北海道に生息するエゾユキウサギは、大きな体に長い足をもち、とても警戒心が強いことで知られています。

そんなエゾユキウサギと共生、共存している果樹園の投稿がXで話題となっています。

今年もブルーベリーを食べてくれる野生のうさぎさん。今年は北海道も異常な暑さでスズメバチが多いので果実を放置しないように、販売しない下の方のブルーベリーを食べて掃除してくれてありがとうございます。労働力不足の我が家では小さくてかわいい従業員さんの存在は毎年の事ながら助かります。
(@haskapfarmより引用)

ポストの主は、北海道の美瑛町にあるハスカップとブルーベリーの果樹園「びえいハスカップファーム(@haskapfarm)」さん。野生のエゾユキウサギが、販売用ではない下の方のブルーベリーを食べにやってくる様子を動画で紹介しました。

  • (@haskapfarmより引用)

動画には、夢中でブルーベリーを頬張るうさぎの姿が映されており、その可愛さに癒される人が続出!

暑さの影響でスズメバチが増える中、不要な果実を放置しないように手伝ってくれるうさぎさん。「小さくてかわいい従業員さん」との表現にも、投稿主さんの温かな視線がうかがえます。

この投稿は大きな反響を呼び、1.8万件のリポスト、16万件のいいねを獲得(8月4日時点)。「季節バイトに来てくれるんだ。良いなぁ。この働き者!」「かわいい従業員さんお疲れ様です」「なるほど!スズメバチ対策にもなるのですね。共存共栄素晴らしいです」「たくさん食べて栄養つけて夏の暑さを乗り切って欲しいですねー」「優しいポストをありがとうございます」など、数々のコメントも寄せられました。

さらに、びえいハスカップファームさんはこんな投稿も。

ブルーベリーを食べてくれるうさぎさんの投稿に皆さん沢山のいいね、コメントありがとうございました。今年の北海道は暑すぎる毎日ですが早朝と夕方は元気に活動するエゾユキさん。いきなり急接近してきましたが、相手は野生動物ですのでこちらも近くの撮影時はいつも緊張しています。 (@haskapfarmより引用)

投稿主さんに聞いてみた

注目を集めた「うさぎの従業員さん」。投稿主のびえいハスカップファームさんに、詳しいお話をお聞きしました。

── エゾユキウサギは毎日何羽ほど農園にくるのでしょうか?

夏の今の時期は毎年少なくて2〜3体くらいは常時園内にいます。春などの繁殖期は9〜10体くらい現れます。

── エゾユキウサギと共生・共存するためにしていることや、感じることなどお聞かせいただけますか?

彼らと共生、共存するのにこちらがしていることは特にありません。果樹の消毒や機械での草刈りや、トラクターでの仕事も毎年変わらず作業しています。

ただ、いつも畑を見回り被害が無いか確認は欠かさずしています。相手はあくまでも野生動物ですので今は大丈夫でもいつまでも同じとは限らないので。

お互い干渉せずお互いがある意味利用している感じで問題が無ければそれで良いよねって感じですね。

── 今回のポストが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?

反響については、今回のポストで野生のうさぎさんと共生、共存することが環境や条件によっては不可能では無いという事例が、ほんの少しでも次の世代や後世に繋がってくれたら嬉しいですね。


びえいハスカップファームさんによると、農園では直接の販売や摘み取りは行っておらず、来園についても控えていただけますようお願いしているそうです。動物の撮影や農園の見学も受け付けていないとのことですので、SNS越しにそっと応援したいですね♪

人が手を出しすぎず、適度な距離感で野生のうさぎと共に生きる。そんな理想的な関係性が息づいていることに、なんだかほっこりさせられますよね!