――1人で生きていくことへの不安はないですか?
ないです。
――バラエティ番組に出演された際に、老後についてすでに考えていて、セレブな老人ホームに入りたいとおっしゃっていましたね。
そうなんです。それも不安だからではなく、自分の進路を決める感覚でいろいろ考えています。
――どんなおばあちゃんになっていたいですか?
新しいものにアンテナを張っているおばあちゃんになっていたいです。おばあちゃんになっても若い子と一緒にいて、刺激をもらって、新しいものを取り入れて、楽しく生きていきたいです。
――そんな老後に向けて、この先はどのように歩んでいきたいですか?
お金が必要になってくるし、体が動けなくなって働けなくなってくると思うので、貯金はしつつ、でも貯金しすぎても、いつ死ぬかわからないので、いい意味であまり何も考えていないかもしれません。もちろんぼんやりとは考えていますが。
――おひとりさま生活で何をしている時が一番幸せですか?
高級料理を食べたり、ハイブランドを買ったり、非現実なことをしている時が、いい刺激をもらえて好きです。高いものはかわいいですし、料理にしてもハイブランドにしても、トップ中のトップの方が作り上げた作品なので、芸術的に素晴らしい。そういう部分ですごく刺激をもらえるなと感じています。
――仕事に関する抱負もお聞かせください。
着実に地道に階段を上っていきたいです。ジャンプアップではなく一段一段。そして気づいたら後輩がたくさんいるみたいな感じになっていたいなと。具体的な目標は特になく、何者でもないというか、ふらっと生きているような人になりたいです。
1994年3月30日生まれ、埼玉県出身。アイドルグループ・AKB48の元メンバーで第9期生。愛称は「ぱるる」。2016年にAKB48を卒業し、その後は女優など幅広く活躍。主な出演作にドラマ『ゆとりですがなにか』(16)、連続テレビ小説『ひよっこ』(17)、『ハレ婚』(22)、『私のシてくれないフェロモン彼氏』(22)、映画『劇場霊』(15)、『飛んで埼玉』(19)、『さかなのこ』(22)、『凪の島』(22)など。2024年に初のエッセイ本『ぱるるのおひとりさま論』を刊行。
ヘアメイク:信沢Hitoshi スタイリスト:黒瀬結以