三井住友カードが9月30日から募集開始した、一般申し込み可能なカードとして国内初のVisa Infiniteランクのクレジットカード「三井住友カード Visa Infinite(ビザ インフィニット)」。どんなカードなのか。発表会で同社マーケティング本部本部長の伊藤亮佑氏に聞いた。

  • 三井住友カード マーケティング本部本部長の伊藤亮佑氏

    三井住友カード マーケティング本部本部長の伊藤亮佑氏

「三井住友カード Visa Infinite」リリースに至った背景は?

野村総合研究所のレポートによると、世帯純金融資産保有額1億円以上が「富裕層」、5億円以上が「超富裕層」と定義されている。世帯数と資産総額の推移(2021年-2023年)を見てみると、いずれも顕著に増加している。「この傾向はこれからも続いていくと考えています。資産が多い方ほど相対的に支出も多いという方が多くいらっしゃいますのでより買い物利用枠が大きいカードが求められている」と伊藤氏。

  • 日本の富裕層、世帯数と資産総額の推移

    日本の富裕層、世帯数と資産総額の推移

国内キャッシュレス比率(経済産業省調査)を見ても、2017年に21%だったのが2024年には43%まで伸びている。

  • 国内キャッシュレス比率が拡大

    国内キャッシュレス比率が拡大

「言い換えると個人一人ひとりのキャッシュレス比率も上がっているということ。もともと非日常・高額利用がクレジットカードのイメージだったと思いますが、今や日常・少額利用が当たり前になっていて、現金を使わない方もたくさんいらっしゃる状況です。

同じ年収・同じ支出金額であっても、キャッシュレス比率が高まることによって、よりカード利用額が増えていきます。限度枠の大きいカード、それに見合ったカードが求められているということです」(伊藤氏)

経済価値・体験価値を最大限享受できるカード

「三井住友カード Visa Infinite」の年会費は9万9,000円(家族会員は無料)。「Infinite Potential, Infinite Value.(無限の可能性が、無限の価値を生み出す。)」をコンセプトに掲げる。

  • コンセプトは「Infinite Potential, Infinite Value.(無限の可能性が、無限の価値を生み出す。)」

    コンセプトは「Infinite Potential, Infinite Value.(無限の可能性が、無限の価値を生み出す。)」

「当社はこれまで、ナンバーレスシリーズでデジタル・モバイルを起点とした利便性とポイント交換の高い経済性を重視してきました。一方で一般的なプラチナカード・プレミアムカードではステータス性・非日常の体験というところに比重を置いたカードが多かった。Visa Infiniteでは、経済価値・体験価値どちらも妥協せずに最大限享受いただきたいという思いをコンセプトに込めました」(伊藤氏)。

"これまでに類を見ないかなり強い経済的価値"

基本還元率は1.0%、買い物利用枠は最大9,999万円。「買い物の利用枠は当然お客様ごとに設定させていただきますが、かなり多くの方にとって利用枠を気にせずに、お買い物を楽しんでいただけるのではないかと思っております」(伊藤氏)。

  • 基本商品スペック

    基本商品スペック

ナンバーレスシリーズでも好評を得ているというポイント特約店については、 SBI証券のクレカ積立還元率が最大4.0%、対象のコンビニ・飲食店での還元率が最大7%〜20%。 9月にリリースされたスターバックス等のモバイルオーダーも対象になる。

  • ポイント特約店

    ポイント特約店

入会&初期利用特典として、入会後3カ月後末までに100万円以上利用すると、10万円相当のVポイントが還元される。同社史上最大規模の入会特典だそうだ。

  • 入会&初期利用特典

    入会&初期利用特典

さらに1年間の継続と年間700万円以上の利用で、こちらも同社史上最大となる11万円相当の継続特典が用意されている。

  • 継続&年間利用特典

    継続&年間利用特典

仮に年間700万円以上カードを利用すると、入会から約1年後に最大28万円相当のVポイントが得られるということになる。ポイント特約店で還元されるVポイントはこのほかに付いてくるため「これまでに類を見ないかなり強い経済的な価値を誇るカードになっているのではないかなと思っております」と伊藤氏。

  • 年間700万円利用した場合

    年間700万円利用した場合

まとめ

  • 基本還元率1.0%
  • コンビニ・飲食店 還元率 最大20%
  • クレカ積立 還元率 最大4.0%
  • 入会&利用特典 100,000pt
  • 継続&利用得点 110,000pt
  • 経済価値まとめ

    経済価値まとめ

「所有するアート」がコンセプトの券面デザイン

また、伊藤氏は「所有するアート」としてカードデザインのコンセプトを紹介。「利用者の新しい扉を開き、共に時を刻む日時計」をモチーフとしたという。「持つ方の日常を非日常に変える秘密道具のような、高級で品位のあるデザインを目指した」(伊藤氏)。

  • 「所有するアート」がコンセプトのカードデザイン

    「所有するアート」がコンセプトのカードデザイン

カラーはブラックではなくグレイッシュブラウン。ナンバーレスで両A面デザイン。2026年度には追加のセカンドカードとして金属素材を使ったメタルカードの発行も予定している(発行手数料は3万3,000円)。

世界的スポーツ大会、ダイニング、芸術などの会員限定体験イベント

会員限定イベント(抽選)として、国内初のVisa Infiniteランクのカードならではのビザ・ワールド・ワイド(Visa)との強い連携のもと、スポーツ共同プログラムを提供。一例としては、2026年2月開催の「ミラノ・コルティナ2026 冬季オリンピック」において現地の特別な観戦チケット、日本国内でのオープニングナイトパーティーへの招待、スキージャンプ日本代表の壮行会への招待等さまざまなイベントを用意しているという。

「このほかにも世界的なサッカー大会や世界的な野球大会等でもここでしか味わえない特別な体験を多数ご用意しています」(伊藤氏)。

  • Visaスポンサーシップを活用した「スポーツ共同プログラム」で世界的イベントに招待

    Visaスポンサーシップを活用した「スポーツ共同プログラム」で世界的イベントに招待

さらに、「一流の技が織りなすダイニング」「芸術との特別な出会い」「時代を彩る音楽・伝統芸能・スポーツ」「ワンランク上の趣味・ファッション」の4カテゴリーにおいて、カードを持つ人の五感を刺激するような会員イベントを11月からそれぞれ毎月実施していく。

  • 一流の技が織りなすダイニング

    一流の技が織りなすダイニング

  • 芸術との特別な出会い

    芸術との特別な出会い

  • 時代を彩る音楽・伝統芸能・スポーツ

    時代を彩る音楽・伝統芸能・スポーツ

  • ワンランク上の趣味・ファッション

    ワンランク上の趣味・ファッション

コンシェルジュ、ラウンジ、その他プレミアムサービスも充実

コンシェルジュサービスは、世界的に最高品質といわれるテン・グループ・ジャパンとの提携による提供となる。電話に加えて、メール・LINE・専用Webサイトからのリクエスト、多様なチャンネルで24時間365日いつでも気軽に利用できる体制となっているとのこと。

  • コンシェルジュサービス

    コンシェルジュサービス

ラウンジについても、世界1,700カ所以上の空港ラウンジで利用可能な「プライオリティ・パス」を最高ランクのプレステージプランで利用できる。家族会員も対象で回数制限なし。

カルチュア・コンビニエンス・クラブが全国40店舗以上を展開している「SHARE LOUNGE」の無料チケットも毎月プレゼントされる予定。「Olive LOUNGEの上もSHARE LOUNGEになっていますが、それ以外、たとえば丸ビルの中にある丸の内店でも仕事やプライベートで特別な時間を過ごしていただければ」(伊藤氏)。

  • プレミアムラウンジ

    プレミアムラウンジ

そのほか、IHGホテルズ&リゾーツのホテルステータスマッチ、最高1億円を保障する海外国外旅行傷害保険、ローソン・ユナイテッドシネマ劇場の無料アップグレード、TOHOシネマズの会員限定貸切上映会など多数の特典を取り揃えているそうだ。

  • その他プレミアムサービス

    その他プレミアムサービス

「Olive Infinite」も来春発行開始へ

なお、三井住友銀行Oliveのサービスが一体となった「Olive Infinite(オリーブ インフィニット)」についても現在準備中とのこと。決済機能については今回発表された「三井住友カード Visa Infinite」を踏襲しつつ、銀行サービス・証券サービスとOlive独自のサービスも用意しているという。来春発行開始予定。三井住友銀行では9月30日~2026年4月30日、Oliveに入会した際エントリー&条件達成でプラスで3万3,000円相当のVポイントをプレゼントするリリース事前キャンペーンも実施している。

  • 「Olive Infinite」も2026年春に発行開始予定

    「Olive Infinite」も2026年春に発行開始予定