視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(12月15日~21日)をまとめた。
高校生ランナーたちの懸命な走りに幅広い世代がくぎ付け
2025年も残すところあとわずかとなり、この週のランキングでは年末ならではの強力な特別番組や、冬の風物詩ともいえるスポーツ中継が上位を席巻する結果となった。
個人全体で1位を獲得したTBS『ニンゲン観察モニタリングSP』をはじめ、各局が年内最後の放送として枠を拡大した「SP番組」が、お茶の間の関心を独占している。
年末特有の慌ただしい時期ではあるが、バラエティ番組での「年間王者決定」や「大物アーティストの久々の降臨」といったイベント性の高い構成が、視聴者の「今、この瞬間の放送を見逃したくない」という心理を刺激し、高い注目度に結びついたと考えられる。
バラエティ勢が勢いを見せる中、コア視聴層で3位に食い込んだ『男子第76回全国高校駅伝』(NHK)の健闘も特筆すべき点。個人全体でも10位にランクインしており、未来を担う高校生ランナーたちの懸命な走りに、若年層から高齢層まで幅広い世代がくぎ付けになったことがデータからも読み取れる。
12月も中旬を過ぎ、家族や大切な人とリビングで同じ画面を一緒に楽しむ「お茶の間視聴」の機会が増えていることも、ランキング全体の数値を押し上げる要因となっているようだ。
各局が威信をかけて投入する特番が目白押しとなる年末年始、どの番組が日本中で最も熱い視線を集めるのか、その動向を注視したい。
「やっぱり瀧本美織、歌うますぎ」
個人全体で1位、コア視聴層でも4位と、今週の放送で最も日本中の注目を集めたのは『ニンゲン観察モニタリングSP』(TBS)。12月18日の放送では、大人気企画「透明カラオケBOX」の2025年の年間王者決定戦が開催され、視聴者の視線をくぎづけにした。
100万円の権利を懸け、過去最多300人が参戦したファイナルの舞台では、受験生や音大生、さらにお坊さんまで、驚きの歌声を持つ強豪たちが続々と登場した。誰が栄冠を手にするのか、一瞬も目が離せない展開が注目度を高める要因となったようだ。
また、過去の熱狂シーンを振り返るランキングでは、俳優の瀧本美織が地元・鳥取県で見せた涙の凱旋ステージが話題となった。圧巻の歌唱力はSNSでも「やっぱり瀧本美織、歌うますぎ」と大きな反響を呼んだ。
さらに今回はゲストも超豪華。福山雅治と大泉洋の『ラストマン-全盲の捜査官-』の「無敵バディ」によるサプライズや、柔道金メダリストの角田夏実の変装潜入など、バラエティの枠を超えた豪華な仕掛けが目白押しだった。
年間王者決定戦は番組終盤まで高得点が塗り替えられる大接戦となり、最後の一人まで結末が分からないスリリングな構成が、高い注目度の要因と言えるだろう。


