400Fは10月23日、「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」の結果を発表した。調査は10月10日~13日、同社が運営する家計診断・相談サービス『オカネコ』ユーザー360人を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。

  • 日本株と外国額の資産配分比率

    日本株と外国額の資産配分比率

調査によると、現在投資を行っているオカネコユーザーの割合は71.7%。うち、92.3%が日本株を保有しており、外国株保有者(76.4%)を15.9ポイント上回る結果に。また、日本株と外国株の平均資産配分比率を比較すると、日本株が49.5%に対し、外国株37.6%と、日本株の方が高いことから、多くの個人投資家が、日本株を主軸としつつ、外国株も取り入れる「ハイブリッド型」のポートフォリオを構築している実態が明らかとなった。

  • 日本株・外国株に投資する理由

    日本株・外国株に投資する理由

日本株に投資する理由として最も多かったのは、「高配当や株主優待を期待」で58.4%。次いで「企業の成長性を期待」(33.2%)、「為替変動の影響を受けない」「馴染みのある企業に投資したい」(ともに27.2%)と続き、安定的なインカムゲイン(配当や優待)を強く求めているよう。

一方、外国株に投資する主な理由は、「日本株よりも高いリターンが見込める」が最多の51.4%。次いで「資産分散効果を期待」(37.9%)、「企業の成長性を期待」(36.2%)と続き、リターンとリスク分散の双方を重視する姿勢が明らかに。これは、日本株でインカムゲインを狙いつつ、外国株で高いキャピタルゲイン(値上がり益)を追求するという、異なる目的で両方の市場を活用する投資家の戦略を示唆している。

  • 円安の影響は?

    円安の影響は?

次に、「現在の『円安』は、あなたの投資先の選定にどの程度影響を与えていますか?」と質問したところ、64.3%の投資家が円安の影響を「受けている(非常に+ある程度)」と回答。

また、新NISAの成長投資枠を利用している投資家に対し、どのような商品に投資しているのかを教えてもらったところ、「日本株(個別株)」が最多の47.6%。次いで「外国株(投資信託)」(41.6%)、「投資信託「S&P500」」(37.3%)、「投資信託「オルカン」」(36.8%)と続き、成長投資枠では投資信託だけでなく、個別株投資への関心も高いことがわかった。