䞊劻宏光、゜ロ25呚幎䜜『繋 -TSUNAGU-』が問う䌝統ず越境 接軜䞉味線は䞖界ずどう繋がるのか

接軜䞉味線ずいう䌝統を起点に、ロック、ゞャズ、クラシック、ワヌルドミュヌゞックぞず越境を重ねおきた䞊劻宏光。その゜ロ掻動25呚幎を蚘念しお制䜜されたアルバム『繋 -TSUNAGU-』は、これたでの歩みを総括する䜜品であるず同時に、「次の100幎」を芋据えた新たな宣蚀でもある。

【写真】䞊劻宏光

倉拍子で雅楜を再構築した箏奏者LEOずの「越倩楜匊奏曲」、新䞖代の䞉味線奏者・浅野祥ず譜面化された掛け合いに挑んだ「螺旋」、林英哲率いる英哲颚雲の䌚を䞻圹に据えた11分超の倧曲「NIPPON」、さらにはチョン・ゞェむルによる曞き䞋ろし曲たで。即興性を栞ずする接軜䞉味線の粟神を内包しながらも、「楜噚譜ずしお残る音楜」「再珟可胜な䜜品」を志向するその姿勢は、䌝統の保存ではなく、曎新ずしおの継承を匷く印象づける。本むンタビュヌでは、䞖代、文化、音楜蚀語を暪断しながら”繋ぐ”こずの意味を問い続ける、珟圚の䞊劻宏光の思考ず実践に迫った。

─たずは、゜ロ掻動25呚幎蚘念アルバム『繋 -TSUNAGU-』の制䜜背景からお聞かせいただけたすか

䞊劻ここ最近、20歳くらい䞋の䞖代の挔奏家ず仕事をご䞀緒する機䌚が増えおきたんですよ。「小孊生の頃から聎いおいたした」なんお蚀われるこずもあり笑、そういう子たちが実際にプロ奏者ずしお同じステヌゞに立぀たでには、やはり10幎、20幎ずいう時間の積み重ねがあったのだなず、あらためお実感したんですよね。

これたではゞャンルを越えおさたざたなアヌティストず共挔しながら、自分の掻動をどう広げおいくか、音楜の幅をどう曎新しおいくかを考えおきたした。でも、倚くの出䌚いを重ねる䞭で、䞋の䞖代が確実に育っおきおいるこずを感じるようになり、「その人たちず䞀緒にやりたい」「䞀緒に䜜品を䜜りたい」ずいう思いが自然ず匷くなっおいったんです。䞖代を぀なぐこず。ゞャンルを越えお぀なぐこず。そしお、日本ず䞖界を぀なぐこず。そうした耇数の意味を蟌めお、このアルバムに『繋』ずいうタむトルを付けたした。

─アルバム冒頭を食る「越倩楜匊奏曲」は、7拍子のリフが匷烈です。ある意味プログレにも通じるずいうか。

䞊劻基本は7拍子ですが、5拍子や3拍子など、いく぀かの拍子が行き亀う構成になっおいたす。おっしゃるように、プログレッシブなアプロヌチは意識したしたね。「越倩楜」は雅楜の䞭でも最も有名な楜曲のひず぀ですが、日本の楜噚のなかでも特に匊楜噚ず共挔できないかず考えたずころ、箏奏者のLEOくんの顔が浮かびたした。圌は叀兞をしっかり螏たえ぀぀、珟代的な感芚も䜵せ持った奏者。しかも倉拍子を埗意ずしおいる圌に、この曲にはぎったりだず思っおオファヌしたした。

─続く「螺旋」は、新䞖代の䞉味線奏者・浅野祥さんずのデュオですね。䞊劻さんに憧れ、小孊校の頃からコピヌしおいたず公蚀されおいたす。

䞊劻時の流れを感じずにいられないですよね笑。この曲は基本的に「掛け合い」を意識しお䜜っおいたすが、すべお譜面に起こしおいお、いわゆるむンプロノィれヌション即興の比重はあたり倧きくありたせん。もずもず即興的芁玠の匷さが接軜䞉味線の特城なのですが、今回そうした芁玠をできるだけ抑え、楜譜ずしお構築しながら、そこにハヌモニヌを組み蟌んだ楜曲に仕䞊げたした。それでも根底には接軜䞉味線特有のバトル感や掛け合いが残っおいる。䞉味線らしさを保ちながら、どこかで西掋的な響きも感じられる──そのバランスを目指したのがこの「螺旋」です。

─林英哲さん率いる英哲颚雲の䌚をフィヌチャヌした「NIPPON」は、11分半を超える力䜜です。聎いおいるずアンビ゚ントミュヌゞックのような芁玠も感じられたすが、アタックが匷くサスティンの短い䞉味線ず倪錓でのアプロヌチはずおも新鮮でした。

䞊劻ありがずうございたす。䞉味線も和倪錓も、おっしゃるように叩いた瞬間から音が枛衰しおいく楜噚。その意味では難しさもありたすし、難しいからこそ面癜さを感じながら䜜曲をしたした。今回は、倪錓打ちではない䞉味線匟きが、倪錓のフレヌゞングをすべお指定しおいたす。普通はメロディ楜噚が入るず、どうしおも䌎奏的な圹割に回っおしたいがちな「倪錓」ずいう楜噚を、この曲では完党に䞭心に据えたした。䞉味線はそれを支えながら、時折リフやメロディで色付けしおいく立ち䜍眮です。

─倪錓のアレンゞは倧倉ではなかったのですか

䞊劻僕自身、17歳の頃からロックバンド「六䞉四Musashi」で掻動しおきお、その䞭で和倪錓ず䞀緒に挔奏する機䌚もありたしたし、付き合いも長いので、倪錓のフレヌゞング自䜓はかなり身䜓に入っおいたんです。今回、日本の四季や生呜の芜生えをむメヌゞしながら、同じリズムを回し続けるのではなく、右から、巊から、奥から、前からずフォヌメヌションもあえお倉えおもらっおいたす。倪錓だけで、ひず぀の楜曲ずしお成立させる。その挑戊を、英哲さんず若い䞖代のチヌムが匕き受けおくれたこずは、本圓に心匷かったですね。

─映画『パラサむト』やNetflixドラマ『むカゲヌム』で䞀躍有名になったチョン・ゞェむルさんずの亀流は、い぀頃から始たったのですか

䞊劻出䌚いはもう20幎ほど前で、2005〜06幎頃だったず思いたす。圓時、圌は韓囜の䌝統楜噚奏者3人ず、自身がベヌスやピアノ、ギタヌを担圓する4人組のグルヌプで掻動しおいお、韓囜の叀兞音楜をベヌスにしながら、新しいスタむルを築いおいたんです。圌らが来日䞭、「六䞉四Musashi」のラむブを芳おくれたのが亀流のきっかけでしたね。僕のツアヌに参加しおもらっお䞀緒に日本を回ったり、プラむベヌトで韓囜に行った際に食事をしたりず長い付き合いが続いおいたす。

今回のアルバムは「日本ず䞖界を぀なぐ」ずいうテヌマがはっきりしおいたので、ぜひ圌に曲を曞いおもらいたいず思いたした。こちらから现かい指瀺は䞀切出さず、「シンプルか぀ハヌモニヌを感じるこずができるような䞖界芳にしおほしい」ずいうこずだけを䌝え、あずは完党に圌に委ねたした。デモを聎いたずき、シンプルなメロディなのに奥行きがあっお、映像や情景が浮かぶような空気感がずおもよかった。「これは自分にずっおも新しい衚珟を吞収できる䜜品になる」ず感じたしたし、挔奏するこずでたたひず぀自分の䞭に「新しい匕き出し」が増えるだろうず確信しおいたした。

─「雚のダンス」は䞊劻さんの独奏曲。䞀人で匟いおいるずは思えないくらい、さたざたな音が聎こえおきたす。

䞊劻雚だれや雚のしずくのような響きを出しながら、同時にメロディも奏でる、ずいうアプロヌチをしおいたす。こうした発想は、これたでの自分の゜ロ曲にはあたりなかったものです。テヌマずしお「雚」を遞んだのは、「氎」に察しお日本人は独自の感芚を内包しおいるず思ったからです。

倕立や梅雚の時期など、昔から日本では雚や氎にた぀わる情景や感情がずおも豊かですよね。お米に代衚されるように、氎は日本の暮らしにずっお欠かせない存圚でもある。そうした背景もあっお、今回は「雚」をテヌマに、䞀人で匟いおいるけれど、どこかバッキングがあるように感じられる衚珟に挑戊しおみたした。

─チョヌキングやドロヌン的な響きに、むンド音楜ずの共通性も感じたした。

䞊劻それはかなり的を射おいるず思いたす。むンド音楜には「ゞャワリ」ず呌ばれる、シタヌルなどで共鳎や歪み、リバヌブ感を生む仕組みがありたすが、䞉味線にも「サワリ」ずいう、よく䌌た発想の共鳎装眮がある。そういう意味では、䞉味線はもずもずむンド音楜的な芁玠ず芪和性の高い楜噚なんですよ。ドロヌン的な響きずいう意味では、シタヌルは䜎音の持続音を鳎らしながら、その䞊で旋埋を展開しおいきたす。䞉味線も同じように、持続音を感じさせ぀぀、その䞊でメロディを描いおいくこずもできる。だからこそ、「䞀人で匟いおいるずは思えない」ずおっしゃっおいただけるのではないかず。

䞖界の音楜は繋がっおいる──差別、気候、ペンタトニック

─遠く離れた囜で生たれた䌝統楜噚の䞭に、そうした共通点を芋぀けるこずは他にもありたすか

䞊劻䟋えばむンド音楜には「テハむ」ずいう、楜曲や即興挔奏の締めくくりに䜿われる特城的なリズムの定型句がありたすが、これはフラメンコの独特なリズムサむクルにも通じるものがありたす。どちらの音楜も、その背景には差別の歎史がある。接軜䞉味線も同じで、䞉味線匟きが芪戚にいるず嫌われ、差別甚語で呌ばれたり、石を投げられたりしたずいう話も実際に残っおいたす。

民族や人皮が違っおも、䌌たような境遇に眮かれるず、同じようなパッションや切実さが音楜ずしお立ち䞊がっおくる。フラメンコは掟手だけれど哀愁があるし、接軜䞉味線も激しいけれど、どこか物悲しい音をしおいる。黒人音楜もそうですよね。日曜日の限られた時間だけ、歌うこずを蚱され、その䞭で悲しみや喜びを叫んだものがブルヌスになっおいった。ペンタトニックずいう五音音階が䞖界䞭に共通しお存圚しおいるのも興味深い点です。マむナヌペンタやブルヌス、フラメンコのスパニッシュマむナヌなど、マむナヌの音の䜿い方は本圓に䞖界共通だず思いたす。北欧ず日本の音楜が䌌おいる郚分があるのも、気候の圱響が倧きい。

─なるほど。

䞊劻雪囜で生たれた音楜には、マむナヌスケヌルや厳しさが音に衚れおくる䞀方、ゞャマむカや沖瞄など暖かい地域の旋埋は、歌詞の物悲しさずは裏腹に明るい旋埋です。同じものが南から北ぞ䌝わる䞭で、気候や方蚀、蚛りのグルヌノによっお倉化しおいく。その過皋がずおも面癜いなず。

結局、音楜はどこかで繋がっおいるなず。「繋ぐ」ずいう今回のテヌマずも重なりたすが、距離があるからこそ起きる化孊反応もある。南米やアフリカなど、日本から遠い堎所に行くほど、たた違った衚珟が生たれるかもしれない。そういう芖点でも、これから䜜品を䜜っおいけたらいいなず思っおいたす。

─チェロ奏者の宮田倧さんず共挔した「NIKATA」は、同じ匊楜噚でも、箏ずのアンサンブルずはたったく違う響きですよね。

䞊劻チェロの持続音、いわば「暪線」のような音ず、䞉味線のアタックの匷い「瞊線」の音がどう亀わるか。そこには難しさず同時に、倧きな面癜さがありたした。同じ匊楜噚でも箏ずはアプロヌチがたったく違いたすし、暪に流れる旋埋を持぀チェロに察し、䞉味線をどこでどう噛み合わせるかは考えたした。

クラシックの挔奏家ず日本の䌝統楜噚が、完党なデュオずしお向き合う機䌚も、実はそれほど倚くないんです。歊満培さんの䜜品など、過去に詊みがなかったわけではありたせんが、これたであたり䞖に出おこなかった。そういう意味では、かなり冒険的なトラむでしたし、宮田くん自身も、最初は正盎なずころ䞍安もあったず思いたす。

ただ、数幎前から僕の公挔にゲストずしお参加しおもらい、実際にステヌゞで䞀緒に挔奏する䞭で「こういうこずができる」ずいう手応えをお互いに共有できた。その流れで圌ずのツアヌも実珟したしたし、そのレパヌトリヌの䞭から、今回「NIKATA」ずいう曲を録音したした。

─この曲は、秋田民謡の「秋田音頭味方節」を題材にしたそうですね。

䞊劻はい。䞭間郚では少しバロック的なアプロヌチも取り入れおいたす。日本の民謡的な芁玠ず、西掋クラシックの文脈が前埌で亀錯する構成に面癜さを感じおいたす。もずもずは歌の入る楜曲ですが、その旋埋を今回はチェロに”歌っお”もらいたした。ここも銬頭琎のような、どこかアゞアの銙りを垯びお聎こえる瞬間がある。楜噚自䜓は西掋のものでも、旋埋が日本的であるこずによっお文化や楜噚の境界が溶け合っおいくような、そんな感芚を倧切にしたした。

─「䞉味男-SHAANME-」は、読み方がちょっずわからなかったのですが  。

䞊劻これは「しゃあんめぇ」ず読みたす。完党に圓お字で、「䞉味シャミ」を英語読みした”シャミヌ”から来おいるんですが、実は茚城匁の「しゃヌあんめぇなぁ」なんですよ。「しょうがないな」「たあいいか」ずいうニュアンスですね。芁するに「俺たちうたいんだから、しょうがねえだろ」みたいな笑。ふざけたタむトルではあるんですけど、曲自䜓はもう䞀発勝負、みたいな感芚ですね。

䞭間郚は、浅野祥くんずの完党な掛け合い、いわばバトル感を前面に出しおいたす。䞉味線二䞁の掛け合いずいうず、8ビヌトや16ビヌトで進めるこずが倚いんですが、今回はあえおシャッフルずいうか、少しハネたリズムを䜿いたした。そのリズムの䞊で、二人が䞀発でぶ぀かり合うような感芚です。ロック畑の感芚で蚀うず、ちょっずグルヌノが「地面っぜい」ずいうか、ギタヌのカッティングに近いものもありたす。出だしはバチではなく指で匟いおいたりしお、ギタヌ的なアプロヌチも意識したした。浅野くんは䞉味線奏者の䞭でも、こうしたカッティング的なグルヌノ感をしっかり持っおいるタむプだず思いたすね。

─「螺旋」「YUGEN」そしお「䞉味男SHAANME」の3曲で共挔した、浅野さんの印象に぀いおももう少しお聞かせいただけたすか

䞊劻面癜かったですよ。圌はずっず僕の挔奏を聎いおくれおいたので、゜ロの端々に「あ、これは自分のフレヌズだな」ず感じる瞬間もあっお。レコヌディング埌に「たた䞊劻さんのフレヌズが出ちゃいたしたね」なんお、笑いながら話したりもしたした。

ただ、䞖代が違うず音楜の捉え方もやっぱり違いたす。僕が10幎かけお身に぀けたものを、䞋の䞖代の人たちは音源を聎いたりしながら、数幎で吞収しおしたう。そのスピヌド感には本圓に驚かされたすね。だからずいっお、コピヌしおくれたから䞊䞋関係があるずいうこずではなくお、むしろ確実に進化しおいる。圌には僕にはない技術や感芚があっお、その凄さや良さを匷く感じたした。

─アルバムの最埌を食るのが「接軜じょんから節」ですね。接軜䞉味線の王道ずも蚀える楜曲です。

䞊劻接軜じょんから節には、倧きく分けお䞉぀の型がありたす。明治・倧正期に匟かれおいた最も叀い「旧節」、昭和初期に広たった「䞭節」、そしおいちばん新しい「新節」です。時代を経るごずに音楜は倉化しおきたしたし、「叀兞」ず呌ばれるものも、もずもずはその時代の最先端だったはずなんですよね。

だから、叀いものを守り継ぐこずも倧切ですが、新しいものを生み出しおいく䜜業も同じくらい重芁だず思っおいたす。これはどのゞャンルでも同じで、新しいこずをやるず、「それはロックじゃない」「それはクラシックじゃない」「それは䞉味線じゃない」ず蚀われがちです。でも、100幎経おばレッド・ツェッペリンですら「クラシック」ず呌ばれるようになり埗る。音楜っお、そうやっお倉化しおいくものじゃないですか。

─おっしゃる通りです。

䞊劻今回の「じょんから節」では、そうした倉遷を意識しながら旧節から新節ぞず流れおいく歎史を䞀曲の䞭に収めたした。接軜じょんから節は、時代ごずに圢を倉えながら、ずっず繋がっおきた音楜なんだ──そのこずを、このアルバムの最埌で瀺したかったんです。

─䜕床も匟いおきた曲を、あらためお挔奏しおどう感じたしたか

䞊劻やっぱり幎霢によっお挔奏は倉わりたすよね。20代の頃より指が動かなくなる郚分もありたすし、その䞀方で、力が抜けお脱力した挔奏ができるようになった郚分もある。同じフレヌズを匟いおも、テンポ感や間の取り方は確実に倉わっおきたす。

この「じょんから節」は、5幎埌、10幎埌にたたアルバムを䜜ったら挔奏するず思う。それは、自分の生き様ずいうか、䞊劻宏光ずいう人間の歎史を刻んでいく曲でもあるからです。デビュヌ圓時から順に聎いおいくず、若さや勢いが前面に出おいた時期から、埐々に熟緎や味わいぞず倉化しおいく。その倉化自䜓が蚘録ずしお残っおいくのは、すごく面癜いこずだず思っおいたす。今回は、無理に攻めるずいうよりも、今の幎霢だからこそ出せる感性や萜ち着きが、自然ず衚れた挔奏になったんじゃないかなず感じおいたす。

─ずおも興味深いお話です。

䞊劻70代、80代になっおも挔奏を続けおいるプレむダヌは、若い頃ず同じ速匟きはできなくおも、リズムや間、音の深みで聎かせおいる。技術的な衰えず匕き換えに、感性が研ぎ柄たされおいくポむントが必ずあるず思うんです。そのクロスポむントが自分にずっおどこなのかを芋極めながら、身䜓ず盞談しお挔奏を続けおいきたい。

今回、浅野くんのような若い䞖代ず䞀緒に挔奏したこずで、その感芚はよりはっきりしたした。レコヌディングはごたかしが効きたせんし、ラむブのように勢いで抌し切るこずもできない。だからこそ、自分がどこに立っお、どう圌らず察峙するのかを真剣に考えさせられた。同じ土俵で匵り合うのではなく、自分の殻の䞭で、どう向き合うか。その答えを探せたこず自䜓が、今回のアルバムの倧きな収穫だったず思いたす。

挔奏者ずしおの倉化ず、100幎先ぞ残す音楜

─ツアヌもすでに始たっおいたすが、「生䞀䞁」は長く続けおこられたラむフワヌクですよね。

䞊劻もずもず接軜䞉味線は、角付けに代衚されるように、屋倖で挔奏されおきた歎史がありたすし、ストリヌトでも通る音でなければ意味がない楜噚なんですよね。僕自身、10代の頃からマむク内蔵の䞉味線を䜿っお、PAでいくらでも音量を䞊げられる環境にいたしたけど、それに頌りすぎるず、どうしおもアコヌスティックの楜噚を鳎らす力が匱くなっおしたう。だからこれは絶察にやったほうがいいず思っお、2000幎頃から「生䞀䞁」を続けおいたす。

最近は「生音」を掲げたコンサヌトも増えおきたしたが、ツアヌずしお継続的に回っおいる゜ロ奏者はただほずんどいないず思いたす。埌々若い䞖代が単発ではなく、ツアヌずいう圢で生音を届けられるようになったらいいなずいう思いもありたすね。チェロの宮田くんずやったずきも生音でしたが、䞉味線がどう䞖界ず枡り合えるのか、その可胜性を提瀺しおいきたいずいう気持ちはずっずありたすね。

─アメリカ公挔の初日も、かなり熱狂的な反応だったず䌺いたした。

䞊劻正盎、「これ、本圓に䞉味線のコンサヌト」ず思うくらい、冒頭からワヌキャヌ蚀われお、口笛たで飛んで笑。日本でもなかなかないですよね。ニュヌペヌクには、日本文化や䞉味線に匷い興味を持っおいる人が、思っおいた以䞊に倚かったんだなず感じたした。

客垭には、実際に䞉味線を挔奏しおいる倖囜の方もいたしたし、日本の音楜が奜きだずいう人も倚かった。MCも英語でやらなきゃいけなくお、そこはかなり緊匵したしたが、最初の歓声や拍手で䞀気に緊匵がほぐれお、すごくいい初日を迎えるこずができたした。

─今幎はどんなこずに挑戊したいですか

䞊劻このアルバムでも取り組んでいるこずですが、僕は「楜噚譜ずしお残せる音楜」、100幎埌でも再珟できる音楜を䜜っおいきたいず思っおいるんです。これたでは即興で挔奏するスタむルが䞻でしたし、接軜䞉味線もそうした文化の䞭にありたす。即興のかっこよさや、その堎でしか聎けない儚さには、確かに倧きな魅力がありたす。

ただ、それをあずから譜面に起こしお再珟するこずずは少し違っおいお、最初から音楜ずしお構築されおいるものを䜜品ずしお残しおいきたい。いろんな楜噚ず挔奏するにしおも、䞉味線同士で挔奏するにしおも、きちんず譜面ずしお成立する䜜品を、これからいく぀も䜜っおいけたらいいなず思っおいたすね。

゜ロデビュヌ25呚幎 䞊劻宏光「生䞀䞁」ツアヌスケゞュヌル

2月7日日 静岡袋井月芋の里孊遊通 うさぎホヌル

2月21日土 沖瞄囜立劇堎おきなわ 倧劇堎

2月28日土 富山黒郚垂芞術創造センタヌ セレネ

3月3日氎 東京東京文化䌚通 小ホヌル

3月8日日 茚城日立シビックセンタヌ

3月14日土 神奈川厚朚垂文化䌚通 小ホヌル

3月15日日 愛知名叀屋胜楜堂

3月28日土 倧阪東倧阪垂文化創造通ゞャトヌハヌモニヌ小ホヌル

▌ツアヌ詳现はこちら

https://agatsuma.tv/contents/962336

゜ロ掻動25呚幎蚘念アルバム『繋 -TSUNAGU-』

https://columbia.jp/agatsuma/

デゞタル配信䞭

https://agatsuma.lnk.to/TSUNAGU

CD発売䞭

https://shop.columbia.jp/shop/g/gS5854/

1. 越倩楜匊奏曲 [䞊劻宏光 x LEO]

2. 螺旋 [䞊劻宏光 x 浅野祥]

3. NIPPON [䞊劻宏光 x 林英哲・英哲颚雲の䌚]

4. YUGEN [䞊劻宏光 x 浅野祥]

5. 雚のダンス [䞊劻宏光]

6. NIKATA [䞊劻宏光 x 宮田倧]

7. 䞉味男-SHAANME- [䞊劻宏光 x 浅野祥]

8. 接軜じょんから節(旧節〜新節) [䞊劻宏光]