秋田県といえば何を思い浮かべるだろうか? きりたんぽ鍋、なまはげ、そして秋田犬……ほかにも祭りの文化や美しい文化遺産など、見る・体験する・食べるなど様々な魅力がある。寒い季節ではあるが、今こそが秋田の魅力を存分に堪能できる時期。アクセスも東京から飛行機で約1時間と行きやすい場所だ。
実はアクセスの良い秋田県……クマ問題は?
東京都港区の「あきた美彩館」にて開催された、秋田県についてのメディア向け説明会に登壇したのは、秋田県マーケティング戦略室室長の馬場俊行氏。
馬場氏は「秋田県では4月に新しく鈴木健太知事が就任しまして、7月にはマーケティング戦略室が新たに発足しました。今後は“マーケティング県”として秋田県の魅力をできるだけ多くの方に情報発信していきたいと考えています」とアピール。
秋田県には世界に誇る文化・食・温泉・自然など様々な魅力があることに触れ、「秋田市のあたり、秋田中央エリアでは竿燈まつりなど夏の祭りが有名で、大館・角館・田沢湖の辺りは観光地として人気です。北に行けばマタギ文化で知られる大館・阿仁・森吉エリア、さらに世界自然遺産の白神山地など、魅力と特色のあるエリアが点在しています」と話した。
関東から秋田県への訪問は少し距離がネックに感じる方もいるかもしれないが、馬場氏は「東京から秋田まではアクセスがいい。飛行機なら最速で1時間ちょっとですし、新幹線も直通で3時間37分。ぜひ気軽に遊びに来てほしい」と話す。
さらに、最近よくニュースで見る「クマ」問題については12月になると冬眠することから、「目撃情報も激減する冬は特に安全」だという。
なまはげ、秋田県から祭りまで……多すぎる魅力
続いて秋田県の魅力について語ったのは、秋田県誘客推進課政策監の安保敬洋氏。
秋田県といえば昭和53年に重要無形民俗文化財に指定され、平成30年には「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録もされた「なまはげ」が有名だが、安保氏は「なまはげは秋田の文化資源の中でも圧倒的な代表格。鬼のように見えるけれど実は神の使いです。集落の家を訪れ、“怠け者はいないか”などの問答を家の人たちと行いながらシコを踏んで、家族の健康と豊作を祈願する行事です」と解説。
男鹿市ではなまはげは大晦日の行事だというが、男鹿市にある「なまはげ館&伝承館」では、毎日なまはげが登場し、なまはげ体験が可能だという。
日本犬で初めて天然記念物に認定された秋田犬は、世界でも人気の存在。一説によると「富士山」よりも「AKITA」のほうがインターネットでのキーワード検索数が多いのだとか……! そんな秋田犬は、くるっとした尻尾、ピンと立った耳、太い足ともふもふの毛がかなり愛らしい存在。秋田市にある「秋田犬ステーション」、大館市にある「秋田犬の里」、さらに大館市にある「秋田犬カフェ」では触れ合うことも可能だ。
秋田県には国指定重要無形民俗文化財を含むお祭り文化が17もあり、これは日本一の数で安保氏は「秋田はお祭りの宝庫」と胸を張る。代表格とされるのは「秋田竿燈祭り」で、高さ最大12メートル・重さ最大50キロの竿燈を、手のひらやおでこ・肩・腰などで自在に操る姿は圧巻だ。
夏には「大曲の花火」が開催され、全国の一流花火師たちが日本一の座を目指し技を競い合うことから「日本最高峰の花火競技大会」と言われるほど。内閣総理大臣賞なども授与される格式のある大会となっている。
ちょっと意外な食の魅力……秋田県でシャインマスカット!?
最後は食だ。食については、秋田県 食のあきた推進課 主査の髙橋里矢子氏がこう語る。
「秋田は代表的な郷土料理がたくさんあります。きりたんぽ鍋と稲庭うどん、比内地鶏に加えて、B-1 グランプリで優勝経験のある横手焼きそば、さらに伝統的ないぶりがっこもあります。意外と思われるかもしれませんが、秋田は農産物のおいしさも自慢です。今年でデビュー41年目となるあきたこまちはもちろんですが、デビュー4年目となるサキホコレは、ふっくらとした粒立ちと噛むほどに広がる甘い風味が特長のお米です」。
また、昼夜の寒暖差が大きい秋田は、糖度が高い野菜や果物が栽培でき、オリジナル品種もたくさんあるという。特にりんごやシャインマスカットなども美味しいそうで、ちょっと意外に思う人も多いのではないだろうか。
知れば知るほど隠れた魅力がたくさんの秋田県。ぜひこの冬は秋田県を訪れてみてはいかがだろうか。












