生放送中にコンビ解散を通告する――前代未聞の事態に、百戦錬磨の“ラジオスター”であるナイツも、困惑を隠せなかった。

25日に放送されたニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』(毎週月~木曜13:00~)に、旧知の仲であるお笑いコンビ・ガッポリ建設の小堀敏夫と室田稔がゲスト出演。“クズ芸人”と呼ばれる小堀の密着ドキュメンタリーを放送してきたフジテレビ『ザ・ノンフィクション』の30周年と『ナイツ ザ・ラジオショー』の1,000回を記念したコラボ企画で、放送ブースに密着カメラが入る中、室田が小堀に今年いっぱいでのコンビ解散を申し出たのだ。

あまりの急展開に動揺が走ったスタジオで、この“事件”を間近で目撃したナイツの塙宣之と土屋伸之に話を聞いた――。

  • (左から)ナイツの塙宣之、土屋伸之

    (左から)ナイツの塙宣之、土屋伸之

『ザ・ノンフィクション』特番収録でのトラブルのままゲスト出演

事の発端は、今月中旬に行われた『ザ・ノンフィクションの大みそか2025 放送30周年スペシャル』(31日13:50~ ※関東地区ほか)の収録。これまでに放送された全1,200回超の中から記憶に残る登場人物たちがスタジオに登場する中、芸を磨く努力は皆無で、ネタ見せをサボり、パチスロに興じ、“ギャラ飲み”と借金で、その日暮らしの日々を送る生き方で大きな反響を呼んだ小堀が、相方の室田とともに出演した。

MCの東野幸治と設楽統、そして小堀のドキュメンタリーのナレーションを担当した吉岡里帆と軽快にトークを繰り広げていたが、小堀が後輩と飲むと言って室田から借りたお金をパチンコで“溶かした”ことをサラッと告白すると、室田の様子が一変。立ち上がって、「カメラ止めてくれますか?」と収録の中断を要求し、「コンビを解散する」と怒りをあらわにして途中退席してしまったのだ。

  • 『ザ・ノンフィクション』特番収録を途中退席するガッポリ建設の室田稔

2人はそのまま顔を合わせることも連絡を取ることもなく、もともとゲスト出演を予定していた今回の『ナイツ ザ・ラジオショー』にそろって出演。長年、迷惑をかけられ続け「疲れた」という室田が小堀に見切りをつけて、生放送で年内での解散を通告した。

  • 『ナイツ ザ・ラジオショー』生放送の様子

    『ナイツ ザ・ラジオショー』生放送の様子

「面白い人たちなんで…」惜しむ気持ちも

このコーナーの直後、ナイツに感想を聞くと、「子どもとクリスマス何しようかと考えてました」(塙)、「あそこで別のこと考えてたんだ(笑)」(土屋)とひとくだり挟みながら、「室田さん、本当に怒ってましたから、しょうがないですよね」と受け止めた塙。

土屋も「室田さんはもう決めてる感じでしたから、止めるべきだったのか…。どうするのが正解なのか分からなかったですね」と心境を吐露し、「殴り合いにならなかったのは良かったと思います」と安堵した。

ガッポリ建設とは長い付き合いだけに、解散という選択について、塙は「ちょっともったいない感じもしますね。面白い人たちなんで、ちゃんとネタを作ればいいのにと思うんですけど…」と惜しみながら、「なかなかお互いの方向性が合わないので、難しいですよね」とやるせない気持ちに。土屋は「でも、ずっとあんな関係性で続いてきたんだろうなとは思いましたね」と、室田の心の内を想像した。

ナイツと言えば、『水曜日のダウンタウン』(TBS)で、コンビ関係が冷え切っていた漫才協会の大先輩、おぼん・こぼんの仲を修復させた“奇跡の和解”の立役者。塙は「なんで5年に一度、こういうのに巻き込まれんきゃいけないんだと思いましたよ(笑)」と苦笑いしつつ、「1,000回の放送は、いろいろ盛り上げようと準備してもらって結果的に最悪の方向に行きましたけど(笑)、次の2,000回で(ガッポリ建設を)再結成みたいな感じで呼べればいいんじゃないですかね」と、5年後の奇跡に望みを託した。

『ナイツ ザ・ラジオショー』の生出演後、ニッポン放送を出た室田は「コンビ解散」の真意を改めて小堀に語りかけた。大みそかに放送される『ザ・ノンフィクションの大みそか2025』では、その時の2人の様子も含め、“ガッポリ建設解散騒動”の全貌が明らかになる。