首位独走中だが…阪神、来季の去就が不透明な外国人選手6人。動向が注目さ…

 今季はセ・リーグの首位を独走中の阪神タイガースだが、外国人選手に限ると目立った成績を残す選手は少ない。来季もチームに残留できるのかどうか、瀬戸際に立つ選手も存在しており、今後の巻き返しが必須と言える状況だ。そこで今回は、来季の去就が不透明な外国人選手を取り上げる。(今季成績は9月3日終了時点)

ラファエル・ドリス

・投打:右投右打

・身長/体重:196cm/106kg

・生年月日:1988年1月10日

・経歴:ディビナプロビデンシア高 - カブス

 

 電撃復帰を果たしたラファエル・ドリスも、来季の残留が確定とは言い難いだろう。

 

 2016年に阪神タイガースに入団したドリスは、来日1年目で34試合に登板し、防御率2.12の成績を残した。しかし、けがの影響などもあり、同年オフに自由契約となった。それでも翌年2月に再契約を結び、その後も阪神で腕を振った。

 

 

 2017年は守護神として37セーブを挙げ、セーブ王のタイトルを獲得。2018年、19年も50試合以上に登板するなど、フル回転を見せていた。その活躍を評価され、2020年からメジャーの舞台に戻った。

 

 昨季から独立リーグに身を移すと、今季7月に阪神復帰を発表。6年ぶりに縦じまのユニフォームを着ることとなり、ここまでも安定したピッチングを披露している。

 

 とはいえ、来年1月で38歳を迎えるドリスに対し、阪神がどこまでの条件を提示するのかは不透明だ。年俸と年齢のバランスなどを考え、どういった判断をするのか注目が集まる。

グラント・ハートウィグ

・投打:右投右打

・身長/体重:196cm/106kg

・生年月日:1997年12月18日

・経歴:マイアミ大(オハイオ) - メッツ

 

 リリーフ陣強化のために入団したグラント・ハートウィグ。直近の登板では好投を見せているが、果たして来季はどうなるだろうか。

 

 ニューヨーク・メッツに入団し、2023年にメジャー昇格。同年は28試合に登板したが、防御率4.84の成績だった。翌年の飛躍を期待されたものの、2024年はわずか4試合の登板にとどまった。

 

 

 その後はマイナー暮らしが続き、今季もメッツ傘下3Aでプレー。メジャー復帰を果たせないまま、今季7月に阪神タイガースへ入団した

 

 ファームでの調整を経て。8月5日に一軍初登板。中日ドラゴンズ相手に3四球を与えるも、無失点で切り抜けた。それ以降も無失点ピッチングを続けた一方、8月15の読売ジャイアンツ戦で初失点を喫した。

 

 それでも、11試合の登板で防御率1.93の成績を残している。ただ、外国人選手の去就は流動的になるケースも多いだけに、今後の投球次第と言えるだろう。

ハビー・ゲラ

・投打:右投左打

・身長/体重:183cm/85kg

・生年月日:1995年9月25日

・経歴:セントロエドゥカティーボクルトゥラルビリンゲエゼル校 - パドレス - レイズ - ブルワーズ - レイズ

 

 開幕から連続して打ち込まれたハビー・ゲラ。一軍登板は4月を最後に遠ざかっており、厳しい立場に立たされている。

 

 元々は野手でプレーし、2019年に投手転向。サンディエゴ・パドレスからタンパベイ・レイズに移籍し、リリーフで一定の成績を残していた。

 

 

 また、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にパナマ代表で選出された。

 

 同年は結果を残せず、シーズンオフに阪神タイガースへの入団が決定。一軍では59試合に登板し、32ホールドポイント(1勝4敗31ホールド)、14セーブ、防御率1.55と抜群の安定感を見せた。

 

 ところが、今季は4月の横浜DeNAベイスターズ戦で2試合連続3失点。防御率23.14の成績で、二軍降格が決まった。

 

 4月中に一軍復帰を果たすも、安定感を取り戻せずに再降格。それ以降は一軍復帰を果たせておらず、今季は6試合の登板で防御率13.50となっている。

 

 残留に向けて、黄色信号が灯っている。

ニック・ネルソン

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/92kg

・生年月日:1995年12月5日

・経歴:ガルフコーストコミュニティカレッジ - ヤンキース - フィリーズ

 

 決して悪い数字ではないが、登板数が増えていないニック・ネルソンも、去就が不透明な1人と言えるだろう。

 

 ニューヨーク・ヤンキースでキャリアをスタートさせ、2020年にメジャーデビュー。11試合に登板したが、防御率4.79と苦しんだ。また、翌年は防御率8点台とさらに成績が悪化した。

 

 

 その後、フィラデルフィア・フィリーズに移籍すると、2022年はキャリアハイの47試合に登板。ただ、活躍は長く続かず、昨季オフに阪神タイガースへ入団した。

 

 5月に一軍初登板を果たすも、2試合目で負け投手に。ただ、それ以降は一定の登板間隔を開けつつ、一時は防御率0点台をキープした。

 

 ここまで一軍では20試合の登板で、8ホールドポイント(1勝1敗7ホールド)、防御率1.83の数字を残している。

 

 今後も好投を披露し続ければ、来季残留も十分に想定される。

ジェレミー・ビーズリー

・投打:右投右打

・身長/体重:191cm/102kg

・生年月日:1995年11月20日

・経歴:クレムソン大 - ダイヤモンドバックス - ブルージェイズ

 

 昨季から一転、まさかの不振に陥っているのがジェレミー・ビーズリーだ。

 

 ビーズリーはロサンゼルス・エンゼルスに入団するも、メジャー昇格を果たせず。その後、アリゾナ・ダイヤモンドバックスでメジャー初登板を果たし、その後も複数球団でプレーした。

 

 

 メジャーでは未勝利に終わった中、2022年オフに阪神タイガースが獲得を発表。先発、リリーフの両方でフル回転を見せ、2023年は18試合に登板し防御率2.20の成績だった。

 

 昨季は二軍で開幕を迎えたが、終わってみれば14試合の登板で8勝3敗、防御率2.47をマーク。先発の一角として活躍した。

 

 しかし、今季は開幕から失点を重ね、5月下旬からファーム調整が続いたビーズリー。夏場に入って一軍復帰を果たしたものの、ここまで8試合の登板で1勝3敗、防御率4.60に沈んでいる。

 

 相当な巻き返しを見せなければ、来季の契約に暗雲が漂いそうだ。

ラモン・ヘルナンデス

・投打:右投右打

・身長/体重:193cm/102kg

・生年月日:1996年3月2日

・経歴:セナペック高 - 米マイナー

 

 一軍では一発が出ていないラモン・ヘルナンデス。残留か否か、難しい判断となるだろう。

 

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約したが、メジャー昇格を果たせなかったヘルナンデス。その後、アメリカ独立リーグを経てメキシカンリーグに挑戦した。

 

 

 メキシカンリーグでは打率3割を記録し、長打力も健在。長距離を期待できる助っ人野手として、昨季オフに阪神タイガース入りを果たした。

 

 シーズン開幕後は二軍でも苦しんでいたが、5月からホームランを量産。5月中旬に一軍デビューを飾り、交流戦期間ではスタメン出場も増えていた。ただ、爆発的な活躍は見られず、レギュラー定着に至らなかった。

 

 ここまで一軍での本塁打はなく、ファーム成績も特段優れているとは言い難いヘルナンデス。ここまで一軍では39試合の出場で打率.200、5打点にとどまっている。

 

 もう1年様子を見るのか、今季限りとなるのか、不透明な状況だ。

 

 

【了】