2020年より『週刊少年サンデー』にて山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)が連載している漫画『葬送のフリーレン』は、勇者によって魔王が倒された"その後"の世界を舞台に、勇者パーティーの魔法使い・フリーレンと彼女が新たに出会う人々の旅路を描いた物語です。魔王討伐の後日談という斬新な時系列で展開されるユーモラスで切ないドラマは多くの人の心を掴み、これまで「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」新生賞など数多くの漫画賞を受賞してきました。

さらに、2023年9月から2024年3月まで放送されたTVアニメも国内外で大きな反響を呼び、2025年にはコミックスの全世界累計部数が3000万部を突破するなど多くのファンを獲得。2026年1月からは待望のアニメ第2期もスタートし、フリーレンの「人の心を知る旅」の再開に熱い視線が寄せられています。

同作品の「時間」や「命」の尊さを描いたストーリーに華を添えるのが、個性豊かで人間味あふれるキャラクターたちの存在です。そこで今回は、『葬送のフリーレン』のなかで最も好きなキャラクターをマイナビニュース会員279人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

『葬送のフリーレン』人気キャラクターランキング

『葬送のフリーレン』の好きなキャラクターをマイナビニュース会員279名に聞きました。

  • 1位:フリーレン(56.6%)
  • 2位:ヒンメル(16.1%)
  • 3位:フェルン(6.8%)
  • 4位:シュタルク(3.6%)
  • 5位:ハイター(3.2%)
  • 6位:ラオフェン(1.8%)
  • 7位:アイゼン(1.4%)
  • 7位:リヒター(1.4%)
  • 9位:ザイン(1.1%)
  • 9位:アウラ(1.1%)

続いて、1位から9位までコメントとともにご紹介します。

1位:フリーレン(56.6%)

『葬送のフリーレン』の人気キャラクター1位に輝いたのは、同作の主人公で、魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使いだったフリーレンでした。千年以上生きるエルフである彼女は、世界に平和をもたらした後、勇者のヒンメルや仲間たちとの再会を約束してひとり旅にでます。そして50年後、老いたヒンメルの死を目の当たりにし、これまで彼の人となりを知ろうとしなかったことを深く後悔。趣味の魔法収集を兼ねた"人を知るため"の旅をはじめました。

アニメ版では『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役や『魔法使いの嫁』の羽鳥チセ役などで知られる声優・種﨑敦美が声を担当。魔法であればどんなものでも興味を持つ"魔法オタク"で、ずぼらでドライな性格をしていますが、仲間たちとの旅を経てその心にも様々な変化が現れていきます。

アンケートでは「主人公だから」「可愛いから」「かっこいいから」という声が特に多く、物語の語り部として多くの人から愛されていることがうかがえました。また、人との繋がりを大切にしようとする姿勢や旅を通じで価値観が変化していく様子など、彼女の成長も好ましく思われていました。

ユーザーコメント

  • 今までになかった立ち位置のキャラクターだから(40代男性)
  • 経験と寂しさを抱えながらも、人との繋がりを大切にしようとする姿(40代女性)
  • クールな性格だったのに少しずつあたたかい表情や思いやりの心が見えてくるところが好きだから(40代男性)
  • めちゃくちゃ強い魔法使いなのに普段は可愛くてそのギャップにやられる(40代女性)
  • 時折涙を流したり、価値観が変化していくのが新鮮だった(40代男性)
  • 淡々とした言葉が心に染みる感じで良い(40代女性)
  • 普段は子供っぽいけどふとした時に長く生きた深みを感じる(30代女性)

2位:ヒンメル(16.1%)

続いて2位に選ばれたのは、魔王を討伐した勇者パーティーの勇者であるヒンメルでした。困っている人を助けずにはいられない優しい心を持った青年ですが、"自称イケメン"でナルシストな一面も。10年間一緒に冒険をしたフリーレンに大きな影響を与えた人物で、彼の死がフリーレンの"人を知る旅"のきっかけになりました。

アニメ版では『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己役や『鬼滅の刃』の不死川玄弥役などで知られる声優・岡本信彦が声を担当。大陸各地に彼を称える勇者像が建てられており、フリーレンが当時を回想する際の目印になっています。

アンケートでは、見た目も中身も「イケメン」「かっこいい」という声が多かったほか、仲間思いで優しいところにも評価が集まっていました。「フリーレンに対する気持ちがエモい」「フリーレンのことが好きなのに報われない」など、その切ない関係に言及する声も多数寄せられています。

ユーザーコメント

  • この人の死がフリーレンの旅が新たに始まったきっかけになってるから(30代女性)
  • ヒーロー像を超えた人間らしいキャラクターだから(40代男性)
  • フリーレンが寂しくないように自分の銅像を色々なところに建てた、という話を知り、すごく感動したため(20代女性)
  • ただただ優しく気取らずいい男。言葉が名言すぎる(40代男性)
  • 生き様がかっこいいから(40代男性)
  • 見た目、中身ともにイケメンなので(40代女性)

3位:フェルン(6.8%)

3位には、フリーレンの弟子である人間の魔法使いフェルンがランクインしました。彼女は戦争によって両親を失い、勇者パーティーの僧侶ハイターに育てられた戦災孤児です。ハイターを訪ねてきたフリーレンに師事し魔法の修行を積み、死期を迎えた彼を看取った後にフリーレンと共に旅立ちました。

アニメ版では『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスレッタ・マーキュリー役や『メダリスト』の狼嵜光役などで知られる声優・市ノ瀬加那が声を担当。基本的に生真面目かつ冷静な少女で、生活面でずぼらなところがあるフリーレンのお母さん役を務めています。

アンケートでは、クールそうにみえて天然だったり、冷たそうにみえて優しかったりする性格のギャップが好評のようでした。見た目の可愛らしさはもちろん、"強い女性"という点も理由としてあがっています。

ユーザーコメント

  • 性格と容姿が好みだから(40代男性)
  • クールそうに見えて結構感情豊かなので(40代男性)
  • プロポーションが素敵なところ、何気にしっかりしているところ(40代男性)
  • 可愛いですし、天然なところがまたいいですね。キャラ立ちしてます(40代男性)
  • 大切な人は精一杯大切にするから(30代女性)

4位:シュタルク(3.6%)

4位は、フリーレンとフェルンと共に旅をしている戦士シュタルクでした。優秀な戦士だった兄と比較され育った彼は、生まれ故郷を魔族に滅ぼされ途方にくれていた所を勇者パーティーの戦士アイゼンの拾われて弟子になります。その後、とある村で起きた紅鏡竜の事件を経て、フリーレンたちの旅に同行することになりました。

アニメ版では『マッシュル-MASHLE-』のマッシュ・バーンデッド役や『地獄楽』の画眉丸役などで知られる声優・小林千晃が声を担当。臆病かつヘタレでコミカルな性格をした人物ですが、前衛に必要な高い攻撃力や耐久性、機動力を兼ね備えた頼もしい戦士です。

アンケートでは、かっこいいのに完璧じゃなく、人間味があるところに評価が集まりました。「不憫で可愛い」「ピュアだから」といった声も寄せられています。

ユーザーコメント

  • 斧のキャラで格好いい(30代男性)
  • 顔に未だに痣が残っていたり完璧じゃないのがキャラとしていいと思う(40代男性)
  • 不憫でかわいい(40代女性)
  • 人間味がいい(40代男性)

5位:ハイター(3.2%)

5位には、勇者パーティーで僧侶を務めていたハイターがランクイン。勇者ヒンメルと同郷の幼馴染である彼は、高度な回復魔術を操る優秀な僧侶で、千年以上を生きるエルフのフリーレンから見ても規格外の能力を持った人物でした。無類の酒好きで、冒険中も週に一度は二日酔いでダウンするなどだらしない一面もありましたが、魔王討伐後は聖都の司教となり偉大な僧侶として人々の尊敬を集めます。

アニメ版では『バイオハザード』シリーズのクリス・レッドフィールド役や『SYCHO-PASS サイコパス』の須郷徹平役などで知られる声優・東地宏樹が声を担当。晩年は聖職を退いて戦災孤児のフェルンを引き取り育てており、ハイターのフリーレンに対する母親のような叱り方は彼女に受け継がれています。

アンケートでは「魅力的なキャラクター」といった評価が多く、「なんとなく憎めないキャラクター」「キーパーソンとなる役回りが素晴らしい」などの声が寄せられていました。

ユーザーコメント

  • 魅力的なキャラなので(40代男性)
  • なんとなく憎めないキャラクターで共感できる部分が多いから(20代女性)
  • キーパーソンとなる役回りが素晴らしいから(30代男性)

6位:ラオフェン(1.8%)

6位は、お団子頭をした3級魔法使いの少女ラオフェンです。魔法都市オイサーストで開催された1級魔法使い試験の受験者で、高速で移動する魔法(ジルヴェーア)を得意としており、フリーレンから第1次試験の合格条件だった隕鉄鳥を奪うことに成功しました。

アニメ版では『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のシル・フローヴァ役や『鬼滅の刃 遊郭編』のまきを役などで知られる声優・石上静香が声を担当。素直で優しい性格をした人物で、魔法使いとしてはまだ未熟ですが宮廷魔法使いであるデンケンに目をかけられています。

ユーザーコメント

  • 冷酷さと可愛さを感じられるいいキャラ(40代男性)
  • 孫っぽい傍若無人さが好き(40代男性)

7位:アイゼン(1.4%)

7位には、勇者パーティーで戦士を務めていたアイゼンがランクイン。パーティーの前衛を任されていた頑強なドワーフ族で、寡黙で生真面目な性格だったことからパーティーのツッコミ役でもありました。エルフほどではないものの長命であるため、ヒンメルやハイターの死後も容姿の変化はあまりみられません。

アニメ版では『ジョジョの奇妙な冒険』のロバート・E・O・スピードワゴン役や『攻殻機動隊』シリーズのパズ役などで知られる声優・上田燿司が声を担当。後にフリーレンの旅に同行することになる弟子の戦士シュタルクには、勇者パーティーでの冒険を「とてもくだらなくて楽しい旅だった」と語っていたようです。

ユーザーコメント

  • 無口で不器用だけど、情が深く頼りがいがあるところが魅力的だから(40代男性)
  • 無口だが強い戦士のドワーフだから(40代男性)

7位:リヒター(1.4%)

同じく7位には、2級魔法使い男性リヒターがランクイン。魔法都市オイサーストで開催された1級魔法使い試験の受験者で、1次試験にてデンケンやラオフェンと同じパーティーに所属して行動を共にしました。魔法への知識も豊富な実力者で、大地を操る魔法(バルグラント)を得意としています。

アニメ版では『西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜』の小早川千影役や『進撃の巨人』のニコロ役などで知られる声優・花輪英司が声を担当。面倒見の良いところがあるものの、目的のためには殺しもいとわない冷酷な人物で、デンケンからは「自分の若いころに似ている」と称されていました。

ユーザーコメント

  • ちょっとしたアゴヒゲがかっこいいから(40代男性)
  • とても好感が持てるので(40代男性)

9位:ザイン(1.1%)

9位は、フリーレンたちと旅をしている僧侶ザインでした。天性の才と呼べる超高度な治療魔法を駆使する実力者ですが、酒、タバコ、ギャンブルなどが好きな"破戒僧"でもあります。子どもの頃からの夢だった冒険者を諦めて村で燻っていたものの、フリーレンたちとの出会いと兄の後押しで旅立つことになりました。

アニメ版では『呪術廻戦』の五条悟役や『ハイキュー!!』の黒尾鉄朗役などで知られる声優・中村悠一が声を担当。基本的には常識人のため、ボケ役が多いフリーレン一行のツッコミ役になっています。

ユーザーコメント

  • くたびれた大人の風格がとても好きだから(20代男性)
  • メインキャラクター中で割と常識人的な立ち位置で、苦労してそうだから(40代男性)

9位:アウラ(1.1%)

同じく9位には、"断頭台のアウラ"の異名を持つ魔族アウラがランクインしています。500年以上生きている大魔族で、魔王直属の"七崩賢"のひとりである彼女は、"服従の天秤"にかけることで自身より魔力が劣る相手を永遠に操る「服従させる魔法(アゼリューゼ)」の使い手。勇者ヒンメル一行に敗れたあと姿を隠していましたが、彼の死後に活動を再開しました。

アニメ版では『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の高坂桐乃役や『ソードアート・オンライン』のリーファ(桐ヶ谷直葉)役などで知られる声優・竹達彩奈が声を担当。フリーレンと80年ぶりに相対した際に言った「ヒンメルはもういないじゃない。」というセリフは、"アウラ構文"としてミーム化しファンの間で親しまれています。

ユーザーコメント

  • 噛ませ犬キャラで可愛い(40代男性)
  • 色々な魅力があるから(40代女性)

まとめ:過去から現在まで魅力的なキャラがずらり!

アンケートの結果、『葬送のフリーレン』で最も人気があるキャラクターは主人公の「フリーレン」でした。魔王討伐後という時間軸で展開される物語の根幹をなす存在であり、彼女の心の動きや成長を楽しみにしている読者が多いことがうかがえます。また、ランキングに入った全てのキャラクターに共通して、かっこいい、可愛らしいだけでなく、ダメなところもある"人間味"のような部分が高く評価されていました。

アニメ第2期もスタートし、さらなる盛り上がりが予想される『葬送のフリーレン』。個性豊かなキャラクターたちどんな物語を紡いでいくのか、これからの活躍に目が離せません。

調査時期:2025年12月6日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計279人
調査方法:インターネットログイン式アンケート