日本テレビは11日、東京・汐留の同局で10月改編説明会を開催。番組編成やコンテンツ戦略の方針を説明した。

  • 日本テレビ本社=東京・汐留

    日本テレビ本社=東京・汐留

「22時台を明確に頑張らなければ」

改編テーマは<「わざわざ、見たい」をもっと。>。流れで見るフロー視聴ではなく、積極視聴につながるコンテンツを増強する方針だ。

具体的には、火曜22時に新バラエティ番組『X秒後の新世界』を編成。4月から水・木・土曜の22時台を改編しているが、「22時台は特にPUT(全局個人視聴率)が大きく下落する時間帯のため、生活者に深く刺さる(=積極視聴)コンテンツが重要。月曜22時『月曜から夜ふかし』のように、火曜22時の新番組『X秒後の新世界』も圧倒的なファン獲得が期待できるソフトです」とし、大井秀一総合編成センター部長は「22時台を明確に頑張らなければならない状況にあります」と力を込める。

9月7日時点の年間視聴率で、ゴールデン帯(19~22時)は日テレ5.3%、テレビ朝日5.1%と2位局を上回っているのに対し、プライム帯(19~23時)は日テレ4.9%、テレ朝5.1%と逆転されている現状。そこで、テレ朝で『報道ステーション』が放送されている22時台の牙城を崩していきたい考えだ。

月曜24時29分にスタートする新バラエティ番組『timeleszファミリア』も積極視聴を狙って編成。「社会現象にもなった話題のオーディションにより、メンバー1人1人に“ストーリー性”を感じられる唯一無二のグループとなったtimelesz。新番組で8人と新たなストーリーを紡ぎます」と説明した。

「ミラノ・コルティナ五輪」をコネクテッドTV生配信へ

また、10月にサービス開始10周年を迎えるTVerや、新たに始まるNHKの新インターネットサービス「NHK ONE」がスタートすることなどを踏まえ、「放送とデジタルの垣根を越えた設計」を目指す。

来年2月の「ミラノ・コルティナ五輪」では、コネクテッドTV(CTV)でのライブ配信を実施予定。これ以降の大会での配信戦略を見据え、新たな広告機会の創出を検討している。

報道の配信コンテンツについても、アジアでなどの海外展開の模索や、月間4000万UBを超えたTVerへのコンテンツ提供など、拡大戦略を継続していく。