(左から)横浜DeNAベイスターズの徳山壮磨、相川亮二監督、三嶋一輝(写真:産経新聞社)

 NPBの世界では、ドラフト会議によって毎年多くのプロ野球選手が誕生する。その一方、戦力外通告などで退団する選手も同じように存在する。チームによっては“血の入れ替え”が断行され、多くの選手が非情宣告を受けることになる。ここでは、2025年オフに横浜DeNAベイスターズを構想外となった選手を紹介する。

徳山壮磨

[caption id="attachment_236884" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの徳山壮磨(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:183cm/87kg

・生年月日:1999年6月6日

・経歴:大阪桐蔭高 - 早稲田大

・ドラフト:2021年ドラフト2位(DeNA)

 

 ドラフト2位と大きな期待を受けて、プロ入りした徳山壮磨。昨季はブレイクの足掛かりを掴んだかに思われたが、今季は一軍未登板に終わり、戦力外となった。

 

 大阪桐蔭高、早稲田大と名門校のエースとして活躍した徳山。2021年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから2位指名を受け、プロ入りを果たした。

 

 

 入団後は制球難に陥り、ファームが主戦場に。それでもプロ3年目の昨季は、自身初の開幕一軍入り。

 

 オールスター前までに29試合に登板し、1勝1敗8ホールド、防御率2.45をマーク。夏場以降は腰椎椎間板ヘルニアで離脱となったが、飛躍の兆しを見せた。

 

 しかし今季は、開幕からファーム暮らしが続き、一軍登板がないままシーズン終了。プロ入りからわずか4年で戦力外通告を受けた。

 

 一方、二軍では36試合登板、1勝2敗、防御率3.31とまずまずの数字を記録。26歳とまだ若いだけに、他球団で再起のチャンスを掴みたい。

粟飯原龍之介

・投打:右投左打

・身長/体重:180cm/85kg

・生年月日:2004年2月22日

・経歴:東京学館高

・ドラフト:2021年ドラフト3位(DeNA)

 

 ドラフト3位と高い評価を受けて入団した粟飯原龍之介。プロ入り後は思うような成長曲線を描けず、高卒4年目で戦力外となった。

 

 東京学館高時代には、高校通算33本塁打を記録。大型遊撃手として注目を集め、2021年ドラフト3位で横浜DeNAベイスターズに入団した。

 

 

 ルーキーイヤーは二軍で59試合に出場し、4本塁打、17打点と能力の一端を示したが、打率.187と確実性に苦しんだ。

 

 翌2023年も打率1割台と伸び悩むと、わずか2年で戦力外通告を言い渡され、育成契約に移行。

 

 高卒4年目の今季は、56試合の出場で打率.151、1本塁打、4打点と思うような成績を残せず。さらに守備面では本職の二遊間から一塁や左翼に回り、計6失策を喫した。

 

 攻守に精彩を欠き、今オフに戦力外通告を受けた。二軍では4年連続で打率1割台に終わるなど、プロの壁を痛感することになった。

浜地真澄

[caption id="attachment_236873" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの浜地真澄(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/88kg

・生年月日:1998年5月25日

・経歴:福岡大大濠高

・ドラフト:2016年ドラフト4位(阪神)

 

 昨オフの現役ドラフトで加入するも、右肘の手術もあって1年で戦力外となった浜地真澄。育成選手として再スタートを切る見込みだ。

 

 福岡大大濠高から2016年ドラフト4位で阪神タイガースに入団した浜地。高卒3年目の2019年に一軍デビューすると、同年は救援を中心に21試合に登板。

 

 

 2022年には自己最多の52試合に登板し、1勝3敗21ホールド、防御率1.14の好成績を収めた。

 

 しかし、翌2023年は30試合の登板で3勝1敗6ホールド、防御率5.86と低迷。昨季は復活には至らず、同年オフの現役ドラフトで横浜DeNAベイスターズに移籍した。

 

 新天地で迎えた今季は、開幕直後に一軍へ昇格。3試合に登板したが、防御率6.00と結果を残せず。

 

 さらにコンディション不良により戦列を離れ、7月15日に右肘のクリーニング手術を実施した。

 

 今オフ、育成再契約を前提とした戦力外通告を言い渡され、来季は背番号3桁から逆襲を期すシーズンとなりそうだ。

京山将弥

・投打:右投右打

・身長/体重:183cm/80kg

・生年月日:1998年7月4日

・経歴:近江高

・ドラフト:2016年ドラフト4位(DeNA)

 

 高卒2年目に6勝を挙げ、早くからブレイクが期待されていた京山将弥も、今オフに戦力外通告を受けた選手の1人だ。

 

 近江高から2016年ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団。高卒2年目の2018年には開幕ローテーション入りを果たし、13試合の登板で6勝を挙げた。

 

 

 それでも、昨季はリリーフに転向すると、自己最多の23試合に登板し、2勝1敗5ホールド、防御率2.01の好成績をマーク。

 

 コントロールに苦しむ登板も目立ったが、最速155キロを計測するなど、ポテンシャルの高さを示した。

 

 しかし高卒9年目の今季は、故障離脱もあって一軍未登板に。二軍でも25試合の登板で1勝1敗、防御率6.46と低迷した。

 

 特に投球回(23回1/3)を上回る28与四死球を記録するなど、制球面での課題を克服できなかった

 

 来季の戦力構想外を告げられ、他球団で現役続行を目指していくことになった。

庄司陽斗

・投打:左投左打

・身長/体重:184cm/93kg

・生年月日:2001年5月31日

・経歴:聖和学園高 - 青森大

・ドラフト:2023年育成選手ドラフト4位(DeNA)

 

 プロ2年目の今季は開幕前に支配下登録を勝ち取るも、一軍でのチャンスを掴めなかった庄司陽斗。わずか1年で育成契約に逆戻りとなりそうだ。

 

 青森大から2023年育成選手ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団。ルーキーイヤーは二軍の先発ローテーションを回り、21試合(107回1/3)の登板で、8勝5敗、防御率2.35の好成績を収めた。

 

 

 ファーム日本選手権では6回無失点の好投を見せ、MVPを受賞。支配下登録には至らなかったが、充実したシーズンを過ごした。

 

 今季は、3月13日に支配下登録を締結。しかし、開幕一軍入りを逃すと、レギュラーシーズンでは思うような結果を残せず。

 

 二軍では23試合に登板したが、3勝8敗、防御率3.98と前年から大きく数字を落とした。

 

 最終的に一軍デビューを果たせないままシーズンを終え、今オフに戦力外通告。育成再契約が打診されており、来季は育成選手として再スタートを切ることになりそうだ。

三嶋一輝

[caption id="attachment_236874" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの三嶋一輝(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投両打

・身長/体重:175cm/80kg

・生年月日:1990年5月7日

・経歴:福岡工 - 法政大

・ドラフト:2012年ドラフト2位(DeNA)

 

 2021年には23セーブを挙げるなど、ブルペンの屋台骨を担っていた三嶋一輝。だが、2022年以降は苦しいシーズンを過ごしており、来季の戦力構想から外れた。

 

 法政大から2012年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団すると、ルーキーイヤーから一軍の先発マウンドを経験し、いきなり6勝をマーク。プロ2年目には開幕投手に抜擢された。

 

 

 先発ローテーションへの定着には至らなかったが、2018年にリリーフに転向すると、同年は60試合に登板。

 

 翌2019年には自己最多の71試合に登板し、5勝4敗23ホールド、防御率4.33とフル回転の活躍を見せた。

 

 しかし、2022年に国指定難病の黄色靭帯骨化症を発症。翌2023年に一軍復帰したが、昨季は7試合と登板機会を減らした。

 

 今季は6試合の一軍登板にとどまり、来季の戦力構想外が通達された。

 

 二軍では31試合に登板し、防御率2.43と安定したパフォーマンスを見せており。他球団で現役続行を目指している。

 

 

【了】