ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)・ジャパンは8月22日、加熱式たばこの新製品として、プレミアムセグメントとして位置づける「glo Hilo」「glo Hilo Plus」の2製品を9月1日から全国で発売すると発表した。専用たばこスティック「virto(ヴァルト)」8種類も同時に発売する。

すでに宮城県仙台市で先行販売していた「glo Hilo」は全国展開を開始。価格は3,980円となる。新登場となる「glo Hilo Plus」は6,980円で同時発売。virtoは各580円となっている。8月23日からは東京・表参道にあるOMOTESANDO CROSSING PARKにおいて、「glo Hilo│落合陽一 ポップアップストア表参道」が設置され、それぞれの製品が先行販売される。現地で試用し、そのまま購入が可能だ。

  • 表参道にgloのポップアップストアが開設。新製品の先行販売も行われる

■プレミアムなglo

glo Hiloは従来のgloシリーズに対してプレミアムセグメントとして位置づける新製品。新たな加熱技術「TurboStartテクノロジー」を搭載し、外側と内側から同時に加熱することで、glo Hiloで5秒、glo Hilo Plusで10秒以内という高速な加熱によってすぐに吸い始められるようにした。

  • glo Hilo(右)とglo Hilo Plus。どちらも4色のラインナップ

新たなたばこスティックvirtoとの組み合わせで吸いごたえも追求し、紙巻きたばこユーザーの加熱式たばこへのさらなる移行も目指す。

gloシリーズは、2016年に仙台市で販売を開始したのが始まりで、その後はIQOS、Ploomとともに加熱式たばこの市場を先導してきた。同社では、2035年までに収益の50%以上を加熱式たばこなどの「スモークレス製品」へと展開する方針で、日本では44%が加熱式たばこを中心とした製品で占められるようになったという。

  • BATジャパンのエマ・ディーン社長(左)。右はBATジャパンの副社長兼執行役員(マーケティング担当)のアルバー・ユース氏

この分野では「グローバルにおける収益の8割以上がプレミアムセグメント」とBATジャパン社長のエマ・ディーン氏。「このセグメントを最大の成長機会だと捉えている」と言う。そうした背景から今回、新たなプレミアム製品としてglo Hiloを開発。加熱式たばこで最重要として位置づける日本で先行して投入する。

  • 日本市場では加熱式たばこのシェアが半数に近づき、BATもさらなる拡大を図り、新製品を投入する

glo Hiloは、IQOSイルマ i ワンに似た大きめのバッテリーを内蔵した一体型のデザイン。新製品のglo Hilo Plusは、IQOSイルマ i プライムに似た、充電ケースと本体(ペン)が分離するタイプ。ただし、このホルダーに装着した状態でも利用できるのが大きな違い。気軽に吸いたいときにはペン型で、充電しながら利用したいときにはケースに装着したまま使うといった「EasySwitch」による2種類の利用方法を備えた。

  • glo Hilo。単独で20本分のスティックを吸うことができる

  • glo Hilo Plus。右側のケースに装着して充電と持ち運びができる。実際に利用する際には、ペンを取り外してもいいし、そのまま吸うこともできる

スクリーンを搭載しており、ボタンを押すとバッテリー残量や加熱状況、吸い終わるまでの残り時間などが表示される。さらにglo Hilo PlusはEasyViewタッチスクリーンとして、画面のタッチやスワイプでの操作が可能。

  • glo Hiloの側面にはボタンとスクリーンを搭載。ボタン長押しで加熱がスタート

  • やや大きめのサイズ

  • glo Hilo Plus。Hiloに比べてやや太く、短い

  • 側面のボタンとスクリーン。こちらはタッチに対応

  • 上部にスライドさせると本体となるペンが取り出せる

  • ペン(左)とHiloのサイズ比較

新たなTurboStartテクノロジーを搭載し、差し込んだたばこスティックの外側に加え、内部のピンがスティックの中に差し込まれ、外と内の双方から加熱することで、より高熱に、より高速に加熱できるようになった。

glo Hiloだと5秒以内、glo Hilo Plusだと10秒以内に加熱が終わり、すぐに吸い始められるというのが特徴。高温加熱で吸いごたえも高めた。スタンダードモードとブーストモードの2モードがあり、より吸いごたえを求める人にも対応できる。

吸った回数ではなく、時間で1回のサイクルが決まり、スタンダードモードでは5分10秒、ブーストモードでは4分10秒。これを1本分の時間として、glo HiloとHilo Plusのケース状態だと20本分のバッテリー持続時間。glo Hiloのペン型では2本分の持続時間になるという。

  • 加熱は早い。こちらはHiloなので5秒とさらに早く、すぐに吸い始められる

  • 吸い終わりのスティック。ピンが内部にあり、それを差し込むことでスティック内部からも加熱する。説明員によれば基本的に清掃は不要だという

  • glo Hilo Plusを加熱しているところ

さらにいずれもBluetoothを内蔵し、スマホとワイヤレスで接続。専用アプリ「myglo」アプリを使うことで、デバイス使用状況の管理や紛失時の位置情報の確認、デバイスのロック機能などが操作できる。

  • 専用アプリで設定やデバイスの検索などが可能

  • アプリの画面

ともにルビー、オニキス、サファイア、アンバーの4色が用意され、ケースとしてファブリック・スリーブも用意される。さらにEasySwitchペンを充電する「チャージングドック」、交換用のEasySwitchペンも発売予定。

  • オプションのスリーブ(Hilo用)

  • こちらはHilo Plus用

専用たばこスティックvirtoは、スタンダードのダーク、バランスド、メンソールのアイスド・メンソール・クリック、メンソール・クリック、ミント・クリック、フレーバーのアイスド・ベリー・クリック、ベリー・クリック、メロン・クリックの8種類。価格は580円。

  • スティックは専用品。他glo用のラッキー・ストライクなどは対応しない

既存のglo HYPERなどには「ラッキー・ストライク」「KENT」などのたばこスティックがあり、価格も抑えられているが、virtoはプレミアム製品として20本入り580円となった。virtoをglo Hiloシリーズ専用たばこスティックとして推進していく。より安価なたばこスティックに関しては今後ユーザーのニーズを踏まえて検討していくという。

glo Hiloでは、mygloアプリからデバイス名を名付けたり、起動時の文言を日本語でカスタマイズできたり、味わいや機能性に加えてパーソナライゼーション体験も提供することで、日本のユーザーに対する訴求をしたい考え。

すでに先行で販売していた仙台では、glo Hiloを試した人の2人に一人が購入したということで、非常に好評だったとしており、全国販売のスタートでさらなる人気を獲得したい考え。

■東京・表参道で期間限定のポップアップストアもオープン

全国販売に向けて同社では、期間限定で「glo Hilo│落合陽一 ポップアップストア表参道」をオープンしている。期間は9月7日まで。メディアアーティストの落合陽一氏による屋外のアートエリアには「即今鏡門」が設置され、動く鏡面膜を使った門を通り抜けて会場に入り込むスタイル。

  • 落合陽一氏による「即今鏡門」が目を引くポップアップストア

  • 即今鏡門は鏡のように周囲を反射しつつ、激しく振動していて独特の雰囲気を醸し出す

屋内のイマーシブエリアには、glo Hiloのカラーやフレーバーにインスピレーションを受けた音や香りのコンテンツを用意。音響はm-floが担当。他にもフーディーの浜田岳文氏、ファッションキュレーターのPoggy氏によるドリンクやアイテムも用意した。屋外の一部にはスモーキングエリアも設け、新製品を試用して購入も行える。9月1日の発売を前に購入も可能だ。

  • 屋内にはイマーシブエリアとして体感ゾーンが用意される。これはglo Hiloのカラーをイメージした音楽が流れるコーナーで、円形オブジェの前に立つとセンサーが反応して音楽が流れる

  • こちらはそれぞれのスティックをイメージした香りを体感できる

  • 屋外のスモーキングエリア。ここで新製品を試して購入までできる