きょう7日にスタートする日本テレビ系ドラマ『そこから先は地獄』(毎週火曜24:24~)に主演する井桁弘恵。妻からの暴力に苦しむ美しい男性を救いたい思いがやがて愛情に変わり、地獄のような不倫関係へ堕ちていくというハードな役に挑む。
これまでの役はスイッチを切り替えることができたが、今作は「未知ですね」と語る井桁。一方、上京10年という節目に演じる中で、「視聴者の皆さんと一緒に進んでいける、成長できる役なのかな」とも想像する――。
「私生活が沈んでしまうこともあるのかな」
――今回のオファーを受けた際の率直な感想からお聞かせください。
結構ハードなことになりそうだなと思いました。心休まるシーンがなくて、ずっと胸騒ぎがする作品には携わったことがないので、どんな自分が出せるのかという緊張もありますし、自分の心身がどんな影響を受けるのか、もしかしたら私生活も雰囲気が変わってしまうのか…それくらいの衝撃がありました。でも、役者としてはすごく貴重な経験だと思って臨んでいます。
――かなり勇気のいる挑戦ですね。
この作品をやり終わった後の自分がどういう気持ちになるか、どんな世界が見えるのか想像がつかないので、飛び込んでみた感じですね。今28歳ですが、体力と気力があり余っているうちに苦しんで、もがいてみたいという欲があったんです。まだいろんなトライがしやすい年齢だと思うので。
――新しい自分を開けることにもなるかもしれないですね。
そうですね。超奔放になるかもしれないです(笑)
――ご自身は結構役に入り込むタイプですか?
毎回スイッチを切り替えるタイプではあるんですけど、今回に限ってはそれを毎回やると負担になる気がするので、役を演じて自分がどうなっていくのか、未知ですね。
――今まで役がプライベートに影響したことがあったのですか?
あまりないですね。ヤンキー役をやったときに、ちょっと脚を広げがちになったり、口が悪くなったりしたことはありました(笑)。役は引きずらないタイプですが、やっぱりハッピーなシーンの後はどうしたって楽しくなるので、今回はそういう場面が少ないと考えると、私生活がその延長でズーンと沈んでしまうこともあるのかなと思います。
―― 一方で、レギュラーのバラエティもあるので、そこはいい気分転換になりそうですね。
それはありますね。脳が一旦リセットできるし、相乗効果で、ドラマをやってる間はバラエティがまた新鮮でより楽しくなるし、そこからまたドラマの現場に来たら楽しさが倍増する感じがあるので、ずっと両方をやっていたいという願望があります。
――MCを務めている『おしゃれクリップ』は、ゲストの人生を深掘りする番組ですから、他人の人生を演じる俳優業において、参考になる部分も大きいですか?
大きいですね。役者としての立ち姿という部分も学べる番組です。大御所の大ベテランの俳優さんが、皆さん感謝をすごく大事にされているので、そういう部分は自分も忘れないようにしたいですね。
先日、吉田羊さんにお話を伺ったのですが、人を喜ばせることがすごくお好きな方で、現場でもいろんな方に目を配って、盛り上げて、楽しませてらっしゃるんだろうなというのが、共演されている方のお話からも伝わってきて、すごいなと思いました。今回はシリアスで、なかなか救いの少ない作品だからこそ、自分が楽しく盛り上げることができたらいいなと思いますね。
パーソナルジムからの不倫「あり得るな」
――「不倫なんてするはずがない」と思っていた女性が泥沼の不倫に落ちていくというお話ですが、この役への印象はいかがですか?
私は未婚ですけど、結婚する人は「自分は不倫するはずがない」と誰しも思っていることだと思うんです。でも、そうじゃない方向に心が進んでしまった自分に悩んでいる姿を、台本を読んですごく感じました。莉沙の行動や発言を見ていると、愛や恋には、理性ではどうにもならないこともたくさんあると感じるので、つい「分かる」と思ってしまうような言動も多いと思います。
――今作の不倫のきっかけはパーソナルジムですが、井桁さん自身、通われた経験はありますか?
昔行っていたことがあります。例えばめちゃくちゃ相性が良くて気が合って、めっちゃタイプの男性だったら、好きになる可能性もあるかもって思います。それぐらい距離が近いんですよね。
私はそれがちょっと耐えられなくて辞めちゃったんですけど(笑)、だからこそ逆のパターンもあり得るなと思いました。

