横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督(写真:産経新聞社)

 昨季はリーグ3位からの日本一を達成した横浜DeNAベイスターズ。今季もリーグ2位と好成績だったが、指揮官の三浦大輔監督は、2025年シーズン限りでの辞任を決断。ポストシーズンの戦いを残しているが、後任人事にも注目が集まる。ここでは、DeNAの次期監督候補として挙げられている大物を紹介したい。

石井琢朗

[caption id="attachment_234137" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの石井琢朗コーチ(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:174cm/78kg

・生年月日:1970年8月25日

・経歴:足利工

・ドラフト:1988年ドラフト外(横浜)

 

 2022年から横浜DeNAベイスターズでコーチを務める石井琢朗。チームを熟知した存在であり、次期監督の有力候補と目されている。

 

 1988年ドラフト外で横浜大洋ホエールズ(現:DeNA)に入団。投手としてプロのキャリアをスタートしたが、1992年に内野手への転向を決断した。

 

 

 野手転向2年目の1993年にレギュラーへ定着し、自身初の盗塁王(24個)を獲得。1998年にはリードオフマンとして打線を牽引し、打率.314、174安打、7本塁打、48打点、39盗塁の活躍でリーグ優勝、日本一の原動力となった。

 

 その後もチームの中心を担い、2006年に通算2000安打を達成。2012年に広島東洋カープで現役を退いた。

 

 現役引退後は、広島や東京ヤクルトスワローズなどでコーチを歴任。2022年から古巣・DeNAに復帰し、昨季は一軍コーチとして日本シリーズ制覇に尽力した。

 

 今季は主にファームで指導を行っており、内部昇格となれば、筆頭候補となるだろう。

アレックス・ラミレス

[caption id="attachment_234140" align="aligncenter" width="530"] アレックス・ラミレス(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/100kg

・生年月日:1974年10月3日

・経歴:サンアントニオデパウラ高 - インディアンス - パイレーツ

 

 2016年から5シーズンに渡り、チームの指揮を執ったアレックス・ラミレス。監督再登板の可能性も取り沙汰されている。

 

 2001年にヤクルトスワローズで日本でのキャリアをスタートさせると、2003年には打率.333、40本塁打、124打点をマークし、打撃2冠(本塁打・打点)に輝いた。

 

 

 その後も高いパフォーマンスを発揮し、読売ジャイアンツを経て、2012年に横浜DeNAベイスターズに加入。移籍初年度には打率.300、19本塁打、76打点の好成績を収めた。

 

 2014年限りで現役を引退すると、2016年にDeNAの一軍監督に就任。2017年は3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、球団19年ぶりとなる日本シリーズ進出を果たした。

 

 5年間で3度のAクラス入りと手腕を発揮したが、2020年限りで監督を退任した。

 

 6年ぶりとなる監督再登板はあるのか、動向が注視されている。

工藤公康

[caption id="attachment_234138" align="aligncenter" width="530"] 工藤公康(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:左投左打

・身長/体重:176cm/80kg

・生年月日:1963年5月5日

・経歴:名古屋電気高

・ドラフト:1981年ドラフト6位(西武)

 

 福岡ソフトバンクホークスの監督時代には、7年間で5度の日本一を成し遂げるなど、卓越した手腕を発揮した工藤公康。現役時代に横浜ベイスターズでプレーした経験もあり、次期監督候補に名前が挙がっている。

 

 西武ライオンズでプロのキャリアをスタートさせると、福岡ダイエーホークス(現:ソフトバンク)、読売ジャイアンツと複数球団で先発投手として活躍。

 

 

 最優秀防御率4回、最多奪三振2回、最高勝率4回と多くのタイトルを手にした。

 

 43歳を迎えた2007年に横浜へ加入すると、同年は7勝を記録。2009年にはリリーフを中心に49試合に登板した。通算224勝を積み上げ、2011年に現役を引退した。

 

 2015年からソフトバンクで指揮を執ると、就任1年目でリーグ優勝、日本一を達成。7年間でAクラス6回、リーグ優勝3回と常勝チームを創り上げた。

 

 球団OBであり、十分すぎる実績を持つ工藤に白羽の矢が立つ可能性もありそうだ。

斎藤隆

[caption id="attachment_234141" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの斎藤隆コーチ(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:188cm/90kg

・生年月日:1970年2月14日

・経歴:東北高 - 東北福祉大

・ドラフト:1991年ドラフト1位(横浜)

 

 2022年から2シーズンに渡って横浜DeNAベイスターズで投手コーチを務めた斎藤隆も、次期監督候補になり得る1人だろう。

 

 東北福祉大から1991年ドラフト1位で横浜に入団すると、プロ2年目から先発ローテーションに定着。1996年には自身初の2桁10勝を挙げ、最多奪三振(206個)のタイトルを手にした。

 

 

 36歳にして海を渡ると、メジャー初年度はロサンゼルス・ドジャースで72試合に登板し、6勝2敗24セーブ、防御率2.07と躍動した。

 

 その後は複数のメジャー球団を渡り歩き、最後は東北楽天ゴールデンイーグルスでユニフォームを脱いだ。

 

 現役引退後は、東京ヤクルトスワローズで一軍投手コーチを務め、2022年から古巣・DeNAのコーチに就任。投手力強化を図った。

 

 現在は球団本部長付アドバイザーとして編成部門に携わっており、指導者復帰はあるか、注目が集まっている。

村田修一

[caption id="attachment_234136" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの村田修一コーチ(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/92kg

・生年月日:1980年12月28日

・経歴:東福岡高 - 日本大

・ドラフト:2002年ドラフト自由枠(横浜)

 

 今季から横浜DeNAベイスターズのコーチを務める村田修一。次期監督候補の1人に挙げられている。

 

 日本大から2002年ドラフト自由枠で横浜に入団すると、ルーキーイヤーから25本塁打をマーク。チームの主砲を担い、2007年には本塁打王(36本)に輝いた。

 

 

 さらに、翌2008年には打率.323、46本塁打、114打点と傑出した成績を収め、2年連続で本塁打王を戴冠。

 

 だが、チームは低迷期が続き、優勝争いは経験できず。2011年オフに国内FA権を行使し、読売ジャイアンツに移籍した。

 

 巨人でも主軸として活躍し、移籍初年度からリーグ3連覇を経験。2017年は打率.262、14本塁打を記録し、プロ入りから15年連続の2桁本塁打をクリアした。

 

 しかし、若返りのチーム事情により、同年オフに戦力外通告。独立リーグでプレーを続けたが、NPB復帰は叶わなかった。

 

 現役引退後は巨人、千葉ロッテマリーンズでコーチを歴任。今季から14年ぶりに古巣・DeNAのユニフォームに袖を通している。

谷繁元信

[caption id="attachment_234139" align="aligncenter" width="530"] 谷繁元信(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:176cm/81kg

・生年月日:1970年12月21日

・経歴:江の川高

・ドラフト:1988年ドラフト1位(横浜)

 

 球団OBであり、中日ドラゴンズで一軍監督を務めた経験のある谷繁元信も、次期監督候補に挙げられている。

 

 1988年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズ(現:DeNA)に入団した。高卒1年目から一軍出場し、早くから正捕手の座を奪取した。

 

 

 1998年には打率.254、14本塁打、55打点の好成績でリーグ優勝、日本一に貢献し、自身初のベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

 その後も扇の要として活躍し、2001年には打率.262、20本塁打を記録。だが、同年オフにFA宣言し、中日に活躍の場を移した。

 

 移籍後も不動の正捕手として君臨し、中日の黄金期を築くと、2014年には選手兼任監督に就任。

 

 2015年に現役を引退し、翌2016年から監督専任となったが、同年途中で監督解任となった。

 

 以降は現場から離れているが、DeNAの監督候補に浮上している。中日での監督時代は不完全燃焼に終わっただけに、監督再登板はあるのか、動向が注目されている。

 

 

【了】