東紀州地域振興公社が、熊野古道伊勢路をはじめとする三重県東紀州地域の観光スポットやイベント、グルメなどを紹介している。
東紀州エリア 2月のイベント情報
「尾鷲ヤーヤ祭り」は、天下の奇祭として知られ、例年2月1日~5日の5日間開催される。武士が合戦時に名乗りをあげる「ヤーヤー我こそは…」という掛け声が名称の由来とされている。令和8年は2月1日~2月5日、尾鷲神社および尾鷲市街地(尾鷲市北浦町)で実施される。
日本最古の神社といわれる花の窟神社(三重県熊野市)では、2月と10月の年2回、例大祭が行われる。日本一長いともいわれてる約170メートルの大綱を岩窟上45メートルの御神体から境内南隅の松の御神木にわたす「お綱掛け神事」は、太古の昔から続く歴史のある祭りだ。令和8年の春季例大祭は2月2日に行われる。
熊野三山へ続く参詣道 熊野古道
2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録された。「熊野三山」「吉野・大峯」「高野山」の3つの霊場と、これらを結ぶ「熊野参詣道(熊野古道)」、「大峯奥駈道」「高野参詣道」からなる世界遺産である。熊野古道は熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に参るための道。伊勢から、吉野から、高野山から、そして京都からと幾筋かのルートがあったが、代表的なものが紀伊半島を西回りする「紀伊路」と、東回りの「伊勢路」だった。三重県を通る伊勢路は、伊勢神宮を訪れた旅人や西国三十三カ所めぐりの巡礼者たちがあこがれの地・熊野を目指した道。地域の生活道でもあり、人々の暮らしや文化を感じることができる世界遺産である。
熊野古道の保全活動
熊野古道は多くの住民ボランティアにより守られている。各所の"峠を守る会"などの20を超える保全団体があり、ボランティアで古道の清掃、草刈り、補修等、維持管理を行っている。熊野古道を安全に楽しむために必要な活動を行う団体だが、現在会員の高齢化が進行しており、今後の担い手問題が課題となっている。各団体と行政が連携して、持続可能な熊野古道維持保全に向け様々な取組を実施している。
「語り部」が熊野古道伊勢路を案内
熊野古道伊勢路の語り部は、熊野古道伊勢路の案内を行っており、熊野古道の歴史や文化、自然、地域の民話など、地元ならではの話を伝えている。現在、語り部は111人。最年長は89歳、最年少は26歳と幅広い年齢の方が所属している。
石畳と史跡が残る「馬越峠」
紀北町と尾鷲市の境界にある人気の峠、熊野古道伊勢路の中で随一と言われる美しい石畳が、尾鷲ヒノキの美林の中に続いている。夜泣き地蔵などの史跡も多く残っており、これぞ熊野古道という雰囲気を味わえる。峠からは、頂上の絶景が素晴らしい天狗倉山や便石山の山頂へ続く登山コースハイキングコースもある。峠を下った馬越公園は桜の名所にもなっており、春には大勢の人が訪れる人気スポットとなっている。
馬越峠の見どころ
馬越峠の石畳は伊勢路随一の美しさといわれている。降水量の多い紀伊半島で何度も大きな台風に見舞われながらも現在も安全に歩けるのは当時の優れた技術を物語っている。
旅の安全を祈願するために建立された「夜泣き地蔵」は、子供の夜泣きに霊験あらたかな石仏とも信じられている。
馬越峠付近のおすすめスポット
「便石山(象の背)」は、馬越峠散策中の分岐より向かうことができる。頂上の近くに「象の背」と呼ばれる、まるで象の背中のような大きな岩があり、そこから見える海と山の大パノラマが絶景だという(峠の分岐点から約2時間程度)。
「熊野古道センター」(三重県尾鷲市)は、熊野古道、そして古道周辺地域の自然・歴史・文化をより深く体感できる、新しいタイプのビジターセンター。開館時間は9:00~17:00となる。
「おわせお魚いちば おとと」(三重県尾鷲市)では、丹精に育てられたブリ・タイやはえ縄漁で水揚げされたマグロ、定置網にかかった地魚など、尾鷲ならではの料理が楽しめる。営業時間は10:00~18:00、年中無休で営業している。
竹林に包まれた松本峠
美しい石畳が導く竹林に囲まれた峠では、等身大ほどの大きなお地蔵様が出迎えてくれる。松本峠を越えれば、浜街道を経て新宮まで峠越えはない。かつての巡礼者が、七里御浜の向こうの新宮に鎮座する熊野速玉大社に思いを馳せたであろう場所だ。松本峠では野面乱層積みという方法で石畳が積まれており、石畳道の断面を見ることもできる。
松本峠の見どころ
峠には、鉄砲傷のあるお地蔵さんが立っている。江戸時代に鉄砲の名人「大馬新左衛門」に妖怪と間違えられて鉄砲で撃たれた跡と言われている。
峠から約10分ほど歩くと、熊野速玉大社がある新宮まで約22km続く日本で一番長い砂礫海岸の七里御浜と山並みが一望できる。
松本峠付近のおすすめスポット
花の窟神社(三重県熊野市)は日本最初の歴史書である『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」として登場する日本最古の神社と言われている。社殿はなく高さ45mの磐座そのものがご神体。毎年2月2日と10月2日には、例大祭であるお綱かけ神事が行われ、多くの人が参拝に訪れる。
世界遺産の構成遺産である熊野川。生活物資を運ぶ水上交通も盛んで、江戸時代には「三反帆」などの川舟が発達した。当時使われていた舟を再現した「三反帆」に乗って、ゆったりとした舟旅を楽しむことができる。営業時間は9:00~17:00、12月~2月の冬季は休止期間となる。
九十九折の石畳が残るツヅラト峠
ツヅラト峠は、かつて「伊勢の国」と「紀伊の国」の国境だった峠。江戸時代以降、荷坂峠道が正式な紀州の玄関口となってからも、昭和初期まで生活道として使われた。ツヅラトとは九十九折のことで、カーブが連続するが、石畳や石垣もよく保存されている。
ツヅラト峠の見どころ
ツヅラト峠は標高357mに位置し、伊勢から熊野三山を目指す巡礼者が、初めて熊野の海を目にした場所とされる。
谷に面して数ヵ所にある石垣は、いにしえから長い風雨に耐え道を護ってきた、いわば道路保護の遺跡といえる。
ツヅラト峠付近のおすすめスポット
「道の駅マンボウ」(三重県北牟婁郡)では、"町の魚"マンボウをはじめ、紀伊長島の手工芸品や海・山の幸などが豊富にそろった物産コーナーや、レストランでゆったり過ごすことができる。営業時間は、販売所が8:15~18:00、レストランは9:00~15:00までとなる。年中無休。
「高塚山展望台」(三重県北牟婁郡)は、標高74mの高塚山に熊野灘臨海公園として整備された展望台。建物内の階段を上ると360度1周することができ、無料の望遠鏡が設置されており、「紀伊の松島」と呼ばれる多島海が望める。
「魚まち地区」(三重県北牟婁郡)は、紀伊長島地区に残る伝統的な漁師町(魚町)。船が通る際に橋が上下する昇降橋や天日干しされた干物が並ぶ魚屋など、どこか懐かしさを感じるレトロな「まち」を地元のガイドと一緒に歩くこともできる。


















