(左から)中日ドラゴンズの石川昂弥、読売ジャイアンツの赤星優志、横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎(写真:産経新聞社)

 レギュラーシーズンの大詰めを迎えている2025年のプロ野球。セ・パ両リーグで順位争いや個人タイトル争いなどが、激しさを増してきている。一方、シーズン最終盤で故障により登録抹消となったプレーヤーも少なくない。そこで今回は、無念の戦線離脱を強いられた選手を紹介したい。

吉川尚輝(読売ジャイアンツ)

[caption id="attachment_217843" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:177cm/82kg

・生年月日:1995年2月8日

・経歴:岐阜・中京高 - 中京学院大

・ドラフト:2016年ドラフト1位(巨人)

 

 クライマックスシリーズ(CS)を控える中、右脇腹痛で一軍登録を抹消された吉川尚輝。替えの利かない存在だっただけに、チームへの影響は甚大だ。

 

 2016年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。プロ入り後は故障に泣いたシーズンもあったが、プロ4年目の2020年に二塁のレギュラーに定着。

 

 

 同年は自身初の規定打席をクリアし、打率.274、8本塁打、32打点、11盗塁をマークした。

 

 その後も安定した成績を残し、昨季は全143試合に出場し、打率.287、5本塁打、46打点、12盗塁の数字。ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

 今季は夏場に一時離脱を強いられたものの、107試合の出場で打率.277、3本塁打、32打点と攻守に渡る活躍を見せていた。

 

 しかし、9月中旬から右脇腹痛によって欠場する機会が目立ち、同月14日に再び戦線を離れることになった。CSへの出場が不安視されている。

今川優馬(北海道日本ハムファイターズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/92kg

・生年月日:1997年1月25日

・経歴:東海大四高 - 東海大北海道キャンパス - JFE東日本

・ドラフト:2020年ドラフト6位(日本ハム)

 

 二軍で打率4割超と圧倒的な結果を残し、満を持して一軍に昇格した今川優馬。一軍でも覚醒の兆しを見せていた中、右ハムストリングの筋損傷で無念の離脱を強いられた。

 

 2020年ドラフト6位で北海道日本ハムファイターズに入団すると、プロ2年目の2022年に94試合出場、打率.227、10本塁打、39打点、4盗塁をマーク。

 

 

 このままレギュラー定着が期待されたが、以降は一軍での出番を減らし、昨季はわずか6試合の出場にとどまった。

 

 プロ5年目の今季は、開幕こそ一軍スタートだったが、5月中旬からファームを主戦場に。それでも、二軍では49試合の出場で打率.414、7本塁打、28打点と猛アピールし、9月9日に再昇格を掴んだ。

 

 同日のソフトバンク戦で3シーズンぶりの本塁打を放つなど、絶好調を維持していたが、同月14日の西武戦で負傷交代。右ハムストリング筋損傷の診断を受け、レギュラーシーズンの復帰は絶望的となった。

 

 掴みかけた大きなチャンスだったが、故障によって失う形となった。

石川昂弥(中日ドラゴンズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:186cm/100kg

・生年月日:2001年6月22日

・経歴:東邦高

・ドラフト:2019年ドラフト1位(中日)

 

 シーズン終盤に待望の今季初本塁打を放った石川昂弥。しかし、浮上の兆しを見せた矢先、故障離脱を強いられた。

 

 東邦高時代には、3年春の甲子園で全国制覇を達成。高校日本代表の4番打者を務めるなど世代屈指の評価を得て、2019年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した。

 

 

 ルーキーイヤーに一軍デビューを果たすも、翌年から2シーズン続けて故障に泣いた。それでも高卒4年目の2023年には、初めて規定打席に到達。121試合に出場し、打率.242、13本塁打、45打点をマークした。

 

 昨季は82試合の出場にとどまったが、打率.272、4本塁打、25打点と成長を見せ、さらなるブレイクを期待させた。

 

 高卒6年目の今季は、開幕から4番打者に抜擢。しかし、攻守で精彩を欠き、4月13日に二軍降格となった。

 

 その後は昇降格を繰り返していたが、9月3日に一軍登録されると、同日の阪神戦で今季初アーチを記録。だが、脇腹を痛めて翌日はベンチ外となり、わずか2日で登録抹消。まさかの故障で、チャンスを逃すことになった。

赤星優志(読売ジャイアンツ)

[caption id="attachment_217844" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:175cm/82kg

・生年月日:1999年7月2日

・経歴:日大鶴ヶ丘高 - 日本大

・ドラフト:2021年ドラフト3位(巨人)

 

 9月14日のDeNA戦で先発登板するも、右肩痛を訴えて1死も奪えずに緊急降板した赤星優志。そのまま戦線を離脱することになった。

 

 日本大から2021年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから一軍に定着し、先発、中継ぎの両軸で31試合登板、5勝5敗5ホールド、防御率4.04を記録した。

 

 

 昨季は21試合登板(9先発)で1勝7敗1ホールド、防御率3.12と黒星が先行。一軍戦力となっていたが、なかなか先発ローテーションの座を守り切れないシーズンが続いた。

 

 プロ4年目の今季は、開幕から先発ローテーションを回っていた赤星。しかし、夏場以降は打ち込まれる登板が目立ち、8月下旬に二軍へ降格した。

 

 再調整期間を経て、9月14日のDeNA戦で先発マウンドに上がったものの、いきなり右肩痛を発症。わずか12球でマウンドを降りた。

 

 ここまで22試合(121回)を投げ、6勝9敗、防御率2.68とまずまずの数字を残していたが、規定投球回に届かず、シーズンを完走することはできなかった。

藤原恭大(千葉ロッテマリーンズ)

[caption id="attachment_231990" align="aligncenter" width="530"] 千葉ロッテマリーンズの藤原恭大(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:左投左打

・身長/体重:181cm/80kg

・生年月日:2000年5月6日

・経歴:大阪桐蔭高

・ドラフト:2018年ドラフト1位(ロッテ)

 

 高卒7年目の今季は、自身初となる規定打席に到達するなど飛躍のシーズンを過ごしている藤原恭大。だが、シーズン最終盤にして戦線離脱を余儀なくされた。

 

 大阪桐蔭高では、3年時に甲子園春夏連覇を経験。走攻守の三拍子揃った外野手として高い評価を受け、迎えた2018年ドラフト会議で3球団から1位指名。競合の末に千葉ロッテマリーンズへの入団が決まった。

 

 

ルーキーイヤーは、高卒新人ながら開幕スタメンに抜擢。同年は最終的に6試合の出場に終わったが、徐々に一軍での出場機会を増やした。

 

 昨季は故障の影響で6月末からの一軍出場となったものの、74試合の出場で打率.290、2本塁打、21打点とブレイクの兆しを見せた。

 

 今季は開幕からリードオフマンに定着し、104試合出場で打率.274、4本塁打、24打点、15盗塁の好成績をマーク。しかし、右背部の痛みを訴え、9月3日に登録抹消となった。

 

 チームの中心選手としての地位を築き始めていた中で、無念の離脱となった。

宮﨑敏郎(横浜DeNAベイスターズ)

[caption id="attachment_231991" align="aligncenter" width="530"] 横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:172cm/85kg

・生年月日:1988年12月12日

・経歴:厳木高 - 日本文理大 - セガサミー

・ドラフト:2012年ドラフト6位(DeNA)

 

 シーズン終盤に右膝後十字靭帯の部分損傷を負い、長期離脱が決定した宮﨑敏郎。クライマックスシリーズ(CS)を控える中、チームにとって大きな痛手となった。

 

 厳木高、日本文理大、セガサミーを経て、2012年ドラフト6位で横浜DeNAベイスターズに入団した宮崎。プロ4年目の2016年に一軍で頭角を現した。

 

 

 翌2017年には打率.323、15本塁打、62打点をマーク。首位打者のタイトルに輝いた。

 

 その後も活躍を継続し、2023年には自身2度目の首位打者(.326)を戴冠。昨季は打率.283、14本塁打、56打点と安定した数字を残し、9年連続で2桁本塁打をクリアした。

 

 プロ13年目の今季も、三塁のレギュラーとして出場を続けていたが、右膝の故障で9月3日に一軍登録を抹消。レギュラーシーズン中の復帰は絶望的となった。

 

 今季は95試合出場、打率.277(規定未満)、6本塁打、39打点という成績でシーズンを終えることになりそうだ。

 

 

【了】