゃりーが質問すると、てぃ先生は意外なコツを伝授。それは「あえて不快な意見も目にすること」。自分にとって心地よい情報ばかり収集してしまうと、思考が偏ってしまう傾向にあるのと、『自分とは合わないな』と思う意見の人もフォローしておくことで、行き詰まったときに「1年前は理解できなかったけど、今のうちの状況ならこっちのほうが正しいかも」と解決のヒントが見つかりやすくなるそうです。

そして、新米ママのきゃりーから子育てに関する相談が。悩みは1歳3ヶ月の我が子の「抱っこ拒否」。目的地まで歩きたがるのに疲れるとぐずってしまう、抱っこしようとすると全力で反り返って拒否される……というジレンマです。 てぃ先生は「お子さんの中で『抱っこ=拘束される、寝かされる』というネガティブなイメージがついているのかもしれません」分析します。

解決策としては、“抱っこ”と“楽しいこと”をセットにすること。例えば、抱っこしておやつを食べる、抱っこして好きな絵本を読む。そうすることで「抱っこに対する嫌悪感も減って、抱っこしやすくなるんじゃないかなと思います」という答えに、きゃりーも「全くその考えはなかったです。凄すぎて鳥肌が立っちゃいました!」と納得の様子でした。


てぃ先生



★Chapter#0 Library★

ゲストが背中を押された作品を紹介するコーナーで、てぃ先生が挙げたのは作品ではなく、2年前に他界された、てぃ先生の「おじいちゃんの言葉」でした。現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生は「自分自身の根っこにある高い自己肯定感は、おじいちゃんの何気ない言葉によって育まれた」と語ります。

てぃ先生が小学生の頃から、社会人になって保育士として働き始めてからも、おじいちゃんが毎朝欠かさずにかけてくれた言葉がありました。「タカ、今日も起きて偉いね」って褒めてくれたそうです。ただ朝起きて、ご飯を食べている。それだけのことで「今日も偉いね」と肯定し続けてくれたといいます。

「年齢を重ねるほど、人間って褒められる機会は減っていくものですよね。でも、僕はその言葉をずっとかけられていたから、『あ、自分って朝起きるだけで凄いんだ』と心の底から思えたんです」とてぃ先生。

育児の現場でも「○○ができて偉いね」と褒めることも大事ですが、それ以上に大切なことがあると指摘します。それは「あなたって存在しているだけで素敵なんだよ」という言葉です。「タカ、今日も起きて偉いね」という言葉が、そこに存在していることを全肯定する愛情表現であったことに最近気づいたそうで、「亡くなる前に、この感謝を直接伝えたかった」と振り返るてぃ先生でした。
 


現在、1歳3ヶ月のお子さんを育てるきゃりー。日々の成長に喜びを感じる一方で、自我が芽生え始めたお子さんの「モンスター感」に、夫婦で頭を悩ませることもあるといいます。「畳んだタオルを全部出してしまう」「犬の飲み水で手を洗ってしまう」……子どもの行動に「ダメだよ」ではなくて「ダメなことをどうやってうまく伝えたらいいのかなって」と不安を漏らします。

これに対して、てぃ先生は「実は今はあまり言い聞かせるのは効果的ではない時期」で、研究データでも1歳6ヶ月を過ぎると「やべえ」と大人の顔色を伺うようになりますが、それ以前の子に言い聞かせを無理にしたところで、親にとっても負担になりがち。そこで、てぃ先生が出したアドバイスは「環境作り」と「代わりの遊び」でした。

環境作りは、子どもに触られたくないものはそこに置かない。「なんで分かってくれないの?」と苦しくなる前に、物理的な環境を工夫することが大切だといいます。そして欲求のすり替えとしての代わりの遊びは、子どもが水遊びに興味があるなら、洗面所などで「ここは思い切りパシャパシャしていいよ!」と、褒められながら遊べる場所を作ってあげる。禁止するのではなく、別の形で興味を満たしてあげることで、子どもも「今はダメだけど、後でママと遊べるから」と徐々に待つことができるようになるそうです。

<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/heart/
番組公式X: @ChaperZero_JFN