『NHK紅白歌合戦』で3年連続司会を務め、共演者や制作統括らからその進行ぶりを絶賛され、出演がなかった2025年の放送を受けて、改めてその実力が再確認された橋本環奈。8日に行われたフジテレビ系ドラマ『ヤンドク!』(12日スタート、毎週月曜21:00~)の記者会見では、主演俳優として出席しながら、共演者たちの発言に人一倍大きな声で笑い、大きな動作でリアクションし、まるで進行役の一人のような見事な“裏回し”で盛り上げた。
序盤から時間配分を意識「全員分、尺を気にして」
撮影の合間に行われたこの会見は、予定時刻から遅れてスタート。その後に控える撮影のためにテンポアップで進行される中、ヤンキーマインドで難題に立ち向かっていく主人公・音波役の橋本に、他のキャストが悩みを相談するコーナーが行われたが、橋本は「7人分の相談を聞くことってなかなかないですけど、全員分、尺を気にして答えていきます」と時間配分の意識を見せた。
宮世琉弥が「これ、本当の話なんですけど…」と恐る恐る切り出すと、「怪談を話すみたい(笑)」とツッコミを入れ、「最近、休みの日にリンゴかイチゴを食べてるんですけど、他におすすめのフルーツありますか?」とお悩みの本題を聞かされると、「これに関してはめちゃくちゃどうでもいいかも(笑)」とバッサリ対応。
ほかにも、許豊凡(INI)が「現場で差し入れのお菓子をいただくんですけど、食べるタイミングが難しくて…。合間に食べると匂いとか心配になって、結局いつも我慢しちゃいます。食べてもいいですか?」と悩みを打ち明けると、「食べてよ~! かわいい!」。
ロケ先に喫煙所がないことに悩む薄幸が、1日に60本弱吸うというタバコの量に「すごすぎ!」。家ではトイレが近いが仕事中は近くないという吉田鋼太郎の生理現象には「えっ、それ面白い!」など、小気味良く合いの手を入れていった。
宮世琉弥の迷走も安定のフォロー
ドラマの魅力を『ヤンドク!』のヤンキー風の漢字の当て字で表現するという企画では、司会の佐野瑞樹アナが趣旨を説明すると、間髪入れず「うん、難しかった!」とリアクションし、「私はこのお題を聞いた時に、絶対向井(理)さんと許くんが上手いだろうと思ったので、ライバルです。2人を“おー”って言わせたい」と目線付け。宮世が「俺は?」とカットインすると、「はい、行ってください」と佐野アナに受け渡す。
そして、「フリップをお出しください!」を受けて「ジャン!」と効果音を地声で入れ、「一人ひとりの当て字を見て「あ~なるほどね! みんなすごい!」と、休む間もなく積極的に盛り上げていく。
そんな中、イジられキャラとして確立されている様子の宮世が「『ヤンドク』をいう文字を使って今自分がしたいことを考える企画だと思ったんです」と勘違いしたことを明かしながら「陽土空」の当て字を掲げると、「それが今やりたいことなんですね?」と追及。宮世が「太陽を浴びて、土を感じて、空を飛び立ちたい」と説明すると、「方向性がちょっと迷子になってます」とフォローした。
会見の時間が限られている中で、記者から「脳神経外科が舞台ということで、この人の頭の中を覗いてみたいと思うくらい、すごいと思った方を教えてください」と質問が飛ぶと、「“せーの!”で行きます?」と提案までする橋本。
ここで吉田が「自分の頭です。最近、物忘れが増えてきて…」と打ち明けると、「今日はトイレが近かったり、物忘れが増えてきたり…。(会見の記事の)見出し、それになりたくない!(笑)」と、ハイライトを振り返りながら嘆いていた。
吉田鋼太郎も絶賛「聡明で前向き」
終盤に差し掛かり、佐野アナが「そろそろお時間ということになりましたので…」と締めようとすると、「いや宣伝になりました!? ただの雑談を聞いていただいただけになっちゃって…。でも、ドラマの内容と全然違うこと書いてもらってもいいです(笑)」と、報道陣への心配と信頼が同居する様子の橋本。
最後の挨拶では、「この作品は、もともとヤンキーだった主人公が、事故をきっかけに優秀な脳神経外科医へと成長していく、実話をもとにした物語です。一見すると破天荒で型破りな人物ですが、人と人との関わりの中で変わっていく姿が丁寧に描かれ、医療ドラマとしての緊張感やリアルさはもちろん、見ていて思わずスカッとしたり、クスッと笑えたりする“痛快さ”も大きな魅力だと思っています。“人はどこからでもやり直せる”というメッセージが自然と伝わる作品になっていますので、ぜひ多くの方に楽しんでいただけたらうれしいです」と、座長としてしっかり作品をアピールした。
会見の中で、吉田は「元気で明るい橋本座長のおかげで充実した撮影の日々を過ごさせていただいております」「やっぱり頭の中を覗いてみたいのは橋本さんです。聡明だし、本当に前向きだし」と絶賛していたが、それが存分に伝わってくる会見だった。













