ファミリーマートは11月11日、「『豚汁』に対する消費者の意識調査」の結果を発表した。調査は2025年11月1日~11月3日、「豚汁」を家庭で作ったことがある20~69歳の男女700名を対象にインターネットで行われた。

  • 全国「豚汁」調査

    全国「豚汁」調査

豚汁のイメージは地域別に異なることが判明

全国各地の家庭で親しまれる豚汁だが、人によってイメージが様々であることが調査によって明らかになった。

まず、呼び方についてSNSでアンケートを取ったところ、"とんじる"派が84.3%、"ぶたじる"派が15.7%と"とんじる"派が大半を占める結果となった。また、エリア別で意識調査を実施したところ九州・沖縄エリアでは、2人に1人(46%)が"ぶたじる"呼びであることがわかった。また、北海道では41.7%が"ぶたじる"と回答し、豚汁に対するイメージの違いがある結果となった。

  • "とんじる"派ですか、"ぶたじる"派ですか?

    "とんじる"派ですか、"ぶたじる"派ですか?

  • "ぶたじる"都道府県ランキング

    "ぶたじる"都道府県ランキング

さらに、使用する具材にも地域ならではの個性が表れていることがわかった。

「豚汁に豚肉以外でどのような具材を入れますか?」と質問したところ、東北エリアでは「芋」「ごぼう」「こんにゃく」といった定番に加え、「豆腐(70%)」「白菜(41%)」「ねぎ(81%)」を入れる人が多く、関東エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)よりも使用率が高い傾向が見られた。

一方で、「玉ねぎ」の使用でも明確な違いが出ており、東北エリアでは約5人に1人(17%)に対し、中部エリアでは約3人に1人(35%)、中国・四国エリアでは4割(40%)と約2倍の結果で味づくりの違いが際立った。

また、「豚汁に入れる芋の種類」について尋ねたところ、全国的には「里芋」が主流である一方で、東北では約2人に1人(49%)が"じゃがいも派"と回答。特に青森県では約8割(82.4%)がじゃがいもを選択しており、地域ごとの"豚汁文化"の違いが顕著に表れている。

さらに、中国・四国エリアでは約4人に1人(26%)が"さつまいも派"という結果も出ており、同じ豚汁でも、地域ごとに具材へのこだわりがまったく異なることがわかった。

  • 豚汁に入れる具材ランキング

    豚汁に入れる具材ランキング

北関東・中部では、こってり味が好まれる傾向に

「豚汁の味の好み」を聞いたところ、全国的には38.6%が「あっさり」味を、36.7%が「こってり」味を好む傾向となり、特に北関東エリア(47%)は約半数の人が「こってり」味を好むと回答した。

一方で、「甘め」味を好む人は全国平均で約5人に1人(18%)と少数派ながら、中国・四国エリアでは約3人に1人(28%)が"甘め派"と回答。地域によって味つけの傾向が大きく異なることがわかった。

  • あなたの豚汁の味の好みはなんですか?

    あなたの豚汁の味の好みはなんですか?

また、「豚汁に使う味噌の種類」を聞いたところ、全国では約3人に2人(65.3%)が「合わせ味噌」と回答。一方で、北関東エリアの約4人に1人(25%)、中部エリアの約3人に1人(28%)は「赤味噌」を使う傾向が目立ち、味噌の種類にも明確な地域差が見られた。"赤味噌文化"が根づく中部エリアでは、約3人に1人(27%)が「赤味噌でなければ豚汁とは言えない」と回答しており、味噌への強いこだわりがうかがえる結果となった。

  • 豚汁に使う味噌の種類はなんですか?

    豚汁に使う味噌の種類はなんですか?

野菜高騰で豚汁の需要が増加

同社によると、昨今の野菜高騰から、野菜をお得に食べることができる手段として豚汁の注目度が増加傾向にあるという。また、2025年都内を中心に豚汁専門店が急増しており、もともとサイドメニューとして認識されていたところから、主食として楽しまれるようになってきた。

同社は、2025年9月22日週より順次各地で豚汁の「具だくさん仕立て」をリニューアル。購買データによると、具材価値の向上による満足度の向上と、気温低下が相乗効果を生み、10月の売上は9月対比で128%の大幅伸長を達成したとのこと(各地域の豚汁合算の実績)。

  • 各月の豚汁の売り上げ

    各月の豚汁の売り上げ

地域で異なる特長を活かした豚汁商品を展開

同社では地域ごとに異なる豚汁へのイメージに合わせた商品を展開しており、北海道、北陸、関東エリアでは、複数地区での展開のため、トレンド感を意識して、甘めの味わいにしている。また、中部エリアでは、好まれている赤だし味噌をベースにしており、味噌をしっかりと感じられる濃いめの味付けで、みりんのやさしい甘さや椎茸のだしの旨みも感じられるよう仕上げているなど、エリアごとの好みに合わせている。

  • 東北地方「具だくさん豚汁」(398円)

    東北地方「具だくさん豚汁」(398円)

東北地方で発売中の「具だくさん豚汁」(398円)は、仙台みそをベースに、ラードや豚白湯でポークの旨みを付与したスープ。豚肉・ごぼうなどの野菜・豆腐・油揚げ・こんにゃくを使った具だくさんな仕立てとなっている。

  • 北関東地方「肉たっぷり 7種具材の豚汁」(398円)

    北関東地方「肉たっぷり 7種具材の豚汁」(398円)

北関東地方で発売中の「肉たっぷり 7種具材の豚汁」(398円)は、たっぷりの豚肉とコクのある味噌の味わいが特長。厚めにカットした大根と人参、玉ねぎ、ごぼう、豆腐、こんにゃく、ねぎ入りで、具材感のある豚汁。

  • 関東地方、北陸地方「具だくさん豚汁」(398円)※北海道地方は11月18日から発売

    関東地方、北陸地方「具だくさん豚汁」(398円)※北海道地方は11月18日から発売

関東地方、北陸地方の「具だくさん豚汁」(398円)は、こうじみそをベースに豚やだしの旨みをきかせた豚汁。具材には豚肉、味噌や醤油などで炒め煮にした野菜を使用している。

  • 東海地方「赤だし仕立て!具だくさん豚汁」(428円)

    東海地方「赤だし仕立て!具だくさん豚汁」(428円)

東海地方の「赤だし仕立て!具だくさん豚汁」(428円)は、赤だしみそをベースに豚肉やだしの旨みをきかせた豚汁。大根や人参などの具材を厚めにカットした食べ応えのある仕立てに。

  • 関西地方(和歌山県の一部を除く)「7種具材豚汁」(398円)

    関西地方(和歌山県の一部を除く)「7種具材豚汁」(398円)

関西地方(和歌山県の一部を除く)の「7種具材豚汁」(398円)は、豚肉と野菜の旨みを味わえる豚汁。 米味噌とこうじ味噌をブレンドし甘酒を加えた、甘みとコクのある仕立て。

  • 中国地方・四国地方(山口県の一部を除く)「さつまいも入り豚汁」(398円)

    中国地方・四国地方(山口県の一部を除く)「さつまいも入り豚汁」(398円)

中国地方・四国地方(山口県の一部を除く)の「さつまいも入り豚汁」(398円)は、出汁にいりこをほんのり効かせた旨みと甘みのある豚汁。大きめにカットした具材と、さつまいもを彩りよくトッピングした。

  • 九州地方、山口県(一部店舗)「お肉と野菜の旨味 ぶた汁」(398円)※宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く

    九州地方、山口県(一部店舗)「お肉と野菜の旨味 ぶた汁」(398円)※宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く

九州地方、山口県(一部店舗)で発売中の「お肉と野菜の旨味 ぶた汁」(398円)は、2種類の麦味噌をベースにしたコク深いぶた汁。具材は根菜中心の野菜に、厚揚げと青ねぎをトッピングした。